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(Tue)12:00

【新譜情報】ルドルフ・ゼルキンのピアノ協奏曲集&ソロ録音集 

ピアノ協奏曲集/ブラームス,プロコフィエフ,バルトーク

ブラームス:ピアノ協奏曲全集、プロコフィエフ&バルトーク:ピアノ協奏曲集ブラームス:ピアノ協奏曲全集、プロコフィエフ&バルトーク:ピアノ協奏曲集
(2013/09/25)
ゼルキン(ルドルフ)

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タワーレコードとのコラボレーション企画"Sony Classical" スペシャル・セレクション第7期では、ルドルフ・ゼルキンのピアノ協奏曲集とピアノ独奏曲集の2種類がリリースされる。
9月25日発売予定。タワーレコードだけでなく、amazonでも予約受付中。


ピアノ協奏曲集は、ブラームスの第1番&第2番、バルトークの第1番、プロコフィエフの第4番。
ブラームスは、名盤のセル&クリーブランド管盤。輸入盤・国内盤とも昔から出ているし、今でも簡単に入手できる。
個人的には、それ以前にオーマンディ&フィラデルフィア管と録音した第2番も入っていれば、さらに良かったのだけど。(3枚組になると価格も高くなるので無理だろうけど)
セルとオーマンディという指揮者のメンタリティの違いやオケのカラーも反映しているせいか、オーマンディとの録音は、セルと比べてやや緊張感には欠けるけれど、ずっと明るい色調で伸びやかな開放感があって楽しそう。
イタリアの明るい陽光に溢れた第2番の雰囲気がよく出ている気がする。

プロコフィエフとバルトークは輸入盤しかなく、それも廃盤になっていたはず。
この輸入盤は随分昔に聴いたので、あまりよく覚えていない。
記憶にあるのは、バルトークは、ポリーニ&アバド盤よりも、殺伐とした無機的な感じは薄かったこと。また聴き直してみよう。
オーマンディ&フィラデルフィア管と録音したプロコフィエフの第4番は、もともとほとんど聴かない曲なので、曲自体を覚えていない。
プロコフィエフなら、第2番と第3番が好きなので、どちらかを録音してくれたら良かったのに...と思わないでもない。
それにしても、左手のためのコンチェルトという、やや地味な第4番を録音したのはどうしてなんだろう?

4曲とも分売盤のCDを持っているので、この新譜は買う必要がない。
ブラームスのピアノ協奏曲集なら、CDを持っている人は多いだろうし、他の盤でも買えるので、結局、ゼルキンの弾くバルトークやプロコフィエフを聴きたいかどうかによって、お買い得度が違う。


ブラームスのピアノ協奏曲第2番。伴奏はセル指揮クリーブランド管。
Brahms - Piano Concerto No.2 in B flat major Op.83 - PART 1 of 6 - RUDOLF SERKIN
Cleveland Orchestra conducted by George Szell.



ブラームスのピアノ協奏曲第2番。この新譜には収録されていないオーマンディ&フィラデルフィア管との録音。
Brahms-Pianoconcerto no. 2 in B-flat Major op. 83 (Complete)
Rudolf Serkin: piano-Philadelphia Orchestra-Eugene Ormandy: conductor(1960)




ピアノ独奏曲集/ブラームス、ハイドン、レーガー

ゼルキン・プレイズ・ブラームス、ハイドン&レーガーゼルキン・プレイズ・ブラームス、ハイドン&レーガー
(2013/09/25)
ゼルキン(ルドルフ)

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ソロ録音集は1979年~1985年のもの。すでに76歳以降の高齢になった頃の録音。
ブラームスとレーガーの曲は、それぞれ別のCDでライブ録音も出ている。
ブラームスは、ゼルキンが得意としていた《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》と、ブラームス晩年の《4つのピアノ小品 Op.119》。
ヘンデルバリエーションは、この1979年のスタジオ録音と1957年ルガーノでのライブ録音が残っている。
晩年のゼルキンは響きにこだわるようになり、録音を聴くとソノリティが美しい。
1950年代の若かりしゼルキンは、総じてテンポが速めで、ややゴツゴツとしたタッチに男性的な骨っぽさもあり、ライブだと躍動感も加わる。好きなのはこの若い頃のゼルキンの方。

レーガーのピアノ作品のなかでも、とりわけ重厚長大で複雑な難曲《バッハの主題による変奏曲とフーガ》は、リサイタルでも弾いていた。
CDで聴くのでもかなり骨が折れるのに、リサイタル向きの曲とはとても言えない(と思う)。

ソニークラシカルでの最後の録音、ハイドンの《ピアノ・ソナタ第60番/Hob.XVI-50》。
この演奏は聴いたことがないし、そもそも録音していたのも知らなかった。
ブラームスとレーガーはライブ録音で聴いているし、ハイドンは最晩年の演奏なので、このソロ録音集を買うかどうかは微妙なところ。


1957年のルガーノライブのヘンデルバリエーション。
Brahms-Variations and Fugue on a Theme by Händel Op. 24-(1/2)
Rudolf Serkin: piano-Lugano-1957


タグ:ブラームス プロコフィエフ バルトーク レーガー ハイドン ゼルキン

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