【新譜情報】カヴァコス ~ ブラームス/ヴァイオリン協奏曲・ハンガリー舞曲集、バルトーク/ラプソディ第1番&第2番
2013-08-25(Sun)
カヴァコスのDECCA移籍第2弾の録音は、予定通りブラームスの《ヴァイオリン協奏曲》。
伴奏は、リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管。
カップリングはピアノ伴奏によるヴァイオリンソロ。
ポピュラーなブラームス=ヨアヒム編《ハンガリー舞曲》より第1,2,6,11番。
それよりも面白そうなのが、バルトークの《ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ第1番&第2番》。
有名なヴァイオリンソナタではなく、さらに、オーケストラ伴奏編曲版ではなく、原曲のヴァイオリン&ピアノ版の《ラプソディ(狂詩曲)》を入れているのが珍しい。
ピアニストは、ペーテル・ナジ。
昔からECM盤でカヴァコスのピアノ伴奏をしていたけれど、SONY盤など最近の録音では見かけなかった。
ナジはハンガリー出身のピアニストなので、バルトークは得意としているに違いない。
バルトークの作品には、「ラプソディ」という曲が編曲も含めて数曲あって、ややこしい。
《ピアノのためのラプソディ Op.1 Sz.26》と編曲版《ピアノと管弦楽のためのラプソディ Op.1 Sz.27》もあり、《ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ》とは別の作品。
《ピアノのためのラプソディ》は、《ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ》よりも民族色が薄く、悲愴感とオドロオドロしさが強い。
《ピアノのためのラプソディ》も録音はかなり少ない。私が持っているのは、アンダの《ピアノと管弦楽のためのラプソディ》の録音くらい。
比較的最近のものらしいブラームス《ヴァイオリン協奏曲》のライブ録音。
伴奏は、チョン・ミュンフン指揮RFPhil.Orch.
Kavakos - Brahms - Violin Concerto - Movt. I, Part 1
シゲティとバルトーク自身のピアノ伴奏による《ラプソディ第1番》のライブ録音。
1940年4月13日、The Library of Congressにて。
Josef Szigeti, Béla Bartok: Rhapsody n°1
こちらはピアノ伴奏版ではなく、《ヴァイオリンとオーケストラのためのラプソディ第2番》。
Bartok-Rhapsody No. 2 for Violin and Orchestra
スターンのヴァイオリン、バーンスタイン指揮NYフィル(1962年)
新譜のピアニスト伴奏者がエンリコ・パーチェでないのが、個人的にはかなり残念とはいえ、カヴァコスのライブ映像を観てしまうと、やっぱりカヴァコスのブラームスをCDで聴きたくなってくる。
それに、バルトークはかなり好きな作曲家なので、《ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ》も聴きたいので、amazonかタワーレコードで予約しておこうと。
<参考情報>
狂気じみた盛り上がりと双子の狂詩曲♪Bartok/2つのラプソディー[読後充実度 84ppm のお話]
《狂詩曲》の作曲にまつわるお話がちょっと載っている。リスト、ラヴェル、ジプシー音楽とハンガリー民謡との関係など。
この記事で引用されている伊東信宏著 『バルトーク ― 民謡を「発見」した辺境の作曲家』は、4年くらい前に読んだことがある。
内容はほとんど覚えていないので、過去のブログ記事を調べると、「第4章 「ハンガリー音楽=ジプシー音楽」という通説をめぐって」について、メモが残っていた。
多少の手間暇をかけても、少しでも記録を残しておくと、後になって少しは役に立つ。
伊東信宏著 『バルトーク ― 民謡を「発見」した辺境の作曲家』 (中公新書)
※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。
伴奏は、リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管。
カップリングはピアノ伴奏によるヴァイオリンソロ。
ポピュラーなブラームス=ヨアヒム編《ハンガリー舞曲》より第1,2,6,11番。
それよりも面白そうなのが、バルトークの《ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ第1番&第2番》。
有名なヴァイオリンソナタではなく、さらに、オーケストラ伴奏編曲版ではなく、原曲のヴァイオリン&ピアノ版の《ラプソディ(狂詩曲)》を入れているのが珍しい。
ピアニストは、ペーテル・ナジ。
昔からECM盤でカヴァコスのピアノ伴奏をしていたけれど、SONY盤など最近の録音では見かけなかった。
ナジはハンガリー出身のピアニストなので、バルトークは得意としているに違いない。
![]() | Violin Concerto (2013/10/08) J. Brahms 試聴ファイルなし |
バルトークの作品には、「ラプソディ」という曲が編曲も含めて数曲あって、ややこしい。
《ピアノのためのラプソディ Op.1 Sz.26》と編曲版《ピアノと管弦楽のためのラプソディ Op.1 Sz.27》もあり、《ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ》とは別の作品。
《ピアノのためのラプソディ》は、《ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ》よりも民族色が薄く、悲愴感とオドロオドロしさが強い。
《ピアノのためのラプソディ》も録音はかなり少ない。私が持っているのは、アンダの《ピアノと管弦楽のためのラプソディ》の録音くらい。
比較的最近のものらしいブラームス《ヴァイオリン協奏曲》のライブ録音。
伴奏は、チョン・ミュンフン指揮RFPhil.Orch.
Kavakos - Brahms - Violin Concerto - Movt. I, Part 1
シゲティとバルトーク自身のピアノ伴奏による《ラプソディ第1番》のライブ録音。
1940年4月13日、The Library of Congressにて。
Josef Szigeti, Béla Bartok: Rhapsody n°1
こちらはピアノ伴奏版ではなく、《ヴァイオリンとオーケストラのためのラプソディ第2番》。
Bartok-Rhapsody No. 2 for Violin and Orchestra
スターンのヴァイオリン、バーンスタイン指揮NYフィル(1962年)
新譜のピアニスト伴奏者がエンリコ・パーチェでないのが、個人的にはかなり残念とはいえ、カヴァコスのライブ映像を観てしまうと、やっぱりカヴァコスのブラームスをCDで聴きたくなってくる。
それに、バルトークはかなり好きな作曲家なので、《ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ》も聴きたいので、amazonかタワーレコードで予約しておこうと。
<参考情報>

《狂詩曲》の作曲にまつわるお話がちょっと載っている。リスト、ラヴェル、ジプシー音楽とハンガリー民謡との関係など。
この記事で引用されている伊東信宏著 『バルトーク ― 民謡を「発見」した辺境の作曲家』は、4年くらい前に読んだことがある。
内容はほとんど覚えていないので、過去のブログ記事を調べると、「第4章 「ハンガリー音楽=ジプシー音楽」という通説をめぐって」について、メモが残っていた。
多少の手間暇をかけても、少しでも記録を残しておくと、後になって少しは役に立つ。

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。