坂田阿希子著 『おいしいフレンチトースト パンペルデュ』 

2013, 09. 19 (Thu) 18:00

パンペルデュ―おいしいフレンチトースト

食パンやフランスパンと卵が余っていると作りたくなるのがフレンチトースト。
フライパンで焼けばフレンチトーストになるし、数切れにカッティングしてオーブンで焼けばパンプディング。

フレンチトーストで思い出すのは、随分昔に大ヒットした映画『クレーマー・クレーマー』。
特にフレンチトーストを作るシーンは有名。
こんなに不味そうなフレンチトーストは、笑うのを通り越して、悲惨...。

Kramer vs Kramer French Toast



このレシピブックを読むと、簡単でワンパターンだったフレンチトーストでも、ちょっとした工夫でいろんなバリエーションが楽しめる。
”パンペルデュ”は、もともとフランス語で「だめになったパン」という意味。
時間がたってカチカチになった食パンやフランスパンでも、牛乳と卵を混ぜた液に浸して、「パンペルデュ」(英語で言うところのフレンチトースト)にすれば、とろとろ食感の美味しいお菓子パンやお食事パンに変身。

パンペルデュ―おいしいフレンチトーストパンペルデュ―おいしいフレンチトースト
(2010/12/10)
坂田 阿希子

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フレンチトーストというと、砂糖(または蜂蜜、メープロシロップ)がたっぷり振りかけられた甘~い(シュクレ)パンだと思っていたら、「サレ」という食事向きの甘くないフレンチトーストのレシピがたくさん載っている。
これを早速作ってみたら、しっかりチーズ味で、朝食にはぴったり。

使うパンは、食パン、フランスパンから、ブリオッシュまで、だいだいどんなパンでもOK。
パンの種類や厚みと、牛乳&卵の混合液の濃度や種類によって、浸す時間が違う。
食パン6枚切りのシュクレだと、20~30分くらいで混合液を吸収して、とろとろになる。

基本の「シュクレ」は、牛乳、卵、砂糖。
基本の「サレ」は、牛乳、卵、パルメザンチーズ、塩・こしょう。
フライパンでパターを溶かして、そこに、混合液をたっぷり吸ってとろとろになったパンを入れて、弱火でふっくらと焼き上げる。
(他のレシピだと、卵と牛乳の混合液を使うのではなく、牛乳にパンを浸してから、卵液に絡めるというのも見たことがある)

ほとんどのレシピは、基本の「サレ」か「シュクレ」のレシピを使ってでパンペルデュを焼くので、その上に載せるトッピングのバリエーションがたくさん載っている。
トッピングを変えただけではなく、基本の「サレ」「シュクレ」の材料の一部を変えたり、加えたりしている。
牛乳の全量または一部を果物ジュース(オレンジジュースなど)、紅茶(アールグレイ)、コーヒー、ココナッツミルク、ビールに代えたり、生クリームやチョコレートを加える、砂糖を黒糖に代える、etc.。
おなじみのフレンチトーストといえども、これならバリエーションが豊富。

朝食、昼食、おやつ、おつまみと4種類のパンペルデュに分けて、それぞれレシピが10件前後。
写真はシンプル。見開き2頁でレシピが1つ。
レシピによって、使っているパンや浸し液が違うので、浸す時間の目安が載っている。20分~1時間くらいのものが多い。
砂糖の量は私にはちょっと多いので、分量を減らすとほんのり甘くてちょうど良い。(蜂蜜やメープルシロップもかけないので)


1分で中まで浸透♪フレンチトースト♪ [レアレアチーズ/Cookpad]
クックパッドで見つけたフレンチトーストの大人気レシピ。
パンをフライパンで焼く直前に電子レンジで短時間加熱すると、牛乳・卵の混合液がしっかり浸透するという時短レシピ。つくれぽが5000件近くあるというのは凄い。



あまったパンで魔法のレシピ (ヨーロッパ発おばあちゃんの知恵)

amazonでたまたま見つけて面白そうだったレシピブックが『あまったパンで魔法のレシピ』。
パンペルデュのレシピは2つだけ。前菜、スープ、メインディッシュ、おかず、スイーツと、余ったパンをいろいろ方法でリメイクして美味しく食べるレシピ集。
目次を見ると、イタリア、フランス、ドイツ、スペインの家庭に代々伝わるレシピを掲載。
パンの使い方には、パターンがいくつかあり、そのままパンを使う(トルティーヤ、ブルスケッタ、ミニピザなど)、スープに混ぜる(ガスパチョなど)、具材にする(オニオングラタンスープ、ポトフ、グラタン、など)、代替材料に使う(キッシュ、チーズタルトなど)。

あまったパンで魔法のレシピ (ヨーロッパ発おばあちゃんの知恵)あまったパンで魔法のレシピ (ヨーロッパ発おばあちゃんの知恵)
(2013/01/19)
尾田 衣子

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実際に本書を読んでみると、期待していたほどには作りたくなるレシピが多くはなかった。
パンを小さく切ってから、オリーブオイルで野菜とかと一緒に炒める「ミガス」は、クルトンの応用編みたいな料理。(小さなキューブ状のパンをオリーブオイルを絡めてオーブンで焼けば(または揚げれば)クルトン。これが美味しくて、おやつ代わりにもなる)

デザートのチーズケーキとかは、パンで大体せずとも、小麦粉とか本来の材料を使えば良い気がする。
やっぱりパンの再利用方法なら、フレンチトースト、パンプディング、ラスク、クルトン、ピザあたりが、作りやすいし、パン自体が美味しく食べられる。
内容以前に気になったのが構成。料理レシピは、ほとんどが見開き2頁(写真、レシピ)で1つ。
この体裁のレシピブックは結構多くて、レシピ数が少ないのはよくあることだけれど、本書の場合は、レシピが載っているページの余白があまりに多い感じがする。(半分近くが余白かも)

2 Comments

ポンコツスクーター  

クレーマー・クレーマー

こんにちは。
懐かしい映画ですね。昔、名画座に観に行きました。
ダスティン・ホフマンのだめっぷりがなんともかわいらしく、印象に残るシーンです。
フレンチトーストをむしょうに食べたくなったものです。

2013/09/22 (Sun) 19:06 | REPLY |   

yoshimi  

フレンチトーストというものを初めて知りました

ポンコツスクーター様、こんばんは。

子供の頃は、フレンチトーストなるものを自宅で食べたことがなくて、たしかこの映画を見て、そういうものがあるのだと知ったのでした。

今ではフレンチトーストは大好きなので、ホームベーカリーで焼いたパンを使って、時々作ります。
うっかりすると糖分がたっぷり入ってしまうので、実はとてもキケンな食べ物です。
シュガーレスでパルメザンチーズ入りのフレンチトーストは、その点安心ですし、結構美味しかったです。

2013/09/22 (Sun) 23:45 | EDIT | REPLY |   

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