フォーレ/夢のあとに (歌曲、チェロ編曲、ピアノ編曲) 

2013, 10. 10 (Thu) 12:00

秋の季節に似合う歌曲というといろいろあるのだろうけれど、私が聴きたくなる曲の一つが、フォーレの《夢のあとに》。
フォーレは滅多に聴かないけれど、歌曲集だけは好きなので、時々思い出したように聴いている。
《夢のあとに》は女声でしか聴かないけれど、一番好きなのは、ソプラノではなく、コントラルトのシュトゥッツマン。
甘さの少ないハスキーな低音の硬質の歌声と、彫の深い陰翳のある表現が、とても渋い。
初めて聴いたフォーレの歌曲集がシュトゥッツマンのCDで、とても気に入って度々聴いているせいか、ほとんど擦り込み状態になっている。

Fauré - Après un rêve - Nathalie Stutzmann



夢のあとで~フォーレ歌曲集夢のあとで~フォーレ歌曲集
(2007/11/07)
シュトゥッツマン(ナタリー)

試聴する(amazon.uk)




<チェロ編曲版>
《夢のあとに》はチェロ名曲集にもよく入っている。
低音の深く陰翳のあるチェロの豊かな響きがこの曲には良く似合う。(ヴァイオリンよりも人間の歌声に近い気がする)
チェロ版では、Youtubeで再生回数が一番多いのが、ステファン・ハウザー(DodomoのCMで話題になったチェリストらしい)。スローテンポでフレージングの息が長く起伏も少ないせいか、私にはべた~と粘着的な感じがする。
好きなピアニストのフランク・ブラレイが伴奏、ゴーティエ・カピュソンがチェロを弾いているライブ映像も発見。
マイスキーのようなどっぷりと感情移入したチェロは苦手なので、音も表情も引き締まって端正な叙情感のカピュソンのチェロはとてもよい感じ。

Gautier Capuçon and Frank Braley - Fauré Après un rêve




<ピアノ編曲版>
《夢のあとに》でとても好きな編曲バージョンは、ピアニストのフィオレンティーノが編曲したピアノソロ。
人間の歌声とは違うピアノの高音とこの編曲だと、渋いシュトゥッツマンの歌とは違って、とろけそうなくらいに甘美でムーディ。
Youtubeでこの演奏をたまたま聴いたがために、フィオレンティーノのBOXセットを買うことになったくらい、いつ聴いても、フィオレンティーノのピアノにはうっとり。

Fiorentino plays Fauré Après Un Rêve


タグ:フォーレ フィオレンティーノ

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。

2 Comments

ANNA  

フォーレも秋が似合いますね

yoshimiさん

こんにちは。
フォーレも秋が似合いますね。
「夢のあとに」人の声と、チェロ編曲、ピアノ編曲による演奏と楽しませていただきました。楽器の違いもありますけれど、演奏によって作品が持つ色合いも違ってくるものなんですねー。

カピュソンのチェロは、今回初めて聴いたのですけれど、静かな叙情感が私の好きな感じです。私もどっぷりというのは...

また、お気に入りの演奏家と出会えました。
yoshimiさん、ありがとうございます。

2013/10/20 (Sun) 08:14 | REPLY |   

yoshimi  

フォーレの聴き比べ

ANNA様、こんにちは。

フォーレの有名な曲はだいたい聴いたことがありますが、好きなのは歌曲です。
「夢のあとに」は、編曲バージョンがいろいろありますから、聴き比べてみると面白いですね。
それに歌手によってもかなり雰囲気が変わります。
ピオーも録音してますが、陰影は薄くてかなり元気に歌ってました。(私はシュトゥッツマンが一番好きですが)

チェロ曲は全然詳しくないのですが、ピアニストのブラレイとよく室内楽を弾いているのでカピュソンを知りました。若手ではとても有名な人のようです。
私が知っている数少ないチェリストのなかで好きなのは、独特の軽やかな音色のイッサーリスとウィスペルウェイです。

2013/10/20 (Sun) 12:29 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment