2013_11
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(Mon)12:00

リスト=ブゾーニ編曲《スペイン狂詩曲》 

リストの《スペイン狂詩曲》はピアノ独奏曲。
この編曲版があるとは全然知らなかったけれど、バッカウアーの音源集を聴いていて、ブゾーニがピアノ&管弦楽版に編曲した曲を録音していた。
録音はそれほど多くはなく、有名なピアニストではエゴン・ペトリが録音している。

ピアノ独奏だけでも荘重華麗で情熱的な曲なのに、さらにカラフルな音色と厚みのある響きの管弦楽が加わって、《スペイン狂詩曲》の曲想によく似合う。
もともとこの曲が好きなので、このブゾーニ編曲版もかなり好きな曲。(この音源の音質がちょっと古めかしいけれど) ピアノ協奏曲というよりは、ピアノ独奏付き管弦楽曲版といった感じがする。
この編曲版を聴いて後に原曲を聴くと、ピアノ独奏だけでもシンフォニックなのがよくわかる。
ソロよりも管弦楽曲付きの方が原曲のように思えてくるくらい。


ピアノ&管弦楽曲版。ピアノはバッカウアー。
Gina Bachauer plays Liszt Rapsodie Espagnole (arr. Busoni)



原曲のピアノソロ。録音は多数あるけれど、私はハフかキーシンの録音でよく聴いていた。
これはキーシンの来日時のライブ映像。

エフゲニー・キーシン(Evgeny Kissin) - リスト スペイン狂詩曲 1/2


タグ:ブゾーニ バッカウアー キーシン フランツ・リスト

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2 Comments

ミッチ  

No title

こんばんは。もともとスペインの旋律を使用している曲ですので、スペイン色は独奏曲の方でもあるのですが、この協奏曲の編曲ではさらにスペイン色が強くなっている感じがします。

この編曲の初演は独奏バルトーク、指揮ブゾーニの親友同士のコンビで行われたと記憶しています。そして記事中でペトリことを言及されてますが、ペトリとミトロプーロス(2人ともブゾーニの弟子)というコンビで録音されたものが世界発録音みたいです。

バルトークは学生時代からスペイン狂詩曲を演奏していたようです(その時は当然独奏曲)。お気に入りだったのでしょうか。

2013/11/11 (Mon) 23:20 | REPLY |   

yoshimi  

ペトリの録音

ミッチ様、こんばんは。

バルトークとブゾーニで初演とは豪華な顔ぶれですね。録音が残っていたら聴いてみたいくらいです。
録音を少し探したのですが、あまりないようです。
ペトリの音源はYoutubeにありました。録音が1941年で指揮がミトロープスなので、世界初録音の音源らしいですね。

協奏曲版は、楽器が増えて音色もカラフルになって、華やかさが増していますが、バッカウアーよりもペトリの録音の方が、哀感深く叙情的でスペイン色が強いように感じます。

バルトークは、民俗色の濃い曲が好きだったのかもしれませんね。
この曲を愛奏していたのであれば、バルトークのピアノの腕は確かだったのでしょう。(ピアノコンクールに出るくらいですし)

2013/11/12 (Tue) 01:19 | EDIT | REPLY |   

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