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フメクリストいらずの iPad/iPhone用電子楽譜ビューア 「piaScore」
日経BPのオンライン記事「iPadで270ページの楽譜を“譜めくり”、30年ぶり演奏支えた日本発1人ベンチャー」で紹介されていたのは、国内ベンチャーが開発した楽譜ビューア「piaScore」。

現代曲で楽譜を置いて演奏することはよくあるけれど、2時間以上かかって演奏するアルカンの長大な曲「すべての短調による12のエチュード」は、紙楽譜は270ページもあるという。
この曲を来日リサイタルで弾いていた若手ピアニストのヴィンチェンツォ・マルテンポは、暗譜ではなくて、iPadを使って「piaScore」の表示させる楽譜を見ながら演奏。
楽譜を見ながら演奏するときは、フメクリスト(譜めくりする人)がピアノの横に座るのだけど、今回はフメクリストはいない。
マルテンポは、普段はAndroid版タブレットにPDFファイルを表示しながら演奏していたそうで、来日した時に演奏会主催者が小池宏幸氏が開発した「piaScore」を紹介すると、マルテンポはすぐにそれを使うことにしたという。


piaScoreホームページ

piaScore ver.3.0 new features



無料楽譜ビューア piaScore[itunesプレビュー]

楽譜クラウドサービス「Cloud Play」(IMSLPに登録されているクラシック楽譜56,000曲をダウンロード)
PDFファイルのサポート(手持ちの楽譜データを転送)
自由な書き込み(色・太さ・筆先を変えられる6種類のペン)
ジェスチャー譜めくり(iPad の前で「頭」か「手」を振る)
簡単な楽譜めくり "Air Page Turning" (iPhoneが必要)
Bluetooth ペダル “AirTurn” のサポート(足で譜めくり)
piaScore ツール(鍵盤、チューナー、レコーダー搭載)
メトロノーム機能
YouTube上の関連動画の再生
デジタル楽譜ストア 「piaScore ストア」
曲解説の閲覧(ピティナの「ピアノ曲事典」情報が閲覧可能)


ipadもiphoneも持っていないので、試用できないけれど、使ってみたいなあと思わせられるほど「piaScore」には便利な機能がいっぱい。

ipadでは、楽譜を見ながら自分の頭を左に動かすと譜めくりされて、次のページが表示される。
演奏中に首を動かすことは忘れないだろうけど、つい感情移入が激しくなってうっかり首を動かしてしまうと、譜めくりされてしまいそう。上体を揺らして演奏する人が使う時は要注意?

iPhoneリモートコントローラーアプリ「piaScoreAir」を使うと、iPhone 上部の近接センサーに手を近づけて譜めくりできる。
これは練習中は便利。演奏会本番では、譜めくりする時に片手が空いているとは限らないので、使えないかも。
Bluetoothで接続した米国メーカー製のペダルを踏むと楽譜をめくれる機能があるので、プロのピアニストならそれを使えば大丈夫。
これも、ペダルワークが煩雑な部分で譜めくりするときは、足がこんがらがらないように、気を付けないといけない気がする。「piaScoreAir」の手をかざす動作よりは、問題なく使えそう。

気になったのは、ipadでもiphoneでも、紙楽譜に比べれば画面が随分小さいので、音符が見えにくいのではないかと。(特に、音が多くて密集している曲)
ほとんど暗譜していて、念のために楽譜を置いておくのには良いだろうけれど、初見の時から「piaScore」を使って練習するのは目が疲れそう。
若い人はそういうことを気にしなくてもよいだろうけれど、視力が落ちてくる中高年には見づらい気がする。


<レビュー記事>
クラシック楽譜管理アプリpiaScoreのiPhone版が出たので使ってみた[先走れカート,2013年5月29日]
iPad向け楽譜アプリのpiaScoreは首を振ると楽譜のページをめくってくれる[TECHCRUNCH、2012年6月1日]

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(非公開コメント受付中)

No title
yoshimiさん、こんにちは

これ、便利そうですね。アイパッド2つを縦に置けば、楽譜も大きくなるような気がします。

ピアノ独奏の時、譜めくりの人がいることが多いですが、結構、大変なのだそうですね。勿論、楽譜もめくりやすいようにうまく切って印刷しているのでしょうが、それでも、最後の方がきちんと見えるようにしてめくらなければならないと聞いたことがあります。これを解消できますし、人件費も節約できるでしょうし。

また、オーケストラでも、バイオリンなんかは隣の人が譜めくりしていますが、その際、演奏できないので、残ったバイオリンの人達がやや大きめの音で演奏しているのでしょうから、こういうのも解消できるでしょうし。

加えて、指揮者が独自の楽譜を持っている場合、紙の楽譜でオーケストラ全員分でしたら量と重さが大変でしょうが、アイパッド用のデータでしたら、重量なしで済みますし。
試してみたいものです
matsumo様、こんばんは。

たしかに便利な機能がたくさんついてます。
機会があれば、一度使ってみたい気はしますが、紙楽譜の大きさになれているので、かなり見づらく感じると思います。

アイパッド2つを縦に置くというのは、実用上、使いにくいかと...。
どういう表示方法をイメージされているのかわかりませんが、一頁一面で表示されますから、上下・左右に分割するということなのかなと思いました。
その場合は設定するのが手間ですし、譜面が分断されて見にくいでしょうね。もし2つ使うとしても、練習用に限られるでしょう。
それに、メモ書きしたデータが別々のipadに保管されると、後でデータを合体するのは難しそうです。どちらか一方のipadだけに記録するというのもややこしいです。

ピアノ伴奏の時は、フメクリストがいることが多いですね。
譜めくりしてほしい時に、ピアニストがフメクリストに合図しているのをよく見かけます。
伴奏者が自分で譜めくりこともありますが、あれはタイミングがなかなか難しいです。
間違えて2枚めくってしまったとか、譜めくりする時に楽譜を落としてバラバラになってしまったとか、失敗例もいろいろあるようです。

指揮者用には良いかもしれませんね。でも、スコア(総譜)だとパート数が多く音符も小さいので、大きな横長の画面で、見開き状態にしておかないと、かなり見づらい気がしますが..。
ほぼ暗譜しているのなら、ipadくらいのサイズでも、確認用に置いておくのには良いのかもしれません。
電子楽譜
電子書籍があるんですから、考えてみれば電子楽譜があって当然ですよね。270ページだと、覚えていても楽譜が無いと不安になっちゃいますでしょうしね。

へ~、頭を左に動かすとめくるんだ!しかしよく動くピアニストには、不向きそう(笑)。

そのうちピアノの譜面置くところが、モニターはめ込んだものになったりして…そんなことしたら、響き方が悪くなるか(笑)。

近い未来オケも指揮者もパソコンのモニターに映った楽譜見ながら…ということになったりして???(楽譜は自動でめくられていく・笑)。
自動譜めくりはありそうかも
Tea316さん、こんにちは。

さすがに270頁もあると、暗譜したとしても正確に覚えているのかどうか??
ピアノの譜面台に薄いモニター(電子ペーパーとか)を組み込む程度なら、それほど響きには影響ないのではないかと思います。
楽譜は大きくて嵩張る上に重いので、画面がもっと見やすければデジタル楽譜は結構使えそうです。

よく考えると、ジェスチュアで譜めくりする方法は、身体中を動かしている指揮者には向いていないですね。
指揮台上で動き回る人もいるので、ペダル式だと間違って踏んでしまったりして。タッチボタンとかで自分で譜めくりした方が良さそうです。
デジタル楽譜なら、演奏中の部分をリアルタイムに認識して、自動譜めくりするのも、そのうちできるような気がします。
カザフのヴァイオリン奏者
2005年に京都で一緒に演奏したカザフスタン人のヴァイオリン・ソリストが電子楽譜、足でペダルをタップしながら譜めくりしてました。
リハーサルでの決め事もペンで画面に書けるし便利って言って、周りの皆が驚いてたこと、思い出しました。
それより前だったと思いますが、ドイツのバンベルク響もオーケストラ全体で電子楽譜、採用された(日本でTVニュース見ました)けど、ドイツ人に聞くと不評で今は使っておらず、紙に戻ったそうです。
なんか目にチカチカ、私はすると思います。機械だから不意に電気、流れなくなることもあるし・・
慣れの問題もあるかと..
なでしこ2様、こんばんは。

もう実演で使っているヴァイオリン奏者がいらしたのですね。
確かに、ヴァイオリニストなら、ペダルを足で踏めば簡単に譜めくりできそうです。
バンベルク響では、どうして不評だったのでしょう?
ソリストなら、自分が使いやすければ問題ないでしょうが、大勢の人が寄り集まっているオケだと意見が揃わない可能性は高いですね。

画面のちらつきや、目に対する負担感などは、そのうち技術的に解決できるとは思いますが、それ以上に、慣れるかどうかは個人差が大きいので、これからの世代には違和感が少なくなるかもしれません。
私もアナログ派なので、本を読むときでも電子書籍端末は使いません。でも、こういうのは慣れの問題なので、子供の頃から使っていれば、全然抵抗ないと思います。

おっしゃるとおり、確率はそれほど高くなくても、突然の故障という可能性はありますね。
バックアップ用に紙楽譜も置いていたりして。何のために電子楽譜を使っているのか、意味ない気がしてきますが..。
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Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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