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コダーイ/7つのピアノ小品 Op.11、ドビュッシーの主題による瞑想曲
ハンガリー民謡を題材にした音楽というと、すぐに思い浮かぶのがバルトーク。
<音楽こぼればな史!?>によると、ハンガリーのブタペスト音楽院でバルトークの同級生に1歳年下のコダーイがいた。
コダーイはハンガリー民謡を調査・分析して研究論文を書いていたが、これを読んだバルトークが衝撃をうけ、ハンガリーの民謡研究へのきっかけになったという。

コダーイのピアノ作品は少なく、バルトークのような演奏機会の多い有名なピアノ協奏曲や独奏曲も残していない。
ドビュッシーの影響を受けていたところはバルトークと同じ。《ドビュッシーの主題による瞑想曲》(1907)という曲を書いている。
代表作らしき作品は、《9つの小品 Op.3》、《7つの小品 Op.11》、《マロシュセーク舞曲》など。
いろいろ聴いていると、ドビュッシー、ヤナーチェクに加えて、東洋風。
ハンガリー民謡をモチーフにしたものは、バルトークの作品とよく似ている。

《7つのピアノ小品 Op.11》
激しい動きと静寂さが交錯し、旋律も和声も美しく、硬質でありつつしっとりとして潤いもあり、ヤナーチェクとドビュッシーを融合したような曲集。

1.レント/Lento
調性感がやや不安定な現代音楽風で、少し不安げなヤナーチェク風かも。

2.セーケイ族の民謡(その1)/Szekely folk song
6.セーケイ族の民謡(その2)/Szekely folk song
バルトークと同じく、ハンガリー民謡をモチーフにした美しい曲。ところどころ、ヤナーチェク風や東洋風。

3.巷に雨が降るように(アレグレット・マリンコーニ)/pleut dans la ville(Allegretto malinconico)
ドビュッシーの《版画》にある「雨の庭」を連想するようなタイトルで、曲のなかでも、似たような旋律がでてくる。

4.墓碑銘/Epitaph
最初はヤナーチェク風、そして、ドビュッシー風な旋律と和声がでてくる。
タイトルどおり、想い出を回想しているかのように、静寂さやいろいろな感情が交錯する。

5.トランクィロ/Tranquillo
静⇒動⇒静と移り変わり、まるで山の形のようなイメージ。

7.ルバート/Rubato
「墓碑銘/Epitaph」に少し似た曲想。東洋的な響きも聴こえる。


Kodaly, Seven Pieces Op.11 (1) played by Nicola Meecham
1. Lento、4. Epitaph、7. Rubato


Kodaly, Seven Pieces Op.11 (2) played by Nicola Meecham
2. Székely Lament、3. Il pleure dans mon coeur comme il pleut dans la ville、5. Tranquillo、6. Székely Folksong




《クロード・ドビュッシーの主題による瞑想曲/Meditation sur un motif de Claude Debussy》(1907)
《ペレアスとメリザンド/Pelléas et Mélisande》の主題を使っているらしい。(聴いたことがない曲なのでよくわからない)
旋律の動きや和声もドビュッシー風なので、ドビュッシーの未発表作品と言われても、違和感を感じない。

Kodály - Méditation sur un motif de Claude Debussy; György Sándor




<参考>
フルシャが語るバルトーク&コダーイ Jakub Hrusa on Bartok & Kodaly
指揮者ヤクブ・フルシャは、東京都交響楽団プリンシパル・ゲス­ト・コンダクター。
このなかで、「ヤナーチェクの音楽は、ハンガリー独特の民俗音楽ととても親近感があり、これらの音楽と距離を感じない」と言っている。


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