2014_09
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(Sat)18:00

【新譜情報】カッチェン ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番(タワーレコード “ヴィンテージ・コレクション+plus” 特別編』) 

ブラームスが聴きたくなる秋にぴったりの新譜が発売予定。
カッチェンが1959年と1960年にスタジオ録音したブラームスの 《ピアノ協奏曲第1番&第2番》の復刻盤が、『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション+plus”特別編~没後50年 ピエール・モントゥーの芸術 Vol.2 シリーズ』の一枚として、10月15日に発売される。

ブラームス: ピアノ協奏曲 第1番&第2番<タワーレコード限定>ブラームス: ピアノ協奏曲 第1番&第2番<タワーレコード限定>
(2014/10/15)
Julius Katchen,Pierre Monteux,Janos Ferencsik,London Symphony Orchestra

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実際にモントゥーが指揮したのは第1番のみ。第2番の指揮者はヤーノシュ・フェレンチク。
多少価格が高くなっても、2曲一緒に再リマスタリングして、CD2枚組みで発売してくれるのが嬉しい。
タワーレコ-ドの独自企画による限定盤は結構掘り出し物があり、今までにもアラウやエッシェンバッハなどのCDを購入している。

この2曲の音源は、ずっと昔にDECCAからリリースされた輸入盤と国内盤がある。
輸入盤をステレオで聴くと、第1番は薄い膜が一枚かかったような音質でエコーもちょっと多い感じがして、この音がどうにも好きになれない。(パソコンの外付けスピーカーで聴くとそんなに気にならない)
といっても、数種類CD化されている第1番のライブ録音も、モノラル録音なのでスタジオ録音ほどに音は良くないし、ライブなのでテンポがかなり速くて、キズもそのまま残っている。(ライブ録音に限らず、スタジオ録音でもオケ伴奏がピアノに遅れてしまう時はある)

面白いのは、ライブ録音はどれもテンポが速くて力感も強く男性的な演奏なのに、スタジオ録音はそれに比べればやや穏やかで丁寧なタッチで弾いていて、ちょっとメロウでしっとりとした叙情感があるところ。
以前は、どちらかというとライブ録音の演奏の方が好きだったけれど、今聴き直してみると、スタジオ録音もとても素敵。

今回の復刻盤では、アナログマスターからハイビット・ハイサンプリングでデジタル化しているので、既発盤よりも鮮明できめ細やかな音質だそう。
試聴ファイルがないので、音質が確認できないのが残念だけど、早速予約。
どれだけ良い音になっているのか、ちょっとだけ期待しているので、リリースされる日が(指折り数えて...というわけではないけど)待ち遠しいなあ。


久しぶりに聴いたカッチェンのブラームスのコンチェルト。
音質はともかく、やっぱりカッチェンのブラームスには心ときめくような魅力が煌めいていて、秋になると聴きたくなってくる。

Brahms - Piano concerto n°1 - Katchen / LSO / Monteux


Brahms - Piano concerto n°2 - Katchen / LSO / Ferencsik



[2014.10.14]
発売日より前に届いた新譜を早速聴いてみると、タワーレコードのCD紹介文どおり、音質はかなり良くなっている。
第1番の方は、DECCA輸入盤のもこもこ篭りがちでエコー過剰気味なところが解消されて、音の粒がクリアになり、残響もすっきりして、音に込められた繊細なニュアンスが聴きとりやすい。
音がよくなったせいで、タッチにきりりとした鋭さが加わり、清々しく繊細な叙情感が増し、演奏自体が引き締まって聴こえる。
逆に、第2番のDECCA輸入盤は、残響が少なくてちょっと古めかしいゴツゴツした音質から、残響が増えて聴きやすい音になっている。
この音質なら、DECCAの輸入盤を聴く必要が無くなったし、音質のあまり良くないライブ録音よりも聴きやすい。
演奏はもちろん、1959年と1960年という録音年から考えて、音質も充分に満足できる。
カッチェンのブラームスのピアノ協奏曲録音のなかで、ようやくベスト盤として聴けるCDが見つかったのが嬉しい。

[2014.10.25]
ピエール・モントゥー復刻盤が6点が同時チャートイン。サラ・オレイン新譜が4週連続首位独走
このタワーレコード限定盤は、Billboard JAPAN Top Classical Albums初登場で12位にチャートイン。

タグ:ブラームス カッチェン

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2 Comments

Leaf  

秋にブラームス

秋はブラームスが聴きたくなりますね。
わたしは今日は、先日BOOKOFFで500円(!)で購入した、セルとカーゾンのブラコン1を聴いていました。トリルの強烈な響きがなんともいい感じでした。
でも、穏やかな落ち着いたコンチェルトも聴いてみたいです。カッチェンだし。音質も期待できますしね。
お財布と検討してみようかしら。(*^^*)

2014/09/21 (Sun) 13:40 | EDIT | REPLY |   

yoshimi  

カーゾンよりは叙情的ですが

Leaf様、こんばんは。
ハンドルネーム、元に戻ったのですね。

ブックオフって、思わぬ掘り出し物がありますね。
そういえば、カツァリスのショパンの「バラード&スケルツォ集」も500円で売ってました。

セル&カーゾンのCD、私も持ってます。
黒光りするようなカーゾンのピアノが厳しく、まるで指揮者と闘争しているみたいですね~。
カッチェンは、カーゾンよりはずっと叙情的ですが、それでもテンポがかなり速くて、タッチにも力感・量感があります。(ライブ録音と比べると、”穏やか”に聴こえるだけなので)

穏やかで落ち着いた演奏なら、最近リリースされたCDのなかでは、スティーヴン・ハフ(hyperionの再録音)か、グリモーあたりもお勧めです。

2014/09/21 (Sun) 23:11 | EDIT | REPLY |   

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