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ツィンマーマン&パーチェ ~ バッハ/ヴァイオリンソナタ全集
今年最初に聴いた曲は、年末に引き続いてバッハ。
バッハ作品のなかでも、パルティータと同じくらいによく聴いてきた《ヴァイオリンソナタ全集》。

この曲集を聴くときは、必ずといっていいほど、フランク・ペーター・ツィンマーマン&エンリコ・パーチェの現代楽器デュオ。
今ではチェンバロ演奏が一般的で、演奏会や録音でピアノで演奏されることは少ないらしく、現代ヴァイオリンと現代ピアノによる演奏はかなり珍しい。
現代楽器同士の演奏だと、細部まで一音一音が明瞭に聴き取れるので、対位法の妙や和声の美しさがよくわかるところが私にはとても聴きやすい。
このDVDで、初めてこのヴァイオリンソナタ全集と2人の演奏を聴いて以来、曲自体が好きになったのはもちろん、ツィンマーマンとパーチェの録音のCDコレクターになってしまった。

ツィンマーマン&パーチェの演奏は、速いテンポで颯爽として、切れの良い音で奏でる旋律は流れるように滑らかで、躍動感豊か。
叙情的であっても情緒過剰になることなく、品の良いしっとりとした叙情感が美しく、《パルティータ》よりも自由度が増し、現代的な感性に近づいたような気がしてくる。

どの曲も好きなのだけど、急速楽章を聴くと心弾むような明朗さと喜びが溢れていて、気持ちが明るくなってくる。
新しい年の幕開けに似合っていると思うのは、第6番BWV1019の第5楽章(動画では14:19~)。
このヴァイオリンソナタ全集の最終楽章に相応しく、晴れやかな開放感と広がりがあって、堂々としつつ、空へ飛翔するように軽やか。
白亜の壁に囲まれたバロックホールの明るさとシックな内装が、気品のある曲と演奏をさらに引き立てて、ツィンマーマンとパーチェも互いに視線を交わしながら楽しそうに演奏しているところが、微笑ましかったりする。
この曲では、珍しくも第3楽章が鍵盤楽器による独奏楽章。あまりに気に入ったので、暗譜して弾けるまでピアノで練習したくらい。

Bach Sonata for Violin & Piano BWV 1019 G major F P Zimmermann, E Pace




第3番BWV 1016の第4楽章(動画では12:07~)も華やかで軽快。

Bach Sonata for Violin & Piano BWV 1016 E major F.P. Zimmermann, E Pace





こちらは、DVDの公式プロモーション映像。6曲(BWV1014~1019)のうち3曲の一部がメドレーされている。

[Euroarts 2057188] BACH, J.S.: Sonatas for Violin and Keyboard, BWV 1014-1019



<過去記事>
ツィンマーマン&パーチェ ~ バッハ/ヴァイオリンソナタ全集
ツィンマーマン&パーチェ ~ バッハ/ヴァイオリンソナタ全集(ライブ録音/DVD)

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(非公開コメント受付中)

新年おめでとうございます。
yoshimi 様

私も年末からブログのネタにしようと思い、BACHのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタの聴き比べをしていました。
ツィンマーマンとパーチェの演奏は素晴らしいのですが、近代ヴァイオリンはスチール弦と張力のあるボウのため、長く伸ばした音にヴィビラートをかけないと、かすれ気味であまり美しく聞こえません。バロック・ヴァイオリンではガット弦と柔らかいボウを使うので、私には美しく聞こえます。

最近注目しているアルゼンチン出身のパブロ・バレッティのBWV1019の演奏がYoutubeにあるので、一度聴いてみてください。オランダの古楽演奏家とは異なり、軽快で音色も美しいバロック・ヴァイオリンです。オブリガートチェンバロのセリーヌ·フリッシュもアゴーギクなところもなく、いい演奏だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=it3KUiUpxqY

今年もよろしくお願いします。
やはりピアノ伴奏の方が...
okimideiko様、こんばんは。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

同じ曲集を取り上げようとしていたとは、奇遇ですね。
バロックヴァオリンの演奏は、ポッジャー&ピノックなどいくつか聴いたことはあります。
どうもピリオド楽器の響きは私の好みとは違うらしく、バロックヴァイオリンの高音は透明感があって美しく感じはしますが、中低音は貝笛のようなボ~という図太い響きに聴こえますので、現代ヴァイオリンの方が美しく感じます。

それに、この曲集はヴァイオリンよりも、ピアノを聴くために聴いているようなものですので、パーチェとカニーノ(ヴァイオリンはムローヴァ)のピアノ演奏を大変気に入ってます。
ピアノ演奏ばかり聴いている耳には、合奏したときのチェンバロの音は、旋律も和声も非常に聴き取りにくく感じます。
こういうのは、聴き慣れと好みの問題でしょうね。
あけましておめでとうございます。
昨夜は久しぶりにニューイヤーコンサートを観ました。メータはとても恰幅が良く、堂々としたものでしたねえ。ただ、シュトラウス達の音楽は、通して聴くといささか退屈で。。だから酔いが回ったのか、先ほどまで臥せっていました。笑
ツンマーマンは好きなヴァイオリニストです。ただ、最近のはあまり聴いていないのです。後でユーチューブを観てみます。
今年がyoshimiさんにとっていい年でありますように!
新年おめでとうございます
芳野様、こんばんは。

こちらは昨日今日と雪が数時間降ってました。
雪だるまを作れるほどではなかったのですが、こう底冷えする日は家で音楽を聴いて(観て)ほっこりしたくなります。
ニューイヤーコンサートは、今まで通しで観たことがないのですが、定番の曲が多そうですね。毎年シュトラウスだと、ちょっと退屈してしまいそうです。

お酒に弱い私は、お正月だけお酒を飲むのですが、ホットワイン(グリューワイン)を30ccほど飲んだら、すっかり眠くなりました。(少量ですぐに酔えるので、とても経済的ですね~)

ツィンマーマンは、このところ新譜をよく出してます。
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲の新譜が来月Hansslerからリリースされますし、BISからもコンスタントにCDを出してますから、たぶんSONYとの契約は解消したんでしょう。

私は年女ではありませんが、今年は羊みたいに、穏やかにマイペースで過ごせれば嬉しいですね。
芳野様にとっても良い一年でありますように。
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プロフィール

yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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