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『シャガール』 (タッシェン・ビッグアートシリーズ)
久しぶりに購入した画集は、タッシェン発行の画集「シャガール」。
好きな画家のクリムトとオキーフの画集は持っていて、シャガールはポストカード集のみ。
やっぱり、好きな画家や写真家の画集と写真集は、がっちりした装丁の大型本で見たいので、いつか買おうと思っていた画集。

タッシェンからは、大形本のビッグアートシリーズ、単行本の25周年シリーズ、ニュー・ベーシック・アート・シリーズと、3種類のシャガール画集が発行されている。
大型本の方が単行本より40頁ほど多いので、買うなら大型本。
タッシェンから出ている画集は、大型本であっても、信じられないくらいどれも定価が安い。
この画集も280頁もあるのに、定価は2500円と破格の安さ。(日本国内ではなく韓国で印刷しているかららしい)

タッシェンは日本から撤退したらしく、今では絶版状態。
仕方がないので手頃な価格の中古本を探していたところ、たまたま近所のBookoffでかなり良い状態の大型本を発見。
ブックオフはプレミアムを載せないので、定価の半額になっていて、さらに年初のブックセールで、結局1000円くらいで購入。
新年早々、良いお買い物でした。

ビッグアートシリーズは、大型本でページ数が280頁もあるので、収録作品数はかなり多い。
年代順に作品が掲載されているページの余白部分には、びっしりと伝記が書きこまれている。
絵は見れるし、伝記は読めるし、オールカラーの大きな図録なので、カラフルで幻想的な色彩が楽しめる。
絵が大きいので、じ~っと見ていると今まで気が付かなかったものが見えてきて、1枚見ているだけでも結構時間がかかる。
ヴァイオリンが描き込まれている絵が多いのは、シャガールがヴァイオリンを弾く人だったのか、それともヴァイオリンという楽器が好きだったのだろうか?
それが気になっている人もいるようで、「シャガールとバイオリン 」(バイオリンJP 店長ブログ)という記事を見つけた。それによると、「幼い時、彼の叔父さんが彼のお祖父さんの為に毎週バイオリンを弾いていた」という。

<参考情報>
「シャガールのヴァイオリン-中・東欧の村の楽師たちと20世紀音楽の前衛」レクチャーコンサート講師 伊東信宏さんインタビュー 離散と混合 ポップスの源[ザ・フェニックスホール]



シャガール (タッシェン・ビッグアートシリーズ)シャガール (タッシェン・ビッグアートシリーズ)
(2002/06)
ヤコブ バール=テシューヴァ

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著者は、シャガールの友人で、世界的に有名なシャガール研究者であり、作家、批評家、フリーのキュレーターとのこと。

<目次>
序 「画家の翼を持つ詩人」
ヴィテプスク 1887-1906年 「”芸術家”この神秘的な言葉よ」
サンクト・ペテルブルグ 1906-1910年 「この最初期の作品は今では失われてしまった」
パリ 1910-1914年 「パリよ、おまえは私の第2のヴィテプスクだ」
ロシア 1914-1922年 「私の全画業のなかで、最も実り豊かな年月」
フランス 1923-1941年 「フランスこそ私の本当の故郷である」
アメリカ 1941-1948年 「私はアメリカを愛する。そこでは若々しい息吹を感じる」
フランスへの帰国 1948-1985年 「私は常に理論や方法を用いずに制作してきた」
版画、タペストリー、モザイク 「芸術を愛することは生きることそのものだ」
ステンドグラス、彫刻、陶器 「心で作品を創造すれば、ほとんど全てうまくいく」
エピローグ 「私の絵画は私の思い出である」
マルク・シャガール-生涯と作品


好きな作品はたくさんあるけれど、ポストカード集には載っていなかった作品で特に気に入ったのは、『窓ごしのパリ/Paris Through the Window (Paris par la fenêtre)』(グッゲンハイム美術館)パリのオペラ座(オペラ・ガルニエ)天井画『夢の花束』
面白い構図なのは、男一人とヴァイオリンを抱えた羊と中空に舞う天使が描かれている『孤独』
これは、ヒトラーの権力掌握したことに対して描かれたもので、ヴァイオリンはユダヤ的な楽器、若い牝牛はイスラエルを象徴したものだという。


<シャガール作品集サイト>
マルク・シャガール 作品の紹介、美術館リンク


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(非公開コメント受付中)

yoshimiさん、こんにちは

ジャガールですか。大昔、シカゴ美術館に行きましたが、そこにあったシャガールのステンドグラスが素晴らしかったことを思い出しました。

ロシア革命直後のロシア時代のものはピンときませんが、その後のパリ時代のものは大好きです。
パリ時代の絵はいいですね
matsumo様、こんにちは。

シャガールの展覧会は今まで2回行ったことがありますが、ステンドグラスは観たことがありません。
画集にはステンドグラスの写真も載っているのですが、サイズが小さいですし、やはり光線を照らした実物を観るべきものですね。

シャガールで人気のあるのは、主にパリ時代の作品のようですし、私もその頃の作品が幻想的でとても好きです。
ロシア時代の絵は輪郭が尖っていて、色調も暗い感じがしますが、面白い絵も多いです。
夢や空想のような不思議な図柄と多彩な色使いは、後年のパリ時代につながるように感じます。
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Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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