フォーレ&シュトラウス《ヴァイオリンソナタ》、武満徹《悲歌》 

2015, 01. 25 (Sun) 21:00

諏訪内晶子&エンリコ・パーチェが第3回国際音楽祭NIPPONのリサイタルで演奏した曲を聴いてみたかったので、Youtubeで音源を探してみた。

冒頭に演奏されたモーツァルトはパスして、フォーレ、武満、シュトラウスの3曲。
フォーレは聴きやすい曲だけれど、武満とシュトラウスの方が私の好みにずっと近かった。
武満の《悲歌》は諏訪内晶子が選曲。
ロマンティックで聴きやすい曲ばかり並んでいるよりも、異質な曲が挟まれているところが、趣向が変わって面白い。
彼女がリサイタルのピアノ伴奏をパーチェに依頼するときに、《悲歌の》楽譜も一緒に送ったけれど、なかなかパーチェから返事をもらえなかったので、引き受けてもらえるかちょっと心配だったという。


フォーレ: ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 作品13

Zukerman plays Faure Sonata 1 (1/3)





武満 徹: 悲歌(エレジー)
調性感が薄く色彩感もカラフルではなく、少しモノクローム的な感じがするけれど、この曲にはその方が似合っている。
ピアノ伴奏は、武満のピアノ曲を連想させるような和声と旋律で、ヴァイオリンの響きは時々尺八みたいにも聴こえる。
ヴァイオリンの沈鬱な旋律は強い叙情感を帯びているので、意外と感情的にシンクロできる。
1966年作曲したものなので、後年のものよりも前衛的で、張りつめた緊張感が漂っている。
武満作品は、前衛期の曲が好きなのと、ピアノが入っていることとで、私には後年の弦楽曲や室内楽曲よりも聴きやすい。
何度も聴きたいほど好きというわけではないけれど、武満のピアノ曲を聴きなれているし、演奏時間が短いので、これは難渋することなく聴ける。繰り返し聴いても、なぜか全然飽きないのが不思議。

演奏は室内楽アンサンブル「タッシ」のメンバーであるアイダ・カヴァフィアンとピーター・ゼルキンのデュオ。
Tōru Takemitsu * Hika





R.シュトラウス: ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
最後の締めくくりにもってきた曲だけあって、シュトラウスらしい雄大で華やかで気品のあるヴァイオリンソナタ。
ちょっとブラームス風な感じがするし、ピアノパートはかなりピアニスティックで華麗なので、とっても好みの曲。
ヴァイオリンよりも、ピアノ伴奏の方に耳が集中してしまった。

演奏は庄司紗矢香とイタマール・ゴランのリサイタル映像。
Shoji Sayaka Plays R.Strauss 1/3 : Sonata for Violin and Piano



Shoji Sayaka Plays R.Strauss 2/3 : Sonata for Violin and Piano



Shoji Sayaka Plays R.Strauss 3/3 : Sonata for Violin and Piano

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