新垣隆/吉田隆一 『N/Y』

現代音楽とジャズが融合した(らしき)アルバム『N/Y』が2月11日にリリース予定。
オリジナル曲の作曲と演奏は、作曲家(でピアニストの)新垣隆と、”ジャズ界きっての異才”(と言われているという)バリトンサックス奏者の吉田隆一。
ガーシュイン、エリントン、東海林修、武満徹のスタンダードやクラシックのアレンジ曲もある。
ピアノはスタインウェイではなく、ベヒシュタイン。

ジャズでもピアノソロは好きだけれど、バリトンサックスの低音が太くて重たいので好きではなくて、テナーかアルトサックスの方が聴きやすい。
メイキング映像で聴くと、前衛色はあまり無さそうで、聴きやすい普通のジャズ風。
好みとしては、もっと尖った作風のものを聴きたいし、ピアノソロでもないので、CDを買うのはちょっと迷うところ。
メイキング映像で演奏している曲のなかでは、Part1(“怪獣のバラード”)はかなり好き。
Part2(“Embraceable You”)とPart3(“野生の夢~水見稜に~”)は私にはムーディ過ぎるし、Part4( “皆勤の徒~酉島伝法に~”)は面白いけど、曲自体は好みとは違う。
特に聴いてみたいのは、最後に収録されている武満徹の有名な合唱曲《明日ハ晴レカナ、曇リカナ》。
全曲の試聴ファイルを聴いてから、買うかどうか決めようかと。

N/YN/Y
(2015/02/11)
新垣隆 吉田隆一

試聴ファイル
※タワーレコードでは、アウトテイク2曲を収録したCD-R付属の特典あり(先着順)
<曲目>
1.Vertigo (作曲:新垣隆 吉田隆一)
2.野生の夢 ~水見稜に~ (作曲:吉田隆一)
3.秋刀魚 (作曲:新垣隆)
4.皆勤の徒 ~酉島伝法に~ (作曲:吉田隆一)
5.Spellbound (作曲:新垣隆 吉田隆一)
6.怪獣のバラード (作曲:東海林修)
7.Stage Fright (作曲:新垣隆 吉田隆一)
8.Embraceable You (作曲:George Gershwin)
9.The Birds (作曲:新垣隆 吉田隆一)
10.Sophisticated Lady (作曲:Duke Ellington)
11.Topaz (作曲:新垣隆 吉田隆一)
12.明日ハ晴レカナ、曇リカナ (作曲:武満徹)


Making of 『N/Y』新垣隆/吉田隆一


Making of 『N/Y』Part2 新垣隆/吉田隆一


Making of 『N/Y』Part3


Making of 『N/Y』Part 4


新垣隆と吉田隆一 | Facebook



[215.2.20 追記]

試聴ファイルが公開されていたので、早速全曲聴いてみた。
メイキング動画を聴いたときよりも、聴きたいと思った曲が多くて、印象は良い。
冒頭だけ聴いた限りでは、新垣氏作曲の「秋刀魚」は、ねっとり妖艶なジャズと現代音楽が融合したような感じ。
「supellboud」もちょっと妖しげで不可思議なムードがあって、面白い。
それに「野生の夢」の流れるようなピアノのパッセージがとても綺麗だし、「怪獣のバラード」なんて、爽やかで楽しそう。
ラストの「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」は、レインコートを着た女の子みたいに可愛らしくてちょっとオシャレなムード。

低音の太い音色のサックスに比べて、ピアノの音の線が細くて、タッチも柔らかく軽やか.。
サックスの音色はやっぱり好きではないけれど、ピアノの音は品良く綺麗なので、好みとしてはピアノソロを聴きたくなる。
サックスがバックに回ってピアノソロが前面に出るべきところとか、フォルテで疾走するところでは、もっとピアノが強く主張して欲しい気はする。(私が硬質なタッチが好きだからそう感じるのかも?)
ピアノの透明感のあるすっきりした音が綺麗で、ジャズナンバーでも(クラシックのピアニストらしく)クールで明晰なせいか、ジャジーな雰囲気がほとんどしない。
逆に、サックスの方はムーディなので、結果的上手くバランスして、私には聴きやすい。
ジャズ、現代音楽、ポップスが融合したような曲想がバラエティ豊かで、演奏にも、型にはまらない自由な面白さがあって、CDで全曲聴いたらとっても楽しめそう。



<関連情報>
栗原裕一郎『N/Y』レビュー/ゴーストライター騒動が生んだ注目コラボ 新垣隆は気鋭のサックス奏者・吉田隆一とどう出会ったか[Real Sound,2015.02.24]

<CDレビュー>
『新垣隆 吉田隆一/N/Y』[FIVE by FIVE]

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