ジョバンニ・ミラバッシ『アニメッシ ~天空の城ラピュタ ほか~』 

2015, 04. 07 (Tue) 12:00

ジャズ・ピアニストのジョバンニ・ミラバッシの最新アルバムは、日本のアニメソング集『アニメッシ』。
たまたま見ていたCDジャーナルのウェブサイトで紹介されていた。
ミラバッシのアルバムで聴いたことがあるのは、欧州と日本で5万枚のセールスを記録したというアルバム『Avanti!』。
世界の革命歌、反戦歌、民衆の歌をテーマにした16曲のアルバムで、原曲はほとんど聴いたことがない。
モチーフが印象的な曲が多く、演奏も抒情美しくて、5万枚も売れたのも納得。

そのアルバムとこのアニメソング集とは、全然イメージが結びつかないんだけど、ミラバッシは子供の頃からの日本アニメのファンだという。
彼が初めて見たのが、『UFOロボ グレンダイザー』(イタリアでは『Atlas Ufo Robot』)。このアニメ、子供の頃に私も見ていた。今でも覚えているのは、主人公が兜甲児だったことくらい。

ミラバッシの手にかかると、アニメソングが、耽美的で抒情美しいジャズトリオにすっかり様変わり。

収録曲は、ミラバッシ自身が選曲。
スタジオジブリの作品が多くて、私は観たことも音楽を聴いたこともないアニメがほとんど。
『風の谷のナウシカ』は、DVDで何度も見たのに、流れていた音楽はすっかり忘れていた。

逆に、一度も見たこともないのに、なぜか主題歌だけはしっかり覚えているのが『ルパン三世 カリオストロの城』。
「炎のたからもの」の冒頭の旋律がとても美しくて、一度聴けば忘れることがないくらい印象的。
曲を知っているだけに、ミラバッシのピアノ・トリオが弾く「炎のたからもの」は、今まで聴いたどのジャズバージョンよりも素敵。
CDは買わないけど、この曲だけはダウンロードしてもいいかな。

アニメッシ~天空の城ラピュタ ほか~アニメッシ~天空の城ラピュタ ほか~
(2015/01/21)
ジョバンニ・ミラバッシ

試聴ファイル



こちらは、『ハウルの動く城』の「人生のメリーゴーランド」。
Giovanni Mirabassi - Howl's Moving Castle




私の好みで言えば、アルバムとしては、歴史に揉まれてきた音楽をテーマにした『Avanti!』の方がはるかに聴き応えがある。
これは、『Avanti』に収録されていた曲”El Pueblo Unido Jamas Sera Vencido(不屈の民)”のライブ。
《不屈の民》といえば、すぐに思い出すのが、ジェフスキの《「不屈の民」変奏曲》。
どちらも、主題旋律を聴けば、「不屈の民」だとすぐわかる。
いつ聴いても、哀感をたたえた主題の旋律がしみじみと心に響いてくる。

Giovanni Mirabassi - El Pueblo Unido Jamas Sera Vencido




<インタビュー>
【ジョバンニ・ミラバッシ Giovanni Mirabassi】愛してやまない日本のアニメ音楽をカヴァーした『アニメッシ』をリリース[CDJournal]


<過去記事>
ジョバンニ・ミラバッシ 『Avanti!』

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2 Comments

芳野達司  

宮崎作品

こんにちは。
下の弟がアニメーターで、宮崎作品を何本か手がけているのですが、あまり観たことがなかったのです。
最近になってDVDで少しずつ観始めました。「魔女の宅急便」、「紅の豚」、「風の谷のナウシカ」、そして「天空の城ラピュタ」。海賊(空賊?)の家族と共に生活するシーンが楽しかったです。

2015/04/08 (Wed) 08:52 | EDIT | REPLY |   

yoshimi  

海外でも人気がありますね

芳野様、こんにちは。

エコロジー的な視点が受け入れられているのか、宮崎作品は海外でも人気がありますね。
アニメならSFものが好きだったので、ナウシカは数回見ました。
なぜか音楽の印象が薄かったのは、映像とストーリーが良すぎたためかも?
「オーム(王蟲)」は、『デューン砂の惑星』の「砂虫(サンドワーム)」をすぐに思い出しました。舞台設定も少し似てます。
空賊というと、一度見た覚えはあるのですが、「天空の城ラピュタ」の話ですよね。

宮崎作品なら、一番好きなのは、随分昔にNHKで放映していた「未来少年コナン」です。毎週、必ずTVで見てました。
サントラも買ったはずなのですが、探しても見当たりません。
原作も読みましたが、こちらは全然面白くありませんでした。

2015/04/08 (Wed) 17:08 | EDIT | REPLY |   

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