ラヴェル/ソナチネ、き王女のためのパヴァーヌ 

2015, 08. 04 (Tue) 18:00

《ソナチネ》
《ソナチネ》を初めて聴いたのは、ソコロフのライブ録音。
どの楽章も繊細でロマンティック。ラヴェルのピアノ独奏曲のなかでは、一番好きかもしれない。
第1楽章Moderéは、蝶のように軽やかに舞う高音が煌くように綺麗。
第2楽章Menuetはとりわけ繊細で優しく、時に大らかに歌い上げるように。
第3楽章は、《水の戯れ》のように力強く華やかで、生き生き(Anime)。

Sokolov - Ravel Sonatine.wmv



《亡き王女のためのパヴァーヌ》
子供の頃に使っていたピアノ名曲集の楽譜によく載っていたのが、ドビュッシーの《亜麻色の髪の乙女》。
その頃は、ピアノで弾く曲としてラヴェルがあまり流行っていなかったせいか、《亡き王女のためのパヴァーヌ》が楽譜に載っていなくて、弾いたことがない。
でも、《亡き王女のためのパヴァーヌ》を初めて聴いたら、ドビュッシーよりも断然好きな曲だった。

ゆったりしたテンポと柔らかい音色がとても素敵なリヒテルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》。
リヒテルより速いテンポで弾く人が多いけれど(ラヴェル自身のピアノロールでもかなり速い)、これくらい遅めのテンポの方が残響の響きが長く手美しく、想い出を回想するような深い味わいがある。

Richter - Ravel - Pavane pour une infante défunte


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2 Comments

ANNA  

yoshimiさん、こんばんは。

ラヴェルのピアノ曲、私は高速系?の曲よりゆったりとした緩徐系の曲が
好きなので「亡き王女のためのパヴァーヌ」も大好きです。
リヒテルの演奏で聴いてみました。ご紹介ありがとうございます。
とってもいいですね〜
リヒテルは、私が好きなピアニストのひとりなのですが、ピアノコンチェルトなどで聴く、強靱なタッチ、スケールの大きな表現のリヒテルより、
愛らしい小品や緩徐系の曲で聴くことのできる、繊細で柔らかなピアニッシモ、叙情的な表現に、とても惹かれます。

2015/08/14 (Fri) 22:52 | REPLY |   

yoshimi  

 

ANNAさん、こんばんは。

ラヴェルのピアノ曲は、ドビュッシーほど印象派風ではないですが、じっくり聴くといい曲が多いですね。
「亡き王女のためのパヴァーヌ」は、もっと速いテンポの演奏が多いように思いますが、リヒテルの演奏は曲想にぴったり合っていて、とても素敵ですね。

(伝記か何かで)リヒテル自身、”弱音を繊細に美しく弾くピアニストは少ない”.とか何とか言っていたように記憶していますが、リヒテルは弱音の響きには特に神経を集中して弾いていたのではないでしょうか。
逆に、フォルテのときは、切りつけるようにきついタッチで弾いてたりしますので、そこは私の好みではないところなのですが...。
今では繊細で色彩感の美しい弱音を弾く人は多くなっているようですが(メルニコフとか)、フォルテを美しく弾く人は意外に少ないと思えます。

2015/08/14 (Fri) 23:53 | EDIT | REPLY |   

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