2015_05
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(Tue)12:00

ミンナール ~ サン=サーンス/ピアノ協奏曲第5番(エリザベート王妃国際コンクール) 

サン=サーンスのピアノ協奏曲はかなり好きなのに、聴き終わった後はいつも、どんな曲だったっけ?と思い出せない...。(聴いているときはとっても楽しいので、それはそれでかまわないけど)

ハンネス・ミンナールの音源を探していると、2010年のエリザベート国際コンクールのファイナルとクロージングコンサートのライブ映像が見つけた。
”L'Egyptien(エジプト風)”という副題で有名な第5番。
第2楽章で、弦をつまはじいたエジプト風の旋律とかが出てくる。

その第2楽章のライブ映像がなくて、第1楽章(クロージングコンサート)冒頭と第3楽章(ファイナル)のみ。
指揮者はファイナルがマリン・オルソップ、クロージングコンサートがエド・デ・ワールト。
デ・ワールトといえば、1980年にゼルキンがメンデルスゾーンのピアノ協奏曲第1番を弾いていた演奏会で、伴奏指揮していたのが若い頃のデ・ワールトだったのを思い出した。(若々しくてエネルギッシュなゼルキンの演奏は、とても77歳とは思えない)

メンデルスゾーンのピアノ協奏曲もとてもピアニスティックなのだけど、サン=サーンスのコンチェルトは、それに輪をかけて技巧華やかで、ちょっと洒落たムードがフランス風?

サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番は、第1楽章の出だしがお天気の良いピクニック日和のように明るく爽やか。
ピアノが歌うように弾く旋律は、流麗でメロディアス。叙情美しくてとてもロマンティック。

聴いていてとても楽しい第3楽章は、冒頭の下行する旋律が、陽気でユーモラスで、コメディ映画の劇伴みたい。
サン=サーンスらしいピアニスティックな曲で、跳躍する和音のパッセージが多く、華やかで弾き栄えする。
ピアノを弾く姿を見ながら聴くと、さらに楽しい。
ミンナールのテンポはそれほど速くはないけれど、一音一音明瞭な打鍵で力感と躍動感があって、バタバタと騒々しくなることなく、旋律の歌いまわしが滑らかで、瑞々しい叙情感が品良く爽やか。


エリザベート国際コンクール/クロージングコンサート(第1楽章冒頭)
Edo de Waart and Hannes Minnaar during the final of the Queen Elisabeth Competition



エリザベート国際コンクール/ファイナル(第3楽章)
この曲は船のプロペラの動きを模しているらしい。
(映像は上半身ばかりではなく、もっと手の動きを映して欲しかったけど)

Hannes Minnaar - Saint Saëns pianoconcert no.5 opus 103, deel 3


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