スクリャービンの練習曲集&前奏曲集
2015.09.26 18:00| ♪ピアニスト(現代音楽以外)|
アファナシエフのアルバム『Homages & Ecstasies』を試聴していて、初めて聴いたスクリャービンの《前奏曲集No.11》第10番。
まるでヤナーチェクのピアノ曲を聴いているかのような旋律と和声。
ハフの新譜がスクリャービン&ヤナーチェクという珍しいカップリングなのは、この2人の作曲家に相通じるものがあるからなのかも...と思えてきた。
《前奏曲集No.11》の第2番と第4番は、スクリャービンのピアノ小品集の楽譜に収録されていたので、随分昔に練習したことがある曲。
アファナシエフのCDに収録されていたので、試聴していたらすぐに思いだした。
スクリャービンのピアノ独奏曲には好きな曲が結構多い。
前奏曲集や練習曲集などの初期(Op.29まで)は、後期ロマン派的な作風で、”激情と密やかさが交錯した濃密な情感漂う”ショパンみたいに聴こえる。
旋律も和声も色彩感豊かで甘美だけれど、ショパンの”甘さ”とは違って、(私には)まとわりつくような甘さではなく。
特に好きなのは、《12の練習曲Op.8》の第12番。
Sviatoslav Richter plays Scriabin Préludes Op. 11 (selection)
No.10(6:39~)
スクリャービンの演奏で名高いヴラディーミル・ソフロニツキーの音源。
柔らかな弱音と妖艶で濃密な情感漂うリヒテルよりも、(リマスタリング音質のせいか?)鋭く研ぎ澄まされた硬質なタッチ。
濃密だけれどガラスのように冷んやりとした叙情感がある。
Vladimir Sofronitsky plays Scriabin 20 Preludes from 24 Preludes Op. 11
《12の練習曲 Op.8》第12番。
若い頃のキーシンが渾身の力を込めた演奏は、ダイナミックで激情ほとばしる熱演。
Scriabin Etude op 8 no 12 by Evgeny kissin
《5つの前奏曲 Op.16》第4番。
イーゴリ・ジューコフの音源。ギレリス、ゲンリフ・ネイガウスに師事した人で、2回録音したスクリャービンのピアノ・ソナタ全集は有名らしい。
Scriabin - 5 Preludes Op 16 - IGOR ZHUKOV
(at 6:55 ) Prelude No 4 in E flat Minor
《3つの小品 Op.2》第1番「練習曲」。
ギレリスというと、ロシア物ではチャイコフスキーとプロコフィエフのイメージが強かったのだけど、調べてみたらスクリャービンも録音していた。
Gilels plays Scriabin: Etude op.2 no. 1
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まるでヤナーチェクのピアノ曲を聴いているかのような旋律と和声。
ハフの新譜がスクリャービン&ヤナーチェクという珍しいカップリングなのは、この2人の作曲家に相通じるものがあるからなのかも...と思えてきた。
《前奏曲集No.11》の第2番と第4番は、スクリャービンのピアノ小品集の楽譜に収録されていたので、随分昔に練習したことがある曲。
アファナシエフのCDに収録されていたので、試聴していたらすぐに思いだした。
スクリャービンのピアノ独奏曲には好きな曲が結構多い。
前奏曲集や練習曲集などの初期(Op.29まで)は、後期ロマン派的な作風で、”激情と密やかさが交錯した濃密な情感漂う”ショパンみたいに聴こえる。
旋律も和声も色彩感豊かで甘美だけれど、ショパンの”甘さ”とは違って、(私には)まとわりつくような甘さではなく。
特に好きなのは、《12の練習曲Op.8》の第12番。
Sviatoslav Richter plays Scriabin Préludes Op. 11 (selection)
No.10(6:39~)
スクリャービンの演奏で名高いヴラディーミル・ソフロニツキーの音源。
柔らかな弱音と妖艶で濃密な情感漂うリヒテルよりも、(リマスタリング音質のせいか?)鋭く研ぎ澄まされた硬質なタッチ。
濃密だけれどガラスのように冷んやりとした叙情感がある。
Vladimir Sofronitsky plays Scriabin 20 Preludes from 24 Preludes Op. 11
《12の練習曲 Op.8》第12番。
若い頃のキーシンが渾身の力を込めた演奏は、ダイナミックで激情ほとばしる熱演。
Scriabin Etude op 8 no 12 by Evgeny kissin
《5つの前奏曲 Op.16》第4番。
イーゴリ・ジューコフの音源。ギレリス、ゲンリフ・ネイガウスに師事した人で、2回録音したスクリャービンのピアノ・ソナタ全集は有名らしい。
Scriabin - 5 Preludes Op 16 - IGOR ZHUKOV
(at 6:55 ) Prelude No 4 in E flat Minor
《3つの小品 Op.2》第1番「練習曲」。
ギレリスというと、ロシア物ではチャイコフスキーとプロコフィエフのイメージが強かったのだけど、調べてみたらスクリャービンも録音していた。
Gilels plays Scriabin: Etude op.2 no. 1
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