ブゾーニ/ヴァイオリンソナタ第2番 

2016, 04. 11 (Mon) 12:00

ブゾーニのヴァイオリンソナタ第2番の音源を探していたら、カヴァコスのライブ映像を見つけた。
ピアノはトリフォノフ。名前だけは知っているけれど、演奏は一度も聴いたことがない。

この曲はさほど有名でもなく、録音も少ない。
初めて聴いたのは、フランク・ペーター・ツィンマーマンとエンリコ・パーチェのSONY盤。
速いテンポでも一糸乱れることなく切れ味の良い技巧で、きりりと引き締まった構築感がある。
ロマン派的な叙情感と古典的な端正さとがほどよく融合して、これが私のスタンダードの演奏。

他には、珍しくもクレーメルがアファナシエフのピアノ伴奏で録音している。
試聴ファイルを聴いた限りでは、アファナシエフが伴奏しているわりに、テンポはそんなに遅くはなく、”Presto”はとっても軽快。(終盤の”Allegro deciso”はかなり遅いけれど)
冒頭の”Langsam”など、忍び足でひたひたと何かが迫りくるような不気味さが漂っている。
でも、鬱々とやたらに暗~いところはなくて、どの楽章もかなりまっとうな弾き方。
ヴァイオリンに対するピアノの存在感がしっかりあるし、↓のトリフォノフの演奏よりも、アファナシエフの方が私の好みに合っていた。
こういう風にも弾ける人なんだと意外な発見。
それに、最近聴いたアファナシエフのアルバムでは、昔みたいに超スローテンポで弾いていない。実演でもそうらしい。
試聴ファイルは、『Beethoven - Schumann - Brahms: Complete Violin Sonatas (8 CDs)』(DISC5)

カヴァコスとトリフォノフの演奏は、力感強く切れ味鋭いマニッシュでも流麗なツィンマーマン&パーチェに比べると、しなやかで叙情麗しい。

Kavakos, Trifonov - Busoni - Violin Sonata No 2 in E minor, Op 36a



<過去記事>
ツィンマーマン&パーチェ ~ ブゾーニ/ヴァイオリンソナタ第2番

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