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グールド&ジュリアードSQ ~ シューマン/ピアノ四重奏曲
有名なシューマンのピアノ五重奏曲の影に隠れた名曲、ピアノ四重奏曲。
五重奏曲が青年の溌剌とした活気漲る曲だとすれば、四重奏曲はちょっとお茶目で愛らしいレディみたい。
そういう雰囲気にぴったり合うのが、グールドのピアノ。
ノンレガートなタッチでも、ちょっと柔らかくてマットな音がとっても可愛いくて、こんな風にも弾けるのかしらんと、ちょっとびっくり。

音色自体は、他の異聴盤とかなり違っていて、トイピアノか、プリペアードピアノみたいにくぐもった感じがする。
つや消しみたいに、ピアノの煌びやかさが抑えられて、弦楽パートの一部のように溶け込んでいる時もあれば、浮かび上がって音色で掛け合いしているような時もある。
緩徐部のロマンティックな歌回しは、(バッハを聴いているときでも感じるように)ロマン派的な心性を持った人なのかもと思わされる。

現代曲とベートーヴェン(の一部)の録音だけが比較的まっとうな演奏だと思っていたのに、とても個性的なシューマンが思いのほかしっくりとくる。
異聴盤ではレーゼルとパネンカは聴いたけれど、グールドの個性的なピアノを超える演奏というのが、ちょっと思い浮かばない。
私には珍しくも、このグールド&ジュリアードSQのCDを試聴してすぐに購入してしまったのだった。

Robert Schumann .Quatuor pour piano, violon, alto et violoncelle op. 47 en mi b.majeur.
Quatuor Juilliard, Glenn Gould, piano. 1964


Robert Schumann: Piano Quintet Op. 44 Robert Schumann: Piano Quintet Op. 44,Piano Quartet Op. 47;
(2007/9/3)
Glenn Goul

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tag : シューマン グールド

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(非公開コメント受付中)

こんにちは。

シューマンの代表曲は一通り聴きましたが、ピアノ曲も交響曲もアクが強すぎ、イマイチ良さが分かりませんでした。どうも私とは相性が悪い作曲家のようです。しかし、協奏曲と室内楽は割と好きな曲が多いです。ピアノ協奏曲やヴァイオリン・ソナタなど。作品数があまり多くないのが残念ですが。

ピアノ五重奏と四重奏も名曲ですね。私はレーゼルの端正な演奏がお気に入りなのですが、グールドの演奏も思いがけず良いですね。シューマンとグールドというと、一見ミスマッチですが。どうせなら、トッカータや交響的練習曲あたりも録音して欲しかったですが、グールドは基本的にショパンもシューマンも嫌いだったみたいですので仕方ないですね。
 
かかど様、こんばんは。

シューマンは、ピアノ曲以外はそう嫌いではありません。
交響曲、アクが強いでしょうか?
第2番はシノーポリの解釈どおり、病的な精神を反映したような曲だと思いますが、他の曲はそういう印象はありません。
ヴァイオリン協奏曲は、あまり評判よくありませんが、わりと好きですね。

レーゼル&ゲヴァントハウスSQの演奏は、快活でさわやかですね。
トッカータや交響的練習曲は、グールドの嗜好にもピアニズムにも合わないように思いますが..。(単なる印象です)
こんにちは。

交響曲だけではなくシューマンの曲全般に言えるんですが、分裂的というか、急にパーッと明るくなったり、逆に陰鬱になったりして、掴みどころがない印象があります。そこがどうも苦手です。仰る通り、交響曲第2番は同じような音形やリズムの繰り返しが不気味ですし、他の三曲もそこまで露骨ではありませんが、やはり分裂的な印象を受けます。よく言われる「オーケストレーションが稚拙」という点は(私は素人ですし)あまり気になりませんが。以前に聴いたサヴァリッシュの演奏は、オーソドックスな反面、堅くてやや面白味に欠ける気がしたので、クレンペラーやバーンスタインあたりの演奏も聴いてみようかな、と思っています。

ヴァイオリン協奏曲もいいですね。ロマン派のヴァイオリン協奏曲はメンデルスゾーンとブラームスの強力な2トップがありますが、シューマンもなかなか良曲だと思います。

あと歌曲ですね。私は歌曲はあまり聴かないんですが、シューマンの歌曲には興味があります。と言っても、エッシェンバッハの伴奏が聴きたいのですが。。。

しかし、ピアノ曲は苦手です。美しい曲も多々ありますが、聴いていてもシューマンという人がどういう人で、何を考えているのかさっぱり分からない。不気味ですし、強い恐怖感を感じます。
 
かかど様、こんにちは。

確かに躁鬱的なところはありますが、演奏によっても濃淡があるでしょうね。
ピアノ独奏曲の方がそれが強く出ているように思いますが、シューマンがお好きな人も多いので、受け取り方は人それぞれなんでしょう。
シューマンに限らず作曲家が何を考えているかは、私には皆目見当がつかないので、それは気にならないですね。

シューマンの歌曲は全く合わないので...。
エッシェンバッハの伴奏なら、ゲルネの伴奏をしたシューベルトは評判良いようですが。

私もピアノソロはあまり聴きませんが、印象に残っているのは、エッシェンバッハの弾く『子供の情景』。
曲自体は不気味な曲でもないと思いますが、淋しく怖がりな子供の内面を映し出したように、寒々として不安感が流れています。
それと、若い頃のベロフが弾いた『クライスレリアーナ』は、力強いタッチで緊張感が張り詰めていますが、瑞々しい美しさを感じます。
あの頃のベロフでしか弾けないシューマンではないかと思います。
グールドのシューマン
グールドがあまり評価していない作曲家だと、やりすぎと思える演奏だったり、実験心が湧いたりして摩訶不思議な物が出来上がったりします。でも、このジュリアード弦楽四重奏団との共演は、同じ波長ではないかもしれないけれど、シューマンを作り上げることに同意し成功だったものだと思いますね。
ジュリアードは、多彩な音の枝を次々と伸ばしていくし、グールドは、いつものグールドらしい演奏で、ノン・レガートでコツコツコツコツと叩いている。
久しぶりに聴きましたが、また夢中で耳を傾けてしまいました。
 
PASOさん、こんばんは。

グールドのシューマンと出会ったのは、PASOさんがブログで紹介されていたおかげです。ありがとうございました。
グールドのノンレガートが、バッハとはちょっと違う音色に聴こえてきました。(気のせいかも)
こういうタッチでロマン派を弾く人は、他にはムストネン以外にはいないのではないかと思いますが、それが新鮮で、妙にこの曲にぴったりくるんですよね。
不思議な魅力のある演奏です。
こんにちは。
グールドとジュリアードのシューマン、楽しく聴かせていただきました。グールドの粒立ちのよい音とジュリアードの明快な弦とが相俟って、なんとも痛快な演奏です。
3楽章はたっぷりと歌っていて、一転終楽章は目覚ましい快速。
いやあ、面白かった!
  
芳野様、こんばんは。

特にグールドのピアノがいいですね。
響きがとっても面白いです。
ノンレガートなシューマンが、こんなに素敵に聴こえてくるとは全く予想外でした。
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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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