2016_03
07
(Mon)18:00

【新譜情報】ブッフビンダー ~ バッハ/パルティータとイギリス組曲 

レコ芸の新譜レビューで取り上げられていて興味を惹かれたのは、ブッフビンダーが録音したパルティータ第1番&第2番、イギリス組曲第3番というバッハ作品集。

試聴してみると、ペダルを多用したピアノの豊かな残響が柔らかく、音楽に流麗さ漂うところは、バロック音楽というよりはロマン派に近くも思える。でも、情感自体は全体的にあっさり。
(若い頃とは違う)今のブップビンダーのベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴いた時と同じように、自由で開放的な雰囲気がある一方で、タッチが精緻で表現が繊細...という印象ではなかった。(ちょっと”粗い”というか何と言うか...)
バッハ奏法上の面白さ(対位法や音色の色彩感とか)や斬新さが際立っているいうわけでもなく(少なくとも私にはわからなかった)、ソノリティが綺麗かなと感じる以外には、強く魅かれる何かが私には感じられなかった。
好みの問題もあるとはいえ、もともとブップビンダーとは相性悪いのかも...。


バッハ・アルバムバッハ・アルバム
(2013/3/5)
ルドルフ・ブッフビンダー

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2 Comments

かかど  

こんにちは。

ブッフビンダーのベートーヴェンは、ソナタ全集は未聴なのですが、バガテル集を持っています。ブレンデルのまったり系?の演奏も好きですが、こちらも溌溂としたエネルギッシュな演奏で気に入っています。彼のハイドン全集も気になっているのですが、ネット上を見ていると賛否両論真っ二つですね。少し聴いた感じだと、アゴーギクやディナーミクがケレン味がかっているというか、良くも悪くもピアニスティックな演奏という印象でした。ハイドンはもっとシンプルで素朴な演奏の方が好き、という方が多いのかもしれません。

バッハもまだ聴いていないのですが、彼も今年で70歳ですし、やはり技巧的には衰えがあるのかもしれませんね。パルティータやイギリス組曲も、もっと若い頃に録音していたら、また違った演奏になっていた可能性は大いにあると思います。

2016/03/07 (Mon) 23:06 | REPLY |   

yoshimi  

 

かかど様、こんばんは。
若い頃のブップビンダーのベートーヴェンはいくつか聴きました。
演奏自体は好きではありませんが、隅々まで切れ味鋭い怜悧な演奏で完成度が高く思えました。
でも、今聴き直してみると、過度な感情移入を排して、シャープで曖昧さがなく隙のないように感じますが、それが爽快で気持ちよいですね。
こういうベートーヴェンなら全集で聴きたい気がしてきました。
2012年にリイシュー盤の独奏曲全集が出ていますので、そのうち買うかもしれません。

今のブッフビンダーの演奏は、技巧的な問題が気になるというよりも、頻繁に揺れるテンポとか、歌い回しや表現が私にはどうも合わないようです。

2016/03/08 (Tue) 01:09 | EDIT | REPLY |   

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