【新譜情報】カヴァコス&パーチェ『ヴィルトゥオーソ~ヴァイオリン小品集』

    カヴァコスが4月にリリースする新譜は『ヴィルトゥオーソ~ヴァイオリン小品集』。
    アルバムタイトルと作曲者から想像するに、技巧的な曲を中心とした選曲。(聴いたことがない曲がほとんどなので、よくわからない)

    確実にメロディーが思い浮かぶのは、《アルハンブラの思い出》と《ユモレスク》。
    《「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」を主題にした変奏曲》は、ベートーヴェンがピアノ曲を書いている。パガニーニの方は、ツィンマーマンがアンコールで弾いていたのを聴いた覚えがあるような、ないような...。
    《ばらの騎士》と《感傷的なワルツ》は、有名そうな曲なのでメロディくらいは知っているかも。

     Virtuoso Virtuoso
    (2016/4/8)
    Leonidas Kavakos 、 Enrico Pace

     
     


    <収録曲>
    1. 「ペトルーシュカ」~ロシアの踊り(ストラヴィンスキー)
    2.  ロシアの歌(ストラヴィンスキー)
    3. バスク奇想曲(サラサーテ)
    4. アンダルシアのロマンス(サラサーテ)
    5. アルハンブラの思い出(タレガ)
    6. 「三角帽子」~粉屋の踊り(ファリャ)
    7. 「うつろな心」による序奏と変奏曲(パガニーニ)
    8. カプリッチョ・ワルツ(ヴィエニャフスキ)
    9. 「ばらの騎士」~ワルツ(R.シュトラウス)
    10. 「ハンガリー牧歌」~ジプシー・アンダンテ(ドホナーニ)
    11. Reveille(ブリテン)
    12. 気紛れな女(エルガー)
    13. 「6つの小品」~感傷的なワルツ(チャイコフスキー)
    14. 「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲(パガニーニ)
    15. ユモレスク(ドヴォルザーク)

    録音は2015年5月。
    ピアノ伴奏は、2年前にブラームスのヴァイオリンソナタを一緒に録音したユジャ・ワンではなく、(小品集のためか)再びベートーヴェンのヴァイオリンソナタで伴奏していたパーチェに。
    諏訪内晶子の新譜に次いで、カヴァコスの新譜でも、パーチェのピアノが聴けるので、私には◎。


    【2016.4.22 追記】
    独amazonサイトにあった試聴ファイル(今は削除されている)を聴いてみると、静動・緩急取り混ぜて、ワルツ、オペラ、舞曲、ロマンス、etc.と、バラエティ豊かな選曲。ブリテンの《Reveille》だけ、他の曲とはかなり異なる作風。
    無伴奏は3曲:《アルハンブラの思い出》、《「うつろな心」による序奏と変奏曲》、《「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲》。
    最初は技巧華やかで賑やかな《ロシアの踊り》、最後は《ユモレスク》でほのぼの~。
    一般的なヴァイオリン名曲集とはかなり違った選曲で、試聴ファイルを聴いただけでも、このCDはとても楽しめそうな印象。
    ピアノパートにしても、冒頭の《ペトルーシュカ~ロシアの踊り》はピアニスティックだし、《粉屋の踊り》や《カプリッチョ・ワルツ》、《感傷的なワルツ》などはピアノの響きがとても綺麗。

                            

    Youtubeを探してみたら、やっぱりツィンマーマンがパガニーニの《”God save the King”による変奏曲,Op.9.》を弾いていた。
    苦手の無伴奏曲でも、奏法を見ながら聴くと、とっても面白い。でも、左手が腱鞘炎になりそう...。
    ベートーヴェンと違って、結構ユーモラスな感じ。ついでにツィンマーマンも、曲の最後のところでちょっとしたジョークの仕草を入れて、聴衆から笑いを誘っていた。

    Paganini-Variations "God save the King"



    こちらはベートーヴェンの《”God save the King”による7つの変奏曲, WoO.78》
    ベートーヴェンらしい優美さと格調高さのある変奏曲。

    Beethoven - Variations en ut majeur sur God save the King - Cziffra



    タグ:カヴァコスパーチェ

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    コメント

    初めまして!
    音楽鑑賞好きでロシアンアニメーションにもはまっている
    Nuriaです。
    Schnittkeがきっかけでロシアンアニメーションにはまりました。
    私よりずっと前にSchnittkeが好きでアニメーションを見てた方がいて感動しました。

    The tiny fishというアニメーションがあります。
    そこからのインスピレーションで久しぶりにKachenをたくさん聴き、何気なくKachenで検索してこのブログに巡り合いました。
    Grigory Sokolovの認知度もまだ日本では低いですね。
    ブログ主さんと趣味が少し似ているみたいです。

    讀賣の発言小町に「日本ではマイナーなクラシック音楽家」という題でトピックを立てていて、一応まだトピが生きてます。

    ブログを訪問するのは人のうちに上がり込むも同然なので、もしも心地が悪かったら、遠慮なくおっしゃってください。

     

    nuria様、はじめまして。
    ご訪問、コメントありがとうございます。

    最近は、シュニトケにもアニメにもご無沙汰してます。(興味の対象がコロコロと変わるので)
    ロシアのアニメは現実社会への諷刺や批判をこめたリアリズム芸術という印象を受けました。

    ソコロフはBGと契約後、次々とライブ録音がリリースされて、音楽雑誌やオンラインショップでも大々的に取り上げられていますね。
    もっぱらライブしか聴かない人は別として、知名度もずいぶん上がりました。

    ありがとうございます。
    在外なので、日本語の音楽雑誌は全く読んでないのです。

    身内に独奏者ではないけど、ヴァイオリンでご飯を食べている者がいるので、人よりはヴァイオリンを聴いているかもしれません。

    Kavakos好きですよ。なんというか温かい。彼には3人大事な先生が要るそうで、一人目がギリシャで最初に師事した先生、二人目がアメリカに留学しているときの、Josef Gingold 三人目がハンガリーのFerenc Radosなのだそう。
    去年ヴェルビエでRadosと仲良く演奏しているのがすごくよかったです。
    Kavakosの新譜、たとえば7番目は何だろうと思ってAmszonのイギリス版で見てみたら、なあんだNel cor piu non mi sentoでした。Beethovenのピアノの6つの変奏曲のテーマ曲ですね。

    差支えなければ時折お邪魔しますね。

     

    nuriaさま、こんにちは。

    海外在住なら、今の日本の音楽界の状況はよくわからないでしょうね。

    カヴァコスのヴァイオリンは、線がちょっと細くてしなやか..という感じがします。
    私の最も好きなヴァイオリニストは、F.P.ツィンマーマンなので、ちょっとタイプが違いますね。
    偶然にも、2人とも長年のデュオ相手のピアニストはE.パーチェです。

    ”Nel cor piu non mi sento”の原曲は、イタリアオペラのようですね。
    私はオペラは聴かないので、タイトルを見てもわからなかったです。

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    Author:Yoshimi
    <プロフィール>
    クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

    好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

    好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

    好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

    好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

    好きな作家;アリステア・マクリーン、エドモンド・ハミルトン、太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭
    好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
    好きな写真家:アーウィット

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