ルプー ~ ブラームス/2つのラプソディ、主題と変奏

学生時代によく聴いていたのは、ルプーのブラームス。
ピアノ協奏曲よりも、ピアノ独奏曲集の方が好きで、特に《2つのプラソディ》の第1番が一番気に入っていた。
(第2番ではなく)第1番なら、カッチェンに比べると、ルプーはどちらかというとタッチがやや穏やかで音楽の流れも滑らか。
カッチェンは強弱・緩急の振幅が大きく、明暗のコントラストも強い。

J. Brahms 2 Rhapsodies for Piano Op.79, Radu Lupu



カッチェンもレーゼルも録音していなかったブラームスのピアノ曲《主題と変奏》(Thema mit Variationen, Op. 18b)。
映画《白い恋人たち》で使われたことで有名な《弦楽六重奏曲第1番》第2楽章をピアノ独奏用にブラームス自身が編曲したもの。
全集盤以外で録音しているピアニストは多くはないはず。昔から知られているのは、たぶんブレンデルとルプー。
映画自体は観たことがなかったので、初めてこの曲を聴いたのが、ルプーの弾くピアノ編曲版だった。

Brahms - Thema mit Variationen, Op. 18b in d moll, Radu Lupu.



Radu Lupu plays BrahmsRadu Lupu plays Brahms
(2006/1/10)
London Philharmonic Orchestra, Edo de Waart, Radu Lupu

試聴ファイル
 


タグ:ブラームス ルプー

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コメント

こんにちは。

ルプーのブラームス、大好きです。詩情豊かで、私の感性を揺さぶってくれます。私もスケールの大きい協奏曲よりもソロの方が彼のリリックな感性がより活きてくる気がします。ブラームスの後期ピアノ曲集というとグールドとアファナシエフの評価が非常に高いですが、私にはちょっと理解できません(笑)。

グールドやアファナシエフの演奏よりルプーの演奏の方が万人受けしそうですが、ルプーがスタジオ録音を一切発表しなくなりましたので、特に若い世代のファンがルプーの演奏に触れる機会が少なくなっているのかもしれませんね。ルプーの最後のスタジオ録音は1993年のシューマンでしょうか?シューマン苦手な私ですが、このCDは持っています。クライスレリアーナも子供の情景も良い演奏だとは思いますが、やはりシューマン独自の世界に距離を感じてしまい、ほとんど聴くことはありません。

ルプーのCDでは、ブラームス以外だとシューベルトの即興曲集も好きです。こちらも、研ぎ澄まされた美音と繊細な感性が発揮されていて素晴らしい。個人的にはベートーヴェンのソナタももっと録音して欲しかったですね。

 

かかど様、こんばんは。

ルプーには「千人に一人のリリシスト」というキャッチフレーズがよく使われていましたね。
彼のCDは昔集めていましたが、よく聴いていたのはブラームスとベートーヴェンです。
ベートーヴェンなら、ピアノ協奏曲第3番はわりと好きですが、ロマンティックすぎて、ちょっとウェットな気はします。
「月光」や「ワルトシュタイン」は、霧の中から姿を現してくるようにファンタスティックだったように記憶しています。

ルプーは、グールドやアファナシエフのような風変わりな演奏はしませんし、カリスマ性も薄いですから、彼らに比べれば、あまりにまっとうすぎるせいか、印象が地味なのかもしれません。

ルプーのピアノの音の美しさは、録音ではなく実演でしか伝わらないという人もいますね。
もうかなりの高齢ですし、最近の来日公演では体調不良でキャンセルしたりしていますから、録音だけでなく実演で聴ける機会も少なくなっていくのは残念ですね。

こんばんは

ルプー、何枚か持っていましたが、地味な印象でそれほど気にとめていなかったのです。
ですが、とてもいいですね!
音が重厚で繊細な流れというか。
この3CD、秋に向けて、購入しようかと検討中です。
(ブログあちゃこちゃ移動していましてすいません)

 

PASOさん、こんにちは。
ルプーのブラームスはリリカルですが、ウェットで感情移入過多なところがないのがいいです。
ソロの時に比べると、コンチェルトや室内楽(モーツァルトのヴァイオリンソナタ集とか)の方がちょっとウェット気味になるような気がしますが...。
この3枚組は珍しい《主題と変奏》も入っているのでおススメです。

やっぱり使い慣れているブログの方が、ストレスなく使えていいですね。
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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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