2016_06
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(Sat)12:00

タスミン・リトル『イギリスのヴァイオリン・ソナタ第1集~ウォルトン、ファーガソン、ブリテン』 

英国のヴァイオリニスト、タスミン・リトルの録音シリーズ『イギリスのヴァイオリン・ソナタ集』。
タスミン・リトルの録音は、20年くらい前に買ったはずの『アルヴォ・ペルト作品集』だけ持っている。
ペルト作品のなかではポピュラーな「fratres」や「Spiegel im Spiegel」とかが入っている。

5月末に発売されたアルバムは、『イギリスのヴァイオリン・ソナタ集 第2集』。
収録曲はブリッジ、ヴォーン・ウィリアムズ、ブリス、アイアランド、ロイド・ウェーバーなので、試聴してみても、特に好きな曲がなく。
それよりも、ファーガソン・ブリテン・ウォルトンの曲を集めた第1集の方が、試聴してみるとかなり私好みの選曲。
CDを買って聴いてみたいな~という気になるくらい。

British Violin Sonatas Vol. 1British Violin Sonatas Vol. 1
(2015/11/13)
Tasmin Little, Piers Lane

試聴ファイル


ファーガソン《ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.10》は、第1楽章と第2楽章がオリエンタルでミステリアスな幻想風、第3楽章はロースソーンやレイトン(イギリスの現代音楽作曲家)を連想するようなマニッシュで騒然とした曲想。
緩徐部分であっても、パッショネイトな激しさと緊張感を感じる。曲想・旋律ともかなり私の好きなタイプの曲だった。

ブリテン《『組曲 Op.6》は、組曲得意のブリレンらしい才気溢れる曲。
I. Introduction まるでヤナーチェクを聴いているみたい
II. March: Allegro alla marcia マーチにしては、ユーモラス
III. Moto perpetuo: Allegro molto e con fuoco 少し焦燥感を感じさせるアレグロ
IV. Lullaby: Lento tranquillo 静かで陰翳のある子守歌
V. Waltz: Alla valse, vivace e rubato 甘さ少なめでしとやかな気品のあるワルツ

ウォルトン《ヴァイオリン・ソナタ》と《2つの小品》は、メロディアスで透明感があり、軽妙で洒落ている。
”Scherzetto”の曲想や旋律の動きが、吉松隆の作品にちょっと似ている気がする。



↓のファーガソンの《ヴァイオリン・ソナタ第2番》の音源は、スターン&マイラ・ヘスの1960年エディンバラライブ。
ヘスは、ファーガソンのピアノ独奏曲(5つのバガテル、ピアノ・ソナタへ短調Op. 8)の録音も残している。

Howard Ferguson-Violin Sonata Mo. 2 Op. 10 (Complete)



B. Britten - Suite for violin and piano, Op.6 | Ilya Kaler, Violinist | Leonid Blok, Pianist

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