アール・ワイルド/ガーシュウィンによる7つの超絶技巧練習曲 

2016, 07. 23 (Sat) 12:00

二コラス・マッカーシーの新譜に入っていた《アール・ワイルド:ガーシュウィンによる7つの超絶技巧練習曲~「私の彼氏」》。
ガーシュウィンは、ピアノ協奏曲以外の曲はあまり好きではないのだけど、ちょっと興味を引かれたので練習曲集を聴いてみた。
抜粋録音を含めても録音は少なく、同じ聴くならやはりワイルドの自作自演盤がいい。

Earl Wild Plays His Transcriptions of Gershwin Earl Wild Plays His Transcriptions of Gershwin
(1990/6/1)
Earl Wild

試聴ファイル(allmusic.com)

《ガーシュウィンによる7つの超絶技巧練習曲》は全7曲。
No. 1. I Got Rhythm
No. 2. Oh, Lady Be Good!
No. 3. Liza
No. 4. Embraceable You
No. 5. Somebody Loves Me
No. 6. Fascinatin' Rhythm
No. 7. The Man I Love

ジャズは時々聴いているせいか、どこかで聴いたことのある旋律が多い。
ワイルドの編曲と演奏が冴えているせいか、ガーシュウィンをモチーフにしているのに、どの曲もとても楽しめる。

”The Man I Love”と”Embraceable You”は、流れるようなパッセージがキラキラと宝石が煌くように華麗。
”I Got Rhythm”と”Fascinatin' Rhythm”は、いかにもジャジーなリズムが目まぐるしく展開して、躍動感抜群。

”The Man I Love”は、マッカーシーは左手だけで演奏している。
ワイルドや他のピアニストの演奏では、最初は左手だけで弾いているのかもしれないけれど、途中からは両手で弾いているとしか思えない。
楽譜を見ても、両手を使わないと弾けない。

練習曲7曲中、”Oh Lady Be Good”は1973年に作曲。他6曲は1954年に”Etudes”という曲集名で作曲、1973年に改訂。
<Gershwin's Music(Wilson Audio)>によると、“The Man I Love” はもともと、ブラームスの《シャコンヌ》のように、左手だけで弾く曲として着想されたという。
ということは、通常演奏されているのは1973年に両手用に編曲した改訂版で、マッカーシーは初版の左手用楽譜を使っているのかも。


Wild-Gershwin Virtuoso Etude No.1 The Man I Love



Wild-Gershwin Virtuoso Etude No.2 I got Rhythm



Wild-Gershwin Virtuoso Etude No.3 Embracable You



Wild-Gershwin Virtuoso Etude No.4 Fascinating Rhythm


Gershwin-Wild Virtuoso Etudes (全7曲の音源リスト)

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