アール・ワイルド/ガーシュウィンによる7つの超絶技巧練習曲

二コラス・マッカーシーの新譜に入っていた《アール・ワイルド:ガーシュウィンによる7つの超絶技巧練習曲~「私の彼氏」》。
ガーシュウィンは、ピアノ協奏曲以外の曲はあまり好きではないのだけど、ちょっと興味を引かれたので練習曲集を聴いてみた。
抜粋録音を含めても録音は少なく、同じ聴くならやはりワイルドの自作自演盤がいい。

Earl Wild Plays His Transcriptions of Gershwin Earl Wild Plays His Transcriptions of Gershwin
(1990/6/1)
Earl Wild

試聴ファイル(allmusic.com)

《ガーシュウィンによる7つの超絶技巧練習曲》は全7曲。
No. 1. I Got Rhythm
No. 2. Oh, Lady Be Good!
No. 3. Liza
No. 4. Embraceable You
No. 5. Somebody Loves Me
No. 6. Fascinatin' Rhythm
No. 7. The Man I Love

ジャズは時々聴いているせいか、どこかで聴いたことのある旋律が多い。
ワイルドの編曲と演奏が冴えているせいか、ガーシュウィンをモチーフにしているのに、どの曲もとても楽しめる。

”The Man I Love”と”Embraceable You”は、流れるようなパッセージがキラキラと宝石が煌くように華麗。
”I Got Rhythm”と”Fascinatin' Rhythm”は、いかにもジャジーなリズムが目まぐるしく展開して、躍動感抜群。

”The Man I Love”は、マッカーシーは左手だけで演奏している。
ワイルドや他のピアニストの演奏では、最初は左手だけで弾いているのかもしれないけれど、途中からは両手で弾いているとしか思えない。
楽譜を見ても、両手を使わないと弾けない。

練習曲7曲中、”Oh Lady Be Good”は1973年に作曲。他6曲は1954年に”Etudes”という曲集名で作曲、1973年に改訂。
<Gershwin's Music(Wilson Audio)>によると、“The Man I Love” はもともと、ブラームスの《シャコンヌ》のように、左手だけで弾く曲として着想されたという。
ということは、通常演奏されているのは1973年に両手用に編曲した改訂版で、マッカーシーは初版の左手用楽譜を使っているのかも。


Wild-Gershwin Virtuoso Etude No.1 The Man I Love



Wild-Gershwin Virtuoso Etude No.2 I got Rhythm



Wild-Gershwin Virtuoso Etude No.3 Embracable You



Wild-Gershwin Virtuoso Etude No.4 Fascinating Rhythm


Gershwin-Wild Virtuoso Etudes (全7曲の音源リスト)

タグ:ガーシュウィン ワイルド

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。

コメント

非公開コメント

◆カレンダー◆

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

◆ブログ内検索◆

◆最近の記事◆

◆最近のコメント◆

◆カテゴリー◆

◆タグリスト◆

マウスホイールでスクロールします

◆月別アーカイブ◆

MONTHLY

◆記事 Title List◆

全ての記事を表示する

◆リンク (☆:相互リンク)◆

◆FC2カウンター◆

◆プロフィール◆

yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

◆お知らせ◆

ブログ記事はリンクフリーです。ただし、無断コピー・転載はお断りいたします。/ブログ記事を引用される場合は、出典(ブログ名・記事URL)を記載していただきますようお願い致します。(事前・事後にご連絡いただく必要はありません)/スパム投稿と思われるコメントや、挙動不審と思われるアクセス行為については、管理人の判断で拒否いたします。/スパム対策のため一部ドメインからのコメント投稿ができません。あしからずご了承ください。