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ゼルキン ~ ベートーヴェン/幻想曲ト短調Op.77
ベートーヴェンのピアノ作品はほぼ聴いていると思っていたけれど、Youtubeで偶然見つけたゼルキンの録音で初めて聴いた《幻想曲ト短調Op.77》。

Wikipediaの作品解説「幻想曲 (ベートーヴェン)」を読むと、《ピアノ・ソナタ第24番「テレーゼ」》と作品番号が連続している曲で、自筆原稿では同一作品番号中の連番になっていたらしい。

冒頭はバッハの「トッカータとフーガ」みたいに急速で下降するスケールで唐突に始まり、一転して穏やかなアルペジオ伴奏で単調の悲しげな旋律に代わる。
この短調・急・暗と長調・緩・明という組合わせが交互に表れるというパターン。
冒頭のスケールは、なぜかバッハのパロディみたいに聴こえるし、全力疾走しては突然一休みして、また走り出す...みたいにに緩急がコロッ、コロッと変わっていく。
現代音楽で使われるパロディのような、何だか風変わりな曲。

Beethoven - Fantasia in G minor, Op. 77 [Rudolf Serkin]



Youtubeの音源の演奏者はルドルフ・ゼルキン。
ゼルキンの《幻想曲》を聴いた覚えがなかったので、収録しているCDを調べると、私が持っている《ディアベリ変奏曲》のCDに入っていた。
カップリングされている《バガテルOp.119》の方はたしかに聴いたけど、《幻想曲》は聴いていなかったのかも。

Diabelli Variations Bagatelles Op.119
(2003/9/30)
Rudolf Serkin

試聴ファイル

tag : ベートーヴェン ゼルキン

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(非公開コメント受付中)

こんにちは。

変な曲ですねえ、これ。激情や明るく前向きな気分など、様々な感情が入り混じり、何だか訳が分からない作品になっていますね。頭の中のとりとめのない感情を譜面に書き起こしたような…そんな印象です。躁鬱的というか、どこかシューマン的な印象も受けますが、やはりメロディ自体は古典的でスッキリしている感じですね。

ただ個人的な好みとして、やはりベートーヴェンは形式的で構成がカッチリしている曲の方が好きです。こういう曲はショパンやシューマンの方が向いていると思いますね。
 
かかど様、こんばんは。

「合唱幻想曲」の方も幻想性は薄いですが、こちらはベートーヴェンらしく感じます。
ベートーヴェンは、時々面白い曲を書いてますね。
タイトルと中身とも笑いを誘う「失われた小銭への怒り」とか、ドンパチにぎやかで当時大ヒットしたという「ウェリントンの勝利」とか。
この幻想曲も、ベートーヴェンの多様で複雑な?メンタリティと作風の一面が現われているような面白さを感じます。
こんにちは。
ゼルキンのこのディアベリのディスクは保有していますが、幻想曲は聴いた覚えがない。。。
しっかり聴いてみます。
 
芳野様、こんばんは。

このCD、やはりお持ちだったのですね。
なぜか素通りしてされてしまうベートーヴェンの「幻想曲」ですが、曲目リストを見ても存在感がないわりに、聴いてみると変てこで面白い曲です。
生真面目なゼルキンでも結構奇妙に聴こえますから、芝居っ気たっぷりに弾けば、さらに面白くなるかもしれませんね。
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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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