綾佳子の墨彩画 

2016, 08. 20 (Sat) 18:00

たまたま美術展で見かけた南画家の綾桂子さんの墨彩画。
綾さんの祖父は、南画の大家直原玉青画伯。

綾さんの画風は、南画に多い墨色一色だけの作品とは違って、ベースの墨絵に金・白・赤色などが施されていたり、抽象画風だったりして、とてもモダンな印象。
特に、展示されていた『街角のカーニバル』は、普通の水彩画のようにカラフルな色彩が鮮やか。
欧州のカーニバルで、(チロル地方みたいな)民族衣装を着た子供たちが、フルート、ヴァイオリン、アコーディオンなどに加えてハープも弾いている情景が、柔らかいタッチの輪郭と淡く明るいパステル画風の色彩で描かれている。
とても綺麗な色合いとほのぼの~とした雰囲気で、いつも見る南画とは全く違った作風。

綾桂子さんの作品をネットで探してみると、南画にしては珍しく、外国にあるモチーフを使ったものがかなり多い。
墨絵をベースにしているわりに、とても幻想的な雰囲気が漂っている。

一方、日本の風景を描いた作品の方は、絵葉書みたいに昔懐かしい温かさを感じるタッチ。『街角のカーニバル』はこちらの画風。
具象画が多いけれど、展示会では『薄れゆくもの』という中央上部に花火がさく裂するような抽象画風の作品が出典されており、facebookにも載っている。

小さな画像や画集で見るよりも、実物の作品を原寸大で間近に見た方が、質感・量感・迫力が感じられて、やはり絵は現物を見る方が良い。
でも、美術館でいつも見られるわけではないので、画集を探してみても、出版されていないようだった。残念。

<主な作品>(リンクあり)
『カーニバルの日』
『象とアルルカン』
『パレルモの月』
『カーニバル』
『ヴェネチアの夜』
『仮面の人』
『mirage』

『祭りの日』
『干支の人形』
『こどもの日』
天神祭の花火
天神祭の獅子舞


<展覧会>
「綾 佳子現代墨彩画展」(案内状)(2014年12月津田塾大学)
「綾 佳子現代墨彩画展」(案内状)(2016年7月京阪百貨店)


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