2016_09
27
(Tue)18:00

バラキレフ/イスラメイ (ムストネンとポゴレリチ) 

たまたま見つけたムストネンの《イスメライ》。
かなり速いテンポで、これだけ一音一音シャープでクリアに弾ける人は少ないのでは。
もともとムストネンは、スタッカートみたいな鋭いノンレガートで、作曲年代・様式にかかわらず、バッハでもベートーヴェンでもショパンでも弾くという、かなり風変りで個性的な奏法。
この奏法で、こういう技巧的な曲を速いテンポで粒を揃えて正確なリズムで弾くというのは、かなり手指に負担がかかるような気がする。

Olli Mustonen plays Balakirev's Islamey live




それほど猛スピードで弾かない人も多く、そのなかではポゴレリチがリズムが明瞭で表情豊か。
もともと《イスラメイ》は一本調子というか単調さを感じるのであまり好きな曲ではないのだけど、ポゴレリチの演奏で聴くととっても面白く聴ける。
シューマンの《トッカータ》と同じく、こういうテンポの速い技巧的な難曲を面白く聴かせるのが本当に上手い。
ポゴレリチのブラームスやショパン、モーツァルトの鬱々とした情感がどんより渦巻くような演奏は全然好きではないけれど(アファナシエフ好きな人なら向いていそう)、スカルラッティのソナタにシューマンの《トッカータ》、このバラキレフの《イスラメイ》は、深い感情移入をせずに軽快なノンレガートで弾いていて、こういう演奏は全く抵抗なく聴けるし、本当に面白い。

Pogorelich plays Islamey

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