気ままな生活

            ♪音楽と書物に囲まれて暮らす日々の覚え書♪  

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ベートーヴェン/ポロネーズ

久しぶりにカッチェンの国内盤でベートーヴェンを聴いていたら、最後に《ポロネーズ Op.89》という曲が入っていた。
この前聴いた《幻想曲》と同じく、この曲も全然記憶に残っていない。
肺がんで急逝する1年前の1968年に録音しているので、たぶんDECCAでの最後のピアノソロ録音になる。
カップリングされている《6つのバガテル》も同じ録音年なので、一緒に録音したらしい。
今まで聴いたソロのスタジオ録音のなかでは、この2曲の音質が一番良く、実際のカッチェンのピアノの音色やソノリティに最も近いのではないかと思えるくらいに、適度な残響があり自然な趣きの音がする。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、合唱幻想曲、6つのバガテル、ポロネーズベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、合唱幻想曲、6つのバガテル、ポロネーズ
(2004/10/27)
カッチェン、ガンバ指揮ロンドン交響楽団・合唱団

試聴ファイル
※輸入盤に比べると、ピアノ協奏曲では、ピアノの音がやや小さく、ダイナミックレンジも少し狭い感じがする。


ベートーヴェンの《ポロネーズ》は、ショパンみたいな躍動的リズムと厚みのある和音で華やかなポロネーズとはちょっと違って、ワルツを踊っているみたいに軽やかで可愛らしい。
この曲に限らず、ピアノ・ソナタの狭間に書かれたバガテルとかのピアノ小品は、愛情とかユーモアとかいろいろな感情がポロポロこぼれ落ちてくるみたいな親密感を感じる。

W. Manz - Ludwig van Beethoven Polonaise C-Dur op. 89

Tag : ベートーヴェン カッチェン

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。

|  ♪ ジュリアス・カッチェン | 2016-10-16 18:00 | comments:4 | TOP↑

こんにちは。

ベートーヴェンがポロネーズを書いていたことは知りませんでした(汗)不勉強なもので…。しかし、思いもよらずチャーミングで素敵な曲ですね。個人的にはショパンのポロネーズより好きかもしれません。マンツの演奏も良いですねえ。ベヒシュタインを弾いてますが、柔らかくコロコロした音色がこの曲に合っていると思います。

あと記事の内容からは脱線しますが、最近はロルティのベートーヴェンソナタ全集をヘビロテ中なのですが、次はアラウあたりを聴いてみようかと思います。アラウ好きのyoshimiさんにお伺いしますが、旧盤の方がお勧めでしょうか?私の手持ちのベートーヴェンのソナタ全集はアシュケナージ、パール、ロルティと流麗なタイプの演奏が多いので(パールは少しタイプが違いますが)、アラウの重厚でエレガントなベートーヴェンが聴きたい気分なのです。

| かかど | 2016/10/16 23:47 | URL |

 

かかど様、こんにちは。

古典派の”ポロネーズ”なら、こういうスタイルになるのかもしれませんね。ショパンとは違った味があっていい曲です。
それに、マンツの演奏は優美で快活、力強さもあって、私もこの曲に似合っていると思います。

アラウのベートーヴェンには重みはありますが、”エレガント”かというと?? ケンプが貴族的なら、アラウは朴訥という感じですね。
アラウのベートーヴェン全集の新盤は、某人気評論家が絶賛した影響もあって?、日本では旧盤よりも人気があるようです。
でも、アラウを昔から聴いているブロガーの方(お二人)は、旧盤の方が良いと言われていました。私もそう思います。

新盤では、技巧的な衰えが録音年が後になるほど顕著です。その一方で、独特の美しい響きとピュアな透明感を感じます。これは旧盤では聴くことができないものです。
旧盤は、技巧も安定しており情感とのバランスも良く、安心して聴けます。
旧盤全集は何度も再発売されている一方、新盤は長らく廃盤状態ですから、レーベル側の評価はそういうことだと思います。

技巧的にしっかりした演奏がお好みなら、旧盤の方が良いでしょう。
技巧面はともかくとして、新盤では、曲によっては、技巧的な衰えがそれほど気にならずに、晩年のアラウ独特の美しいソノリティとピュアな透き通るような叙情感のある演奏が聴けます。
私の好みとしては、新盤・旧盤ともワルトシュタイン、31番、それにテンペストあたりは好きですね。
まずお好きな曲で両盤を試聴して見られるとよいと思います。

| yoshimi | 2016/10/17 06:14 | URL | ≫ EDIT

早速、ご丁寧な返信ありがとうございます。アラウの録音はバラで結構聴いているのですが、独特のテンポ感というか、「間」の取り方が私の肌に合っていて、そこが好きです。決して派手さはありませんが、得意ではないショパンやシューマンもアラウの演奏だと違和感なく聴けるんです。スーッと肌に染み入ってくるような…こんな感覚は他のピアニストの演奏では味わったことがありません。

ただ、どういう訳か?ベートーヴェンのピアノソナタは新旧ともほとんど聴いたことがありません。まずは試聴して気に入った方を聴いてみようかな、と思っています。私は基本的にテクニックがしっかりしたピアノの方が好きなので、旧盤が気に入りそうですが(味のあるピアノも嫌いではありませんが)。

| かかど | 2016/10/17 21:21 | URL |

 

かかど様、こんばんは。

アラウのショパンもモーツァルトもドビュッシーもちょっと変わっていますね。
それでもショパンやドビュッシーは独特のテンポやソノリティに重厚さなどが逆にしっくりくるので良いのですが、モーツァルトはどうも合いませんでした。
アラウの対話集を読んでいると、アラウ自身は自分の解釈が変わっているとは全然思っていなくて、このように弾くべきものだと確信をもって弾いていました。

新盤のテンペストやワルトシュタインを久しぶりに聴いてみましたが、テクニックの衰えがどうしても耳についてしまいます。
Youtubeにも音源が多数ありますので、いろいろ聴いてみてください。

| yoshimi | 2016/10/17 23:39 | URL | ≫ EDIT











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