モシェレスのピアノ曲
2017-01-06(Fri)
ベートーヴェンのピアノ協奏曲のカデンツァを作曲していたことで知ったイグナーツ・モシェレス。
Wikipediaのプロフィールを読むと、ベートーヴェンがその才能を高く買い、メンデルスゾーンとは初めて教えて以来、終生親交が続いたという。
モシェレスはヴィルトオーソピアニストでもあったので、ピアノ作品を多数残している。
作品リストを見ると、全く聴いたことがない曲ばかり。録音もそれほど多くはない。
いくつか聴いてみると、ロマン派に近い古典派風?みたいに、メロディアスな旋律と美しい叙情感がロマンティックで、情緒過剰にならない端正さはメンデルスゾーンに似ている。
メンデルスゾーンは好きな作曲家なので、モシェレスも私の好みにぴったり。
ピアノ曲全集のCDがあったら欲しいなあと思って探してみても、ピアノ協奏曲の全集はあれど、独奏曲の全集はないようで、数曲録音したCDがちらほらとある。
新しい性格的大練習曲/ Nouvelles grandes études caractéristiques Op.95 [1836年](ピティナの作品解説)
1 怒り / Courroux
2 和解 / Reconciliation
3 矛盾 / Contradiction
4 ユノ / Junon
5 お伽話 / Conte enfantin
6 バッカナール / Bacchanale
7 優しさ / Tendresse
8 謝肉祭の情景 / Scénes de fêtes populaires
9 海辺に注ぐ月光 / Clair de lune au bord de la mer
10 テルプシコラ / Terpsichore
11 夢 / Songe
12 不安 / Angoisse
全曲録音があればCD買いたいくらいにとても気に入ったのは、12曲からなる《新しい性格的大練習曲集》。
ヴィルトオーソらしくピアニスティックなわりに、練習曲にしては曲想豊でとても面白い。
どの曲も和声が綺麗。標題のイメージどおりの旋律は叙情豊か。
No.7「優しさ」は、流麗で重層感のある和声は情感濃くてロマンティックで、とりわけ素敵な曲。
Ignaz Moscheles = Etudes caractéristiques (ピアノ:広瀬 悦子)
No.7 優しさ(Tendresse),No.12 不安(Angoisse)
※ピアノを弾いている広瀬さんは、あのカツァリスと連弾・2台のピアノで『Russian Ballet Transcriptions For Four Hands And Two Pianos』を録音している。CDは1月13日発売予定。(試聴ファイルはこちら)
No.6「バッカナール/Bacchanale」
MOSCHELES Étude Caractéristique opus 95 BACCHANAL
No.9「海辺に注ぐ月光/Clair de lune au bord de la mer」
Ignaz Moscheles - Moonlight on the Sea-Shore, Op. 95/9 from 12 Characteristic Studies
こちらはモシェレスの練習曲を集めたCD(hyperion盤)。 作品番号95,98,105,111,126の練習曲集を収録。
演奏しているピアーズ・レーン(Piers Lane)は全然知らないピアニスト。hyperionで録音しているくらいなのでそう間違いはないはず。
なぜかhyperionにしては廉価盤。このCDもコロリオフのベートーヴェンと一緒に購入予定。
憂鬱なソナタ 嬰ヘ短調/ Sonate mélancolique fis-moll Op.49 [1814年]
Moscheles - Sonate Melancolique
ピアノ協奏曲第3番 ト短調(Op.60)
ピアノ協奏曲は全部で8曲。第3番は録音が複数ある。
第3番は旋律の動きや和声の響きがメンデルスゾーンとショパンのコンチェルトにちょっと似た感じ。
彼らほどにはピアニスティック(技巧的)な華やかさはないけれど、優しく繊細で清楚な叙情感が綺麗。どちらかというと独奏曲の方が好きなので、コンチェルトのCDは買わないと思う。
Moscheles - Piano Concerto No. 3 In G Minor Op 58
ディアベリ変奏曲
モシェレスは、あの《ディアベリ変奏曲》を作曲した50人の一人だった。
とっても可愛らしいディアベリのワルツ。
Diabelli's Waltz - V26 Ignaz Moscheles
Wikipediaのプロフィールを読むと、ベートーヴェンがその才能を高く買い、メンデルスゾーンとは初めて教えて以来、終生親交が続いたという。
モシェレスはヴィルトオーソピアニストでもあったので、ピアノ作品を多数残している。
作品リストを見ると、全く聴いたことがない曲ばかり。録音もそれほど多くはない。
いくつか聴いてみると、ロマン派に近い古典派風?みたいに、メロディアスな旋律と美しい叙情感がロマンティックで、情緒過剰にならない端正さはメンデルスゾーンに似ている。
メンデルスゾーンは好きな作曲家なので、モシェレスも私の好みにぴったり。
ピアノ曲全集のCDがあったら欲しいなあと思って探してみても、ピアノ協奏曲の全集はあれど、独奏曲の全集はないようで、数曲録音したCDがちらほらとある。

1 怒り / Courroux
2 和解 / Reconciliation
3 矛盾 / Contradiction
4 ユノ / Junon
5 お伽話 / Conte enfantin
6 バッカナール / Bacchanale
7 優しさ / Tendresse
8 謝肉祭の情景 / Scénes de fêtes populaires
9 海辺に注ぐ月光 / Clair de lune au bord de la mer
10 テルプシコラ / Terpsichore
11 夢 / Songe
12 不安 / Angoisse
全曲録音があればCD買いたいくらいにとても気に入ったのは、12曲からなる《新しい性格的大練習曲集》。
ヴィルトオーソらしくピアニスティックなわりに、練習曲にしては曲想豊でとても面白い。
どの曲も和声が綺麗。標題のイメージどおりの旋律は叙情豊か。
No.7「優しさ」は、流麗で重層感のある和声は情感濃くてロマンティックで、とりわけ素敵な曲。
Ignaz Moscheles = Etudes caractéristiques (ピアノ:広瀬 悦子)
No.7 優しさ(Tendresse),No.12 不安(Angoisse)
※ピアノを弾いている広瀬さんは、あのカツァリスと連弾・2台のピアノで『Russian Ballet Transcriptions For Four Hands And Two Pianos』を録音している。CDは1月13日発売予定。(試聴ファイルはこちら)
No.6「バッカナール/Bacchanale」
MOSCHELES Étude Caractéristique opus 95 BACCHANAL
No.9「海辺に注ぐ月光/Clair de lune au bord de la mer」
Ignaz Moscheles - Moonlight on the Sea-Shore, Op. 95/9 from 12 Characteristic Studies
こちらはモシェレスの練習曲を集めたCD(hyperion盤)。 作品番号95,98,105,111,126の練習曲集を収録。
演奏しているピアーズ・レーン(Piers Lane)は全然知らないピアニスト。hyperionで録音しているくらいなのでそう間違いはないはず。
なぜかhyperionにしては廉価盤。このCDもコロリオフのベートーヴェンと一緒に購入予定。
![]() | I. Moscheles:Complete Concert Studies (2011/7/12) Piers Lane (piano) 試聴ファイル(hyperion) |

Moscheles - Sonate Melancolique

ピアノ協奏曲は全部で8曲。第3番は録音が複数ある。
第3番は旋律の動きや和声の響きがメンデルスゾーンとショパンのコンチェルトにちょっと似た感じ。
彼らほどにはピアニスティック(技巧的)な華やかさはないけれど、優しく繊細で清楚な叙情感が綺麗。どちらかというと独奏曲の方が好きなので、コンチェルトのCDは買わないと思う。
Moscheles - Piano Concerto No. 3 In G Minor Op 58

モシェレスは、あの《ディアベリ変奏曲》を作曲した50人の一人だった。
とっても可愛らしいディアベリのワルツ。
Diabelli's Waltz - V26 Ignaz Moscheles
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