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(Wed)00:00

ホームベーカリーの普及率 

数年前には第3次ブーム到来で絶好調だったホームベーカリーの売れ行きが最近良くないらしい。

最新型が2年前!? 三洋電機が生んだGOPANの運命は?(2015年04月09日、日経トレンディ)
お米でパンが焼ける「ライスブレッドクッカー GOPAN(ゴパン)」は、2010年11月に三洋電機が第1号製品発売、2011年12月にはPanasonicブランドで第2世代GOPAN発売、第3世代が2013年3月に発売。その後新製品は出ていない。
背景には、ホームベーカリーの国内出荷台数が減少していることがあるらしい。
2011年の79万台がピークで、2012年57万台、2013年36万台と激減し、2014年はさらに減少する見込みだという。

GOPANに限らず、価格.comの新製品ニュースを見ても、ここ数年新機種の発売が少ないし、それもコースを少し追加しただけのマイナーチェンジが多い。
最近の新製品で特長のあるものといえば、ツインバードの「ブランパン対応ホームベーカリー」。別売りの「低糖質ブランパンミックス」を使う「ブランパン」コースがある。
普通のHBでも、市販のブランパンミックスを使うか自分で材料を配合すればいいので、この機種でなければブランパンが作れないということはない。

パナソニックは、「2012年8月(25年6ヶ月)、ホームベーカリー累計生産台数400万台を達成」というプレスリリースを2012年9月3日に出して以降、年間出荷台数のニュースが見当たらない。
「ホームベーカリー市場は、2011年に過去最多の年間総出荷数約79万台を記録しました。2005年から7年連続で二桁成長をしており、今後も市場の拡大が期待されます。」と、パナソニックは、2012年度の国内出荷台数が100万台と予測していたけれど、大外れ。
2010年~2011年に国内出荷台数が大幅に増えた最大の原因は、sirocaの低価格製品(5980円)が新発売されて、爆発的に売れたこと。
HBを欲しい人たちが低価格のsiroca製品(や他社HB)を購入して、HBに対する需要が一巡したため、その後はHBがあまり売れなくなったようだ。
HBの耐用年数はたぶん10年前後だろうから、買い替え需要が大量に発生しない限り、出荷・販売台数が再び増加基調に転じる可能性は少ないように思う。

普及率については、総務庁の耐久消費財保有状況の統計データによると、1000世帯当たりのホームベーカリー所有台数は、平成26年で「二人以上の世帯」が244台、「単身世帯」が60台。
「二人以上の世帯」に関しては、普及率が約25%。「単身世帯」は「二人以上の世帯」の3割くらいなので、加重平均した世帯普及率は約20%。

平成26年全国消費実態調査主要耐久消費財に関する結果の概要(平成27年7月31日、総務庁統計局)[統計表:31頁、33頁]

↓athomeのデータでも所有率は約22%。

5人に1人がホームベーカリー所有!買うのと作るの、トクなのはどっち?(athome)
- 30代女性の所有率が33.9%と突出。全体の平均は21.8%
- 30代女性が所有率が高いだけあって、月に平均4.6回。全体の平均は、月に2.4回
- 1週間にパンを食べる頻度は、全体の平均が週4.2回。

両方のデータから考えると、現在のホームベーカリー普及率は全世帯で20%くらい。(それでもかなり高いと思うけど)
単独世帯を除いても20%台半ばで、30%には全然届いていない。
ここ数年ホームベーカリーの出荷台数が激減して、ブームも落ち着いたようなので、当面、普及率が30%に達する見込みはほとんどなさそう。


<過去記事>
ホームベーカリーに関するトピックス ~ 「siroca」、アジアのホームベーカリー

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