2018_05
09
(Wed)09:00

サン=サーンスで好きな曲 ~ ピアノ協奏曲第2番、練習曲集、ヴァイオリンソナタ第1番 

ピアノを使ったサン=サーンス作品のなかで一番ポピュラーなのは、2台のピアノとオケ(または室内楽)による《動物の謝肉祭》。
技巧華やかなピアノを楽しむなら、ピアノ協奏曲。特に有名なのは第2番と第2楽章がオリエンタル風の第5番”エジプト風”。
《ピアノ協奏曲全集》で昔からの定番は、パスカル・ロジェだと思う。それ以降の録音の中では、スピード感と切れ味鋭い技巧で颯爽としたスティーヴン・ハフの演奏(2008年のグロモフォン「ゴールドディスク」に選定された録音)が好評。
第2番は技巧華やかで、楽章ごとに異なる情趣も豊かで、どの楽章を聴いても楽しい。ロマン派のピアノ協奏曲のなかでも特に好きな曲。

Saint-Saëns - Piano Concerto n2 - Pascal Rogé



あまり知られていない技巧的難曲が《6つの練習曲》(Op.52&Op.111)。
数少ない録音のなかで、技巧的に安心して聴けるのはデュシャーブル。
旋律自体はシンプルに聴こえるけど、楽譜を見ながら聴けば、速いテンポで滑らかに弾くのはそう容易ではないのはわかる。(練習したことがないのでどれくらい難しいのかレベルがよくわからない...)
デュシャーブルは、軽やかなタッチで音の輪郭は明瞭で細部まで精密、一点の曇りもないような明晰な演奏。技巧的にまだ余裕があると思ってしまうくらいにスラスラ弾いている(ように聴こえる)。

Camille Saint Saëns - 6 Études, Op. 52 (1877)



《6つの練習曲Op.111》の第6曲は、「第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ」。(↓の音源では14:57~)
第3楽章のピアノ独奏曲版、音が多く響きにかなり厚みがあるので、ピアノ1台でも原曲の華やかさとダイナミックさが味わえる。

Camille Saint Saëns - 6 Études, Op. 111



同じくあまり有名ではないと思う《ヴァイオリンソナタ第1番》は技巧華やかで叙情深く、有名なフランクのヴァイオリンソナタよりも好きかも。
ツィンマーマン&パーチェの音源で初めて聴いて好きになったので、録音していないのが残念。

Saint-Saens, Violin Sonata No. 1 Zimmermann - Pace (1/3)



<関連記事>
スティーヴン・ハフ ~ サン=サーンス/ピアノ協奏曲第2番
デュシャーブル ~ サン=サーンス/ピアノ作品集(6つの練習曲Op.52,Op.111、他)
ツィンマーマン&パーチェ ~ サン=サーンス/ヴァイオリンソナタ第1番

タグ:サン=サーンス

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。

0 Comments

Leave a comment