2018_07
22
(Sun)12:00

「火」をモチーフにしたピアノ曲(1) 

レコ芸最新号のインタビュー記事で紹介されていた小菅優のリサイタル・シリーズ。
テーマは”Four Elements”。これは古代ギリシャ哲学で世界を構成する「4つの元素(Four Elements)」とされていた 「風」「土」「水」「火」にちなんだもの。

この中から毎年1つのテーマを選んで構成したプログラム。昨年のリサイタルは、”Vol.1 Water”。今年は猛暑に相応しい? ”Vol.2 Fire”。(曲名見るだけで暑い...)

 チャイコフスキー:/「四季」op. 37b~1月「炉端にて」
 レーガー/「暖炉のそばの夢」op. 143 ~ 第3番、第5番、第7番、第10番(ユーモレスク)、第12番 
 ファリャ/組曲「恋は魔術師」~きつね火の歌、火祭りの踊り
 リスト(シュタルク編)/プロメテウス
 ドビュッシー/燃える炭火に照らされた夕べ、前奏曲集第2巻から 「花火」
 スクリャービン/悪魔的詩曲 op.36、詩曲「焔に向かって」op.72
 ストラヴィンスキー(作曲者自身によるピアノ編曲版)/バレエ「火の鳥」より
  イントロダクション、火の鳥の踊り、王女たちのロンド、カスチェイ一党の凶悪な踊り、子守歌、カスチェイの城と魔法の消滅―石の騎士たちの復活―大団円

小菅優 ピアノ・リサイタル Four Elements vol.2 Fire[いずみホール]


プログラムの中で聴いたことがない曲は、「プロメテウス」、「燃える炭火に照らされた夕べ」、「悪魔的詩曲」。でも、確実に思い出せる曲は、「火祭りの踊り」 「花火」くらい。

ファリャ/火祭りの踊り
すぐに思い出すのはカッチェンが残した最後のライブ映像。(この演奏の数か月後に肺がんで亡くなったのが信じられないような力強い弾きぶり)

Julius Katchen plays De Falla and Mozart



ドビュッシー/花火
Debussy- Preludes book 2, no. 12: Feux D'Artifice [Krystian Zimerman]



リスト/交響詩《プロメテウス》(ピアノ編曲版)
リストが編曲したのは4手ピアノ版。ピアノ独奏版は、シュタルクやリスト=マッティ・マリンの編曲版がある。別の編曲者によるオルガン版もある。
連弾版と原曲を聴き比べてみると、スケール感のある叙事詩的な曲なので、色彩感豊かで雄壮なオーケストラ演奏の方がいい。

Franz Liszt - Prometheus (arr. for piano in four hands)



ストラヴィンスキー/火の鳥(ピアノ編曲版)
この曲のピアノ編曲版はGuido Agosti版を弾く人が多い。(Danse infernale、Berceuse、Finaleの3曲)
Piemontesi.のライブ映像は、曲名(「凶暴な踊り」)の如く、速いテンポで力強く、怒涛のような勢いで迫力満点。

Stravinsky The Firebird, piano(Guido Agosti編曲版)



スクリャービン/焔に向かって
曲としては、音も動きも多くなる後半以降は面白いと思う。なぜか和声の響きが時々ヤナーチェクに似ているような気がする。(ヤナーチェクよりもずっと音が多くて暑苦しいけど)

Sokolov plays Scriabin "Vers la flamme" live


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