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フィオレンティーノによるピアノ編曲版
セルジオ・フィオレンティーノのピアノを初めて聴いたのは、フィオレンティーノ自身がピアノ編曲したフォーレ《夢のあとに》
フォーレのピアノ曲は苦手でも、なぜか歌曲は好きなので、濃密なロマンティシズム溢れる《夢のあとに》にすっかり魅せられてしまい、すぐにフィオレンティーのCDコレクターになったのだった。

Fiorentino plays Fauré Après Un Rêve


編曲が得意なフィオレンティーノは、歌曲ではシューマンの《はすの花》・《献呈》のピアノ編曲版も書いている。
フィオレンティーノの《献呈》は、ゆっくりしたテンポで語りかけるようなフレージングが優しく、愛情がにじみ出てくるようなとても素敵な曲。

Sergio Fiorentino plays Schumann "Widmung"



既存のピアノ曲やピアノ編曲版をフィオレンティーノがさらに編曲した曲もいくつか。
若い時から弾いていたバッハ=ブゾーニ編曲《前奏曲とフーガ BWV532》は、ブゾーニ版の和音をさらに重厚にしている。

ライブ音源(↓)の冒頭は《前奏曲とフーガBWV. 532》。
58:00から弾いているのはフィオレンティーノ編曲によるチャイコフスキーのワルツ(Op.40 No.8)。原曲のピアノ曲にたくさん音を加えた軽やかで華やかなワルツ。(このライブ音源は、音質・演奏・選曲全てが良いので、CD化して欲しいくらい)

Sergio Fiorentino in recital (1996.07.08 Newport) Bach/Busoni, Schumann, Gounod, Tchaikovsky



フィオレンティーノのピアノ編曲版のなかで一番長い曲は、バッハの《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001》
もともと無伴奏曲はほとんど聴かないけど、原曲とは違い、冒頭の”Adagio”では悲痛感と静寂さが薄まり、ピアノの瑞々しい音色と清々しい叙情感が美しい。第2楽章と終楽章のフーガはピアノならではの立体感と躍動感。

Bach - Violin sonata no. 1 in G minor BWV 1001, piano transcription (Sergio Fiorentino) [1/2]


Bach - Violin sonata no. 1 in G minor BWV 1001, piano transcription (Sergio Fiorentino) [2/2]



<関連記事>
フィオレンティーノ 『ドイツ・ライブ録音集(1993年)』
バッハ=フィオレンティーノ編曲/無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 BWV1001(ピアノ独奏版)
フィオレンティーノ ~ バッハ=ブゾーニ《前奏曲とフーガBWV 532》(フィオレンティーノ編曲)、バッハ/フランス組曲第5番

tag : フィオレンティーノ フォーレ シューマン バッハ チャイコフスキー

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好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

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好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
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