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ベトナム訪問記 22 ハノイ(15) ホーチミン廟、一柱寺、ホーチミン博物館
最終日。ホーチミン廟周辺からロンビエン橋へと回るコースにした。
今日のガイドさんは可愛らしい女性。
この前のガイド君は、午後数時間も歩かされて懲りたので、この女の子に変わったんだろうか。
今日はチップを渡そうとしていたのに。

彼女は大学で貿易を勉強したそうだ。
せっかく大学で貿易を学んだのに、卒業して日本語のガイドさんをしているので、お友達とかはとてもびっくりしたそうだ。
彼女はちょっとした充電のつもり、と言っていた。
彼女が言うことには、他のガイドさんは忙しいけど、彼女はヒマなんだそうだ。
確かにそれもわかる。彼女の日本語はかなり怪しい。
彼女の日本語のレベルでは、気の短い日本人はフラストレーションを起こすかもしれない。
年配の日本人男性の言葉が聞き取りにくいと行っていたし。
私は彼女とは波長が合うみたいで、いろんな話ができて楽しかった。

まず専用車でホーチミン廟へ。
ホーチミン廟は巨大な公園の中に経っている。
ホーチミン廟と芝生を隔てて向う側には会館があって、会議とか式典をする場所のようだ。

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朝、ちょうどホーチミン廟の衛兵交代の時間だった。
逆光だったので、写真を撮るのは失敗してしまった。
バッキンガム宮殿のように、とはいかないが、真っ白い軍服の衛兵が足を真っ直ぐに伸ばして、交代の儀式をやっていた。
ホーチミン廟は、とても巨大で立派な建物だった。
グレーの建物の色が威圧感を倍増している。
たしかホーチミンはそんな廟に自分を祀らないように遺言したはずだったが。
北部、中部、南部にそれぞれ自分の遺骨を埋めるように、そうすればベトナム全土を死後も見守っていくことができる、というような言葉を遺して逝ったと本で読んだ気がする。

ホーチミン廟の周りには、欧米人やベトナム人らしき観光客がたくさんいた。
ガイドさんが何か言っている。
観光に来たベトナム人の男性が(多分農村かららしいが)、一緒に写真を撮って欲しいそうだ。
まあ、別に減るものでもないので、すぐにokした。
日本人は珍しいのだろう。
特に一人旅だったので、気軽に頼めたそうに思ったのかもしれない。

次は一柱寺へ行った。
蓮池の中に立っている小さな塔。
蓮の花の形をイメージして作られているそうだ。
李朝の大崇はなかなか子宝に恵まれなかった。ある日蓮の花の上に子供抱いた観音菩提樹を夢で見た。その後子供を授かったことから、この寺を建立したそうだ。
階段を登った仏壇(というのだろうか?)の前では、靴を脱いでお祈りをしている人もいた。

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ホーチミン博物館も観光客が賑わっていた。
入り口を入るとすぐに、ホーチミン主席の像がお出迎え。
ガイド嬢によると、ベトナム人は必ず1回は学校の遠足か何かで、ここに来るそうだ。
ホーチミンの写真があらゆるところに置かれている。
写真の中で子供たちが巻いているスカーフの色は真っ赤。
これは血の色を象徴するものだと彼女は言う。
ベトナムは数多くの戦争を戦い、多くの人々の血が流れた。
その犠牲のことを忘れないようにということだろう。
でも、ガイド嬢の言によると、ベトナム人は戦争のことなど、もう思い出したくもないそうだ。
日本人の古い世代は、ベトナムというとベトナム戦争がまず真っ先に思い浮かべてしまうが、ベトナム人にとってはそれは過去のこと。
今日、明日をどうするかで、精一杯なんだろう。

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ガイド嬢は一応ガイドはしてくれたが、最近の世相や女性の地位に関する話題を話す時間の方が長かった。
南部の人間はホーチミンがそれほど好きではない、今は戦争など過去のことで誰もそんなことを記憶していないなんて思っていない、中絶が自由にできないので子供が池に捨てられる事件も起こっている(日本のコンロッカーベイビーズみたいだ)、などなど。
あれこれ話しているうちに出口に来てしまった。

次は文廟へ向かう。今日も蒸し蒸しと暑い。
途中でアオザイシルクの店によって、お茶だけ飲んだ。
ガイド嬢が良く知っている店なので、買わなくてもok。
少し休憩していると、日本人観光客のご一行がベトナムシルクを買いにやってきた。
彼女が言うには、ベトナム人はシルクの服をもらっても喜ばないそうだ。
日本人が着物をもらっても、さして喜ばないのと一緒だろう。

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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
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