ハロウィーンのかぼちゃ ~ プッチィーニ、バターナッツ、ロロン、坊ちゃん、栗マロン、九重栗
2019-10-29(Tue)
10月31日はハロウィーンのお祭り。ハロウィーン自体に全く興味はないけれど、この時期にはいろんなかぼちゃがお店に並ぶのが楽しみ。
粉質で甘いニュージーランド産かぼちゃは、日本と季節が反対なので、夏が旬のかぼちゃはまだ輸入されていない。今でも店頭に並ぶのは北海道産を中心とした国産かぼちゃ。
品種がわからない緑色の国産かぼちゃ(たぶん「えびす」南瓜?)を買うと、粘質で甘くなくて水っぽいかぼちゃが多くて、ホクホク甘い粉質の栗かぼちゃが好きな私はかなりがっかり。
NZ産のかぼちゃの主力品種は黒皮栗南瓜。私がよく買うかぼちゃは、それほど粘質ではなく、ホクホク甘くて、外れることが少ない。
国産かぼちゃのなかで、間違いなく甘いのは「バターナッツ」と「ロロン」。「栗マロン」と「坊ちゃん」も粉質で甘いらしい。粘質でも「バターナッツ」みたいに甘ければかまわない。
バターナッツは南アメリカ大陸原産で、分類上は日本かぼちゃの仲間。お店で見かけたのは国産のみ。
プッチィーニ(プッチーニ)
ハロウィーンの頃だけ出回っている黄色くて小ぶりな姿が可愛いミニカボチャ。
ポップに「ほのかな甘みがあります」と書いていたので、1つ買ってみた。電子レンジで加熱して柔らかくしたものを食べてみたら、期待したほどホクホク感も甘さもなくて、皮もごわごわして食べられない。皮を剥いで、シチューに入れてしっかり加熱しても、ホクホクしたけど、やっぱり甘くない。
中身をくり抜いて、グラタンや煮込みに使えば見栄えはするけど、しっかり味付けしないと美味しくないので、二度と買わない。
プッチィーニ[旬の食材百科辞典]
レンジで簡単!「プッチィーニ」[サカタのタネ園芸通信]
ベーコンと季節の野菜クリーム煮 in「プッチィーニ」[サカタのタネ園芸通信]
プッチーニカボチャグラタン[cookpad]
坊ちゃんカボチャとプッチーニのグラタン[Nadia | ナディア]
バターナッツ
夏からずっと出回っているので、今年は全部で5個購入。ハロウィーン用にたくさん店頭に置いているので、もう数個買う予定。
粘質で甘くて、焼きもの、ポタージュ、お菓子づくりに向いている。煮るとドロドロに溶けやすい。
バターナッツは下側の球形部分だけに綿と種が詰まって、上部の円柱部分は実だけ。球形部分はカットして干して、円柱部分はスライスしてそのまま焼いている。
スライスして、生のまま、または、干してから、フライパンでオリーブオイルで焼くと美味しい。
干したものを蒸して冷凍すると、甘さが凝縮して、硬めのシャーベットみたいな食感でデザートに。
<関連記事>
バターナッツかぼちゃ
干したバターナッツかぼちゃ
ロロン
「ロロン」かぼちゃは、今まで食べたかぼちゃの中では、とりわけホクホクと甘くて美味い。
深緑色でラグビーボールのような姿がトレードマーク。時たま産直で見かけるくらいの珍しいかぼちゃで、価格はバターナッツと同じくらいかちょっと高い。
<関連記事>ラグビーボールみたいな「ロロン・カボチャ」
坊ちゃん
コロっとして丸みのある姿が可愛い。粘質で甘みの少ない「小菊かぼちゃ」と似た品種と勘違いしていた。調べてみたら、ホクホクと粉質でとっても甘いらしい。でも、あまりに小さくて高いので買う気にならない。
坊ちゃんかぼちゃ<カボチャの品種[旬の食材百科辞典]
産地レポート :坊ちゃんかぼちゃ[滋賀のおいしいコレクション]
超簡単!!坊ちゃんかぼちゃのグラタン[cookpad]
栗マロン
栗マロンかぼちゃ[野菜果物辞典]
北海道産 栗マロンかぼちゃ[栗まろーね]
一般的な「栗南瓜」とは違うブランドかぼちゃで、普段はほとんど見かけない。万代で「マロン南瓜」を売っていたけど、「栗マロン」と同じ?。1/4カットで100gあたり40円くらいと手頃なので、今度見かけたら買ってみようかと。
九重栗/白い九重栗
九重栗(かぼちゃ)[JA新潟みらい]
白い九重栗[カネコ種苗]
栗坊主みたいな尖った形が可愛い。私が産直で買ったのは、皮が白かった。ホクホク感が強くて結構甘い。干しても美味しいけど、生のままシチューやカレーで煮込んでも美味しい。
■2011年7月24日 第4回 ~ 講演「かぼちゃ」 カネコ種苗(株) くにさだ育種農場 果菜担当 研究員 野口総一郎氏[東京都青果物商業協同組合のホームページ『八百屋へ行こう!』
「「九重栗」は皮が薄いので、日持ちが悪いというデメリットがありました。そこで、 「九重栗」の形状をした日持ちのいいかぼちゃとして、「白い九重栗」を作りました。」
<参考記事>
八百屋を悩ます野菜〜かぼちゃ編〜[やおや ONE DROP]
かぼちゃが甘くない原因は、品種だけではなくて、栽培方法と収穫時期もかなり関係あるらしい。
カットしたかぼちゃなら、断面が薄い黄色だと甘くなさそうなので買わないけど、玉売りで丸ごと買うことが多いので、外観だけでは判別できない。
ニュージーランドにおけるかぼちゃの生産および輸出動向[独立行政法人農畜産業振興機構]
サツマイモの場合は、品種を明記して売っている場合が多い。紅はるか(甘太くん、葵はるか)、シルクスイート、安納芋を買えば、粘質で甘くて外れることがないし、紅あずまもほっくり甘くて美味しい。どれも干し芋するのに向いている。ただし、紅あずまは、粘質と粉質の中間くらいで少しほっくりしているので、歩留まりがちょっと悪いかも。
ほとんど買わない鳴門金時は、焼き芋が一番美味しい。蒸すと皮と一緒に実までボロボロと剥がれ落ちてしまったので、干し芋には全然向いていない。
かぼちゃも品種を明示してくれれば、外れるかぼちゃを買うことが少なくなるのに。プッチィーニ、バターナッツ、ロロンは外見を見ればわかるし、赤や白のかぼちゃも大体品種の見当はつく。緑色のかぼちゃは外見が多少違っているだけでは、品種がわからないことが多い。
粉質で甘いニュージーランド産かぼちゃは、日本と季節が反対なので、夏が旬のかぼちゃはまだ輸入されていない。今でも店頭に並ぶのは北海道産を中心とした国産かぼちゃ。
品種がわからない緑色の国産かぼちゃ(たぶん「えびす」南瓜?)を買うと、粘質で甘くなくて水っぽいかぼちゃが多くて、ホクホク甘い粉質の栗かぼちゃが好きな私はかなりがっかり。
NZ産のかぼちゃの主力品種は黒皮栗南瓜。私がよく買うかぼちゃは、それほど粘質ではなく、ホクホク甘くて、外れることが少ない。
国産かぼちゃのなかで、間違いなく甘いのは「バターナッツ」と「ロロン」。「栗マロン」と「坊ちゃん」も粉質で甘いらしい。粘質でも「バターナッツ」みたいに甘ければかまわない。
バターナッツは南アメリカ大陸原産で、分類上は日本かぼちゃの仲間。お店で見かけたのは国産のみ。

ハロウィーンの頃だけ出回っている黄色くて小ぶりな姿が可愛いミニカボチャ。
ポップに「ほのかな甘みがあります」と書いていたので、1つ買ってみた。電子レンジで加熱して柔らかくしたものを食べてみたら、期待したほどホクホク感も甘さもなくて、皮もごわごわして食べられない。皮を剥いで、シチューに入れてしっかり加熱しても、ホクホクしたけど、やっぱり甘くない。
中身をくり抜いて、グラタンや煮込みに使えば見栄えはするけど、しっかり味付けしないと美味しくないので、二度と買わない。






夏からずっと出回っているので、今年は全部で5個購入。ハロウィーン用にたくさん店頭に置いているので、もう数個買う予定。
粘質で甘くて、焼きもの、ポタージュ、お菓子づくりに向いている。煮るとドロドロに溶けやすい。
バターナッツは下側の球形部分だけに綿と種が詰まって、上部の円柱部分は実だけ。球形部分はカットして干して、円柱部分はスライスしてそのまま焼いている。
スライスして、生のまま、または、干してから、フライパンでオリーブオイルで焼くと美味しい。
干したものを蒸して冷凍すると、甘さが凝縮して、硬めのシャーベットみたいな食感でデザートに。
<関連記事>



「ロロン」かぼちゃは、今まで食べたかぼちゃの中では、とりわけホクホクと甘くて美味い。
深緑色でラグビーボールのような姿がトレードマーク。時たま産直で見かけるくらいの珍しいかぼちゃで、価格はバターナッツと同じくらいかちょっと高い。
<関連記事>ラグビーボールみたいな「ロロン・カボチャ」

コロっとして丸みのある姿が可愛い。粘質で甘みの少ない「小菊かぼちゃ」と似た品種と勘違いしていた。調べてみたら、ホクホクと粉質でとっても甘いらしい。でも、あまりに小さくて高いので買う気にならない。






一般的な「栗南瓜」とは違うブランドかぼちゃで、普段はほとんど見かけない。万代で「マロン南瓜」を売っていたけど、「栗マロン」と同じ?。1/4カットで100gあたり40円くらいと手頃なので、今度見かけたら買ってみようかと。



栗坊主みたいな尖った形が可愛い。私が産直で買ったのは、皮が白かった。ホクホク感が強くて結構甘い。干しても美味しいけど、生のままシチューやカレーで煮込んでも美味しい。

「「九重栗」は皮が薄いので、日持ちが悪いというデメリットがありました。そこで、 「九重栗」の形状をした日持ちのいいかぼちゃとして、「白い九重栗」を作りました。」
<参考記事>

かぼちゃが甘くない原因は、品種だけではなくて、栽培方法と収穫時期もかなり関係あるらしい。
カットしたかぼちゃなら、断面が薄い黄色だと甘くなさそうなので買わないけど、玉売りで丸ごと買うことが多いので、外観だけでは判別できない。

サツマイモの場合は、品種を明記して売っている場合が多い。紅はるか(甘太くん、葵はるか)、シルクスイート、安納芋を買えば、粘質で甘くて外れることがないし、紅あずまもほっくり甘くて美味しい。どれも干し芋するのに向いている。ただし、紅あずまは、粘質と粉質の中間くらいで少しほっくりしているので、歩留まりがちょっと悪いかも。
ほとんど買わない鳴門金時は、焼き芋が一番美味しい。蒸すと皮と一緒に実までボロボロと剥がれ落ちてしまったので、干し芋には全然向いていない。
かぼちゃも品種を明示してくれれば、外れるかぼちゃを買うことが少なくなるのに。プッチィーニ、バターナッツ、ロロンは外見を見ればわかるし、赤や白のかぼちゃも大体品種の見当はつく。緑色のかぼちゃは外見が多少違っているだけでは、品種がわからないことが多い。