【新譜情報】アンジェラ・ヒューイット『ラヴ・ソングズ』
2021-04-29(Thu)
7月発売予定のアンジェラ・ヒューイットの新譜は『ラヴ・ソングズ~ピアノ・トランスクリプション集』。
ヒューイットは特に好きなピアニストではないので普段は全然聴かないけど、この新譜は好きな曲が多くて試聴してみた。
「献呈」と「オルフェオの嘆きと精霊の踊り」はルバートのかけ方(テンポの揺れ具合)が私の感覚とは合わなくて、少し忙しなくて落ち着きがないように聴こえる。
選曲自体は好きだし、もう少し試聴してみて全曲聴きたくなれば、CD買うかもしれない。
<収録曲>
シューマン/リスト編:献呈、春の夜、セレナード
シューマン/ゴドフスキ編:あなたは花のようだ
シューベルト/ジェラルド・ムーア編:音楽に寄せて
R.シュトラウス/ギーゼキング編:心地良い幻影
R.シュトラウス/レーガー編:朝、あした!、夜の逍遙、万霊節、ツェツィーリエ
グルック/ケンプ編:オルフェオの嘆きと精霊の踊り
シュテルツェル/ヒューイット編:あなたが私とともにいるのなら
マーラー/ヒューイット編:アダージェット:非常に遅く(交響曲第5番嬰ハ短調より)
グリーグ:最後の春、グリーグ:あなたを愛しています
フォーレ/グレインジャー編:ネル
ファリャ/ハルフテル編:7つのスペイン民謡より第3番「アストゥリアス地方の歌」、第4番「ホタ」、「子守歌」、第6番「歌」、第7番「ポロ」
ガーシュウィン/グレインジャー編:ラヴ・ウォークト・イン
グレインジャー/ジロティ編:ロンドンデリーの歌
収録曲のなかで一番好きなのは、シューマン歌曲集《ミルテの花》の第一曲「献呈」。
有名なのはリスト編曲版。フィオレンティーノが編曲した「献呈」は、ゆっくりしたテンポで語りかけるようなフレージングが優しく、愛情がにじみ出てくるようなとても素敵な編曲。
Sergio Fiorentino plays Schumann "Widmung"
キーシンの弾くリスト編曲版。最初と終わりのキーシンの柔らかいタッチとフレージングが優しくてこちらも素敵。後半は重音が多く、リストらしい華やかで堂々とした編曲。
Evgeny Kissin - Schumann-Liszt - Widmung (Liebeslied)
その次に好きなのは、レーガー編曲によるシュトラウス歌曲の”Morgen!”。歌曲ならピオー&マノフ。
4 Lieder, Op. 27, TrV 170: No. 4. Morgen (arr. M. Reger for piano)
ケンプが編曲したグルックの「オルフェオの嘆き」。哀感と繊細さに満ちた美しい曲。
Gluck: Orfeo ed Euridice (Orphée et Eurydice) - Arranged By Wilhelm Kempff - La Plainte d'Orphée (Ballet) · Wilhelm Kempff
ヒューイットは特に好きなピアニストではないので普段は全然聴かないけど、この新譜は好きな曲が多くて試聴してみた。
「献呈」と「オルフェオの嘆きと精霊の踊り」はルバートのかけ方(テンポの揺れ具合)が私の感覚とは合わなくて、少し忙しなくて落ち着きがないように聴こえる。
選曲自体は好きだし、もう少し試聴してみて全曲聴きたくなれば、CD買うかもしれない。
![]() | "ヒューイット/ラヴ・ソングズ~ピアノ・トランスクリプション集 (2021年07月02日) アンジェラ・ヒューイット 試聴ファイル |
<収録曲>
シューマン/リスト編:献呈、春の夜、セレナード
シューマン/ゴドフスキ編:あなたは花のようだ
シューベルト/ジェラルド・ムーア編:音楽に寄せて
R.シュトラウス/ギーゼキング編:心地良い幻影
R.シュトラウス/レーガー編:朝、あした!、夜の逍遙、万霊節、ツェツィーリエ
グルック/ケンプ編:オルフェオの嘆きと精霊の踊り
シュテルツェル/ヒューイット編:あなたが私とともにいるのなら
マーラー/ヒューイット編:アダージェット:非常に遅く(交響曲第5番嬰ハ短調より)
グリーグ:最後の春、グリーグ:あなたを愛しています
フォーレ/グレインジャー編:ネル
ファリャ/ハルフテル編:7つのスペイン民謡より第3番「アストゥリアス地方の歌」、第4番「ホタ」、「子守歌」、第6番「歌」、第7番「ポロ」
ガーシュウィン/グレインジャー編:ラヴ・ウォークト・イン
グレインジャー/ジロティ編:ロンドンデリーの歌
収録曲のなかで一番好きなのは、シューマン歌曲集《ミルテの花》の第一曲「献呈」。
有名なのはリスト編曲版。フィオレンティーノが編曲した「献呈」は、ゆっくりしたテンポで語りかけるようなフレージングが優しく、愛情がにじみ出てくるようなとても素敵な編曲。
Sergio Fiorentino plays Schumann "Widmung"
キーシンの弾くリスト編曲版。最初と終わりのキーシンの柔らかいタッチとフレージングが優しくてこちらも素敵。後半は重音が多く、リストらしい華やかで堂々とした編曲。
Evgeny Kissin - Schumann-Liszt - Widmung (Liebeslied)
その次に好きなのは、レーガー編曲によるシュトラウス歌曲の”Morgen!”。歌曲ならピオー&マノフ。
4 Lieder, Op. 27, TrV 170: No. 4. Morgen (arr. M. Reger for piano)
ケンプが編曲したグルックの「オルフェオの嘆き」。哀感と繊細さに満ちた美しい曲。
Gluck: Orfeo ed Euridice (Orphée et Eurydice) - Arranged By Wilhelm Kempff - La Plainte d'Orphée (Ballet) · Wilhelm Kempff
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