大西順子 『ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード』 

2006, 12. 26 (Tue) 00:39

ジャズアルバムでとりわけ好きなものの一つが、『ビレッジ・バンガードの大西順子』。
特に、How long has this been going on を聴いた時はゾクゾクっときた。
クラシックをきちんと勉強してきたキャリアがあるので、ジャズなんだけど、どことなくクラシカルなテイストも感じられる。
そういう意味では、かなり洗練された雰囲気のするジャズ。

ビレッジ・バンガードの大西順子 ビレッジ・バンガードの大西順子
大西順子トリオ (1994/09/21)
東芝EMI
この商品の詳細を見る

彼女は時間感覚が優れていると言われる。
でも、私にはジャズの時間間隔が何かがよくわからない。
彼女は、メロディラインと伴奏の両方で和音を多用している。
特に低音の響きが効かせているので、骨太の演奏という印象を受ける。
日本人離れ、というか、外国人でもそう多く見かけない奏法だと思う。
彼女はミンガスがお師匠さんだったそうだが、ミンガスの曲を聴いていると、どことなく相通じるものがあるような感じがした。
ただ、女性の腕力からすると、パワー的に無理しているところがある。
和音をフォルテで鍵盤上を移動していく時は、ちょっとテンポが遅れ気味な感じがする。

最近、活動を再開したそう。
ネットではコンサート情報をちらほら見かけるが、ジャズハウスのライフ情報はマメに探さないとなかなか情報が取れない。
あれだけの才能が、そのままフェードアウトしていくのは本当に惜しかった。
なぜ、ジャズの世界から消えたか、また、カムバックしたのか、その事情はよくわからない。
才能ある故の行き詰まりかなにか?
才能があればあったで悩みがあるのだろう。
でも、才能のない人の悩みとは違って、その悩みを克服すれば、次のステージへ向上していくことができるような気がする。
とにかく、またジャズの世界に戻ってきてくれて、本当に嬉しい。

0 Comments

Leave a comment