エリオット・アーウィット 

2007, 03. 14 (Wed) 02:13

一番好きな写真家をあげるなら、エリオット・アーウィット。
ブラッソンのパリの風景、ケルテスの陰影の深さ、メイプルソープの静謐な花の写真集も好きで、何度見ても見飽きることがない。
しかし、アーウィットのユーモアとウィットがいっぱいの犬の写真だけは、写真集を見なくても鮮明なイメージが浮かんでくる。

20年以上前に初めて行ったアーウィットの写真展。
あまりの面白さに図録を買って帰った。
今でも大事に持っている。
彼の写真集はいくつか集めてきたが、日本版には良い写真集が少ない。
amazonで洋書の写真集を探すのが一番。

彼の特徴は、そのユーモア。
それも大笑いするのではなく、思わずクスっと笑ってしまう写真が多い。
彼は犬が大好き。
「DOGDOGS」という写真集を出しているくらい。
これは全部、ひたすら犬、犬、犬。
”820匹の犬(とバランスをとるために数匹の猫)を詰め込んだ写真集”
全部モノクロ写真だが、カラー写真よりもなぜかリアリティがあるような気がする。
自分ではモノクロ写真は撮らないが、持っている写真集にはモノクロ写真集も多い。

アーウィットの犬たちの写真は文句なく面白い。
人間と犬が一緒に写っていれば、犬だけでなく人間も笑える。
”犬は飼い主に似る” というが、この写真を見れば、それが誤りだとわかる。
”人は飼い犬に似る” というのが本当。

とにかく膨大な犬(+猫+人間)の写真が満載でわずか2000円。
犬好きでユーモアが理解できる人なら、絶対買って損はない。

DOGDOGS DOGDOGS
エリオット アーウィット (2005/05)
ファイドン

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「Personal Exposures」
はこの表紙の写真がとても有名。
彼の写真展に必ずと言っていいほど登場する。
この構図があまりに作為的なので、印象的なんだろう。
レコードジャケットなんかに良く使われている。

Personal Exposures Personal Exposures
Elliott Erwitt (1988/11)
W W Norton & Co Inc

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「Elliott Erwitt Snaps」
Read, Rest,Touch, Stand,Tell, Point, Look, Move,Playの章に分かれたテーマ性のある写真集。
犬の写真は嫌いという人なら、犬以外に人間も撮影しているこの写真集が面白い。
これを見ると、自分もこんな写真が撮れたらいいな~と思ってしまう。
でも、この写真が撮れるのはアーウィットだけ。
このどことなくユーモアを感じさせるタッチ。
他の写真家には撮れないような気がする。

Elliott Erwitt Snaps Elliott Erwitt Snaps
Elliott Erwitt (2003/06/30)
Phaidon Inc Ltd
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「Elliott Erwitt's Handbook」というタイトルだが、いわゆるHandbook=ハンドブックの類ではない。
Hand(手)をテーマにした写真集。

Elliott Erwitt's Handbook Elliott Erwitt's Handbook
Elliott Erwitt (2002/12)
Quantuck Lane Pr & the Mill Rd
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「Personal Best」はアーウィットがベスト・ショットをセレクトした写真集。
3分の2は未発表作品だそうだ。まだ持っていない。これは買わなければ。

Personal Best Personal Best
Elliott Erwitt (2006/10/15)
Te Neues Pub Group

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