いちめんのなのはな 

2007, 04. 02 (Mon) 20:01

オオタさんのブログ「現身日和【うつせみびより】」で菜の花の記事を読んで、「いちめんのなのはな」という詩を思い出した。


風景 純銀もざいく
~山村暮鳥 『聖三稜玻璃』より~

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしやべり
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな。


群馬の印刷会社旭印刷工業のホームページに詩人山村暮鳥のことが書いてあった。

彼は宣教師だったという。
詩への情熱が強く、神学生のころ勢いあまって、教会史の試験答案を詩で書いて提出したそうだ。
これは笑えてしまうが、教授が理解ある人物だったので合格点をもらうことができたという。
まさに詩人たるべき運命の人だったのかも。

彼は童話作家でもあった。「ちるちる・みちる」の作者でもある。
「ちるちる・みちる」は子供の頃、読んだことがある。
あまりに幼少だった頃に読んだので、お話しも作者が誰かもすっかり忘れてしまっていた。

この詩は高校時代に1度だけ見たことがあった。
作者はわからずとも、詩句だけはしっかり記憶に刻み込まれてしまった。
菜の花を見ると、かならずこの詩句を思い出すようになった。
もう20年以上も前になるのに、この一節だけは忘れないのだから、不思議なもの。

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