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トランスファットフリー・マーガリン
海外では、トランス脂肪酸に対する規制がかかってきているので、規制をクリアできるようにした製品が発売されている。
日本でも、一部のメーカーがトランスファットフリーのマーガリン類を販売している。
但し、フリーといっても、全く含有しないというわけではなく、含有量が少ないという意味で使われている。

ベネコール
フィンランドで1995年に開発されたトランスファットフリーのスプレッド。トランスファットは0。米国、英国などでも発売されている。

クリスコ/トランスファットゼロショートニング(綿実油入)
プロクターギャンブル社の製品。トランスファットは0。
日本では認められていない酸化防止剤(TBHQ)が新たに添加されることになったため、輸入中止。

創健社のマーガリン
創健社は自然食品を製造販売している会社。
トランスファットの少ないマーガリン類も販売している。
「一番しぼりのべに花油、圧搾パーム核油といった加工度の低い油を主原料に、トランス型脂肪酸の少ない製法で作られています。」という。

 ○同社の製品のトランスファット含有量
  べに花ハイプラスマーガリン 0.5g/100g(0.5%)  200g ¥284
  発酵豆乳入りマーガリン   0.4g/100g(0.4%)  180g ¥300
  コレステロール1/8     0.9g/100g(0.9%)  160g ¥420
  生チョコレートペースト   0.23g/100g(0.23%) 180g ¥473

純正/バーガリン
オリジナルレシピを指定原料でオランダの工場に製造委託している。
トランスファットは1%以下(0.56%くらいらしい)
植物油脂100%で、コレステロールはバターの1/40。
無添加・SKAL有機認証取得で酸化防止剤BHAも不使用という。
但し、250gで希望小売価格が600円と非常に高い。
楽天で買った人のレビューを見ていると、塩気が強いらしく、好みが分かれる製品のようだ。

大地を守る会/大地有機マーガリン
トランス脂肪酸の含有量が0.43%。
原材料は、有機紅花油、有機パーム油、食塩、加糖卵黄、バター、脱脂粉乳。原材料の95%以上が有機認証品。
首都圏エリアの宅配専門なので、一般では手に入りにくい。

大手メーカーのマーガリン
昔は多量のトランス脂肪酸を含んでいた大手メーカー製品も、トランス脂肪酸のことが話題になっていることからか、かなり含有量を減らしてきているようだ。

「食品と暮らしの安全」(以前は日本子孫基金といっていた)の検査データ
過去2回検査をしたが、明らかに含有量が減ってきている。

2005年のデータでは、日本食品センターの分析データを使っているが、マーガリン以外にもゾロゾロと含有食品があって、マックフライポテトなんかは、Mサイズで4.55gもトランス脂肪酸が入っている。
毎日マックフライポテトを食べる人は多くはないだろうが、パン食にマーガリンとか、スナック、クッキー、ケーキ、フライを食べていると、一体合計でいくらのトランス脂肪酸を取っていることになるのか、結構コワイものがある。

2005年のデータでは、トランス脂肪酸の含有量が、「小岩井マーガリン」は1.8%、 雪印乳業「ネオソフト」5.9%、明治乳業「コーンソフト」は12.7%。
デンマークの規制基準は2%なので、小岩井マーガリン以外はオーバー。
パン1枚当たり8g塗るとすると、ネオソフト033g、コーンソフト0.72g。
この小岩井マーガリンは他のマーガリンよりも価格が高く、どこのスーパーでも置いているとういわけではない。
225gで315円くらいで売られているようだ。

これが2007年の調査だと、8g当たり「ネオソフト」0.24g、コーンソフトが0.16g以下。実に、ネオソフトが27%減、コーンソフトは78%減と、大きく減らしてきている。

雪印メグミルク社製マーガリン
同社のホームページでは、以下の製品について情報開示している。

商品10gあたりのトランス脂肪酸含有量(平成24年8月23日現在)
  雪印ネオソフト    0.08g (2006年10月時点:0.3g)
  雪印ネオソフトハーフ   0.3g
  雪印ネオソフトべに花   0.5g
  雪印リセッタソフト   0.3g
  雪印ケーキ用マーガリン  0.06g(2006年10月時点:0.6g)

【2013.2.3追記】
雪印メグミルク社製マーガリンのトランス脂肪酸含有量を最新データに更新した。
出典は同社ホームページに掲載されている「トランス脂肪酸、その他脂質成分について(PDF)」
「ネオソフト」、「ケーキ用マーガリン」は、従来よりも大幅にトランス脂肪酸が削減され、トランスファットフリーレベル(トランス脂肪酸がゼロではないが、非常に少ないレベル)。
ただし、飽和脂肪酸の方は、「ハーフ」「べに花」よりも多い。
(追記終わり)


ネットで情報を調べていて問題なのは、古いデータの引用や孫引きが多いこと。
ある医師のホームページで使われているデータは、「危険な油が病気を起こしている」(J・フィネガン著、中央アート出版社、1998)」の資料にあるデータを引用してきている。
この本は10年くらい前のものなので、この含有量データを使っているのは、あまりに古すぎる。

マーガリンのトランス脂肪酸は10%以上と書いているブログも良く見かけるが、これは、多分、他のホームページから引用したり孫引きしているため。
実際に10%の含有量の製品も残っていると思うが、製品によってかなり差がある。
これも、メーカー側の情報開示が不十分なために、実態とはかけ離れたデータが一人歩きしているんだろう。


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備考
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本文中のデータは、2007年4月30日現在で、私が入手できた情報に基づいて書いています。データの不備はもちろん、それ以降に情報が更新されている可能性がありますので、ご留意ください。
なお、雪印メグミルク社製マーガリンのトランス脂肪酸含有量は、入手できた最近データに更新ずみです。

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