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ミツバチが泣いている
「純粋はちみつ」は、実は純粋ではなかった、なんてことで、結構な騒ぎになっている。
はちみつメーカーが、純粋のはちみつに異性化糖(でんぷんなどを原料とする人口甘味料)や水あめを1~2割混ぜて、水増していたようだ。
商品数にすれば610点の検査サンプル中、実に100点以上にのぼるらしい。
この不正を行った業者は2社あるらしい。
しかし、業界団体ではちみつの成分表示の検査を行っている社団法人全国はちみつ公正取引協議会は、業者名を公開しようとしない。
この協議会は7年間に、不正を働いた業者へ21件の警告を出していたのに、再調査もせず、本来するべぎ公取委への報告もしていなかったという杜撰さ。
業界団体なので、対して期待もしていないが、こういうのがいろんな業界で頻発すると、やはり規制は厳しくするに越したことはない。
他の業界でもいろいろあるんだろうが、特に食品関連の不正表示はレベルもひどく、頻発しているような気がする。

はちみつのことを調べていると、いろいろと問題のある食べ物のようだ。
国際規格では、はちみつとは、加工してもいけないし、はちみつ以外のものを添加してつくられてはならないそうだ。
なぜか日本では、高温加熱した”精製はちみつ”が主流らしいし、異性化糖で水増ししても、一応「はちみつ」には違いないようだ。
国産が安全だとは言われるものの、冬季はハチミツがあまり集まらないので、砂糖水をハチミツにエサとした与えて、収集量を増やしている養蜂家もいるらしい(全部ではないが)。
これを聞いたはちみつの本場欧州の養蜂家は、日本人は一体何を考えているんだ?と言ったとか...。

日本で流通しているはちみつの9割は中国産。
他にアルゼンチン産も出回っている。
生協や近くの大きなスーパーのはちみつをみると、本当に中国産が大半。
1kg700-800円くらいだからかなり安い。
値段の高いものを探すと、国産で250gが600円くらいだが、これも本当かどうか疑わしくなってくる。
アルゼンチン産、カナダ産とかもあって、250g500円前後。
中国産より高いので、ちょっと本物っぽい気がする。
これが、国産の養蜂家から直接買い付けたり、欧州などからの直輸入も
のを扱うはちみつ専門店だと、125g500~2000円前後とかなりの幅があるが、どちらにしても結構なお値段。

ちなみにカナダのメープルシロップは、100g800円~1000円くらいだと、本物で品質の良いものらしい。
なんせ現地で200mlくらいが1000円以上するので、輸出コストを入れると、そのくらいの値段になるのが当然だろう。
やたら安いのは、とても古いシロップだったり、品質の悪い加工用のダークという等級なんだそうだ。
安いメープロシロップが出回っていて、このダークという等級のシロップが、本場のメープルシロップの味だと思っている人もいるようだ。

安いはちみつは、間違いなく中国産のはちみつ。
中国国内でもはちみつには品質上非常に問題があり、市場に流通している7割が偽ハチミツだという。
(産経新聞の記者の取材記事を転載しているサイトに載っていた記事。中国国内の記事から孫引きしたようだ。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/05/post_ea9e.html)

また、中国産はちみつは抗生物質の残留リスクもある。
過去に中国産ハチミツに残留抗生物質が検出されたEUで長期間輸入禁止になったので、日本でも検疫強化すると、2回にわたって40トン以上のはちみつから、抗生物質のストレプトマイシンが検出された。
日本はなぜか輸入禁止にしなかったが、あまりに安い中国産ハチミツに依存していたため、影響が甚大だったためだろう。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/04/h0426-5.html

この前、中国産の原料を使用したペットフードや人口甘味料に、毒性物質が混入していて、米国では数千匹のペットが死に、南米でも100人以上の死傷が出たそうだが、相変わらず不正表示と禁止物質の混入は減っていないようだ。

「わが国のハチミツは全て偽モノ(社)全国はちみつ公正取引協議会の闇を暴く!」という新聞らしきサイトには、はちみつ業界の暴露記事がたくさん載っていて、読んでて面白い情報がいっぱい。
どこまで本当か知らないが、いろいろ他のサイトを調べてみても、結構信憑性が高いように思える。

本当に純粋なハチミツを使いたかったら、はちみつ専門店ではちみつ原産国(欧州、アルゼンチン、ニュージーらんどなど)からの直輸入物を買うのが一番良い。
国産はちみつでも良いだろうが、多分品薄なので、輸入物よりも高いかも。
欧州産は、採取する花の種類がとても豊富だし、砂糖水も使っていないので、品質的には安心だと思う。
西洋みつばちは、1種類の花の蜜をひたすら集めてくるが、日本みつばちは、いろんな花の蜜を集めてくるらしい。
今では、日本の国産はちみつも、西洋みつばちが集めているので、国産といっても、それぞれ味がかなり違うのだろう。

そもそも、草原や山々が切り崩されて減っているので、ハチミツはそんなに大量に取れるものでもないし、高いのが当然。
そう思って買うか、加糖だろうが何だろうが、混ぜ物が入っていても、はちみつっぽい味がすればいいと割り切って買うか、どちらかだろう。
どう考えても、品質上非常にあやしい中国産のはちみつを買うというのは、気が進まない。

業界にまつわるノンフィクション「ミツバチが泣いている―天然ハチミツを探せ!」という本が出ている。
ローヤルゼリーをテーマにした続編もある。
この日本と中国の惨憺たる状況には、一生懸命蜜を集めているみつばちも泣いているに違いない。

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臭い
この人は、ジャパンローヤルゼリー(JRJ)に金で買われたライターだ。
素人の読者には、もっともらしく見えるがよく見てみれば、いつもJRJや薬蜜本舗を過剰に良く書いて、その他をクソみたいにけなす品性の低い三流ライターだ。
JRJの会長さんは、先日も中国の何とか大学の名誉教授を金で買った。いったい幾ら国外にバラマいたんだ?
一体どこのお店でどういうはちみつを買えば良いのでしょうね?
わざわざご警告いただいてどうも。
個人的にはローヤルゼリーみたいなものには興味はないので、買うとしたら蜂蜜ですが、薬蜜本舗のホームページを見てみると、ほとんど中国産のはちみつなのに、140gが千数百円とべらぼうに高いですね。
このお値段だったら、百貨店などの出店しているラベイユなどのはちみつ専門店で、欧州やニュージーランド産を買いますけどね、私なら。
この本は全部読んでいませんが、全てが真実ではないといえども、全てが虚偽だとも思いませんが。
業界にお詳しそうなので、ご指摘以外にも、信用できるはちみつメーカー、ショップを教えていただければ、より有益かと思います。
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Author:yoshimi
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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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