田部京子 『ロマンス』 

2008, 02. 21 (Thu) 20:57

田部京子の「ロマンス」をタワーレコードの店頭で偶然見つけて、結局、前橋汀子のベスト集と一緒にamazonで購入。

ロマンス~ピアノ小品集ロマンス~ピアノ小品集
(2006/12/20)
田部京子

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田部京子のCDは、吉松隆のプレイアデス舞曲集とピアノ協奏曲「メモ・フローラ」(CHANDOS)を持っているが、いずれも透明感、優雅さ、繊細さに溢れた名曲。
吉松隆のスコアそのものがそういう音を持っているが、田部京子の持ち前の美しい弱音が、彼の作品の本質を伝えているような気がする。

このCD「ロマンス」は、クレスト1000シリーズに入っている。
旧録音ということもあって、1枚1050円という安さ。
それでこれだけの演奏が聴けるのだから、このクレストシリーズを見つけたのはとっても幸運だった。

特に、プーランクの即興曲第15番「エデット・ピアフへのオマージュ」と、バッハ(ケンプ編)の「シチリアーノ」が個人的にはとても良い。
「エデット・ピアフへのオマージュ」は他のピアニストはあまり弾いていないし、小品集で収録されることは少ないと思う。
プーラクンはピアノ曲、コンチェルト、歌曲とか数枚もっているが、フランス音楽特有の優雅さを漂わせつつ、現代的な軽妙洒脱な雰囲気があって、フランス音楽は苦手だが、プーランクだけは別。

バッハの「シチリアーノ」は、リッチー・バイラークの「哀歌」に収録されていて、初めて知った曲。
荘厳なバッハとは違った、もの悲しい切なさがそこはかとなく感じられる曲。
ピアノ曲かと思っていたが、ケンプが編曲しているのだから、原曲は違う楽器のバージョンなんだろう。
と思って調べると、「フルート・ソナタ第2番BWV1031」が原曲のようだ。
「全音 J.S.バッハ=ケンプ ピアノのための10の編曲」には、その編曲版の楽譜が収録されている。
もっと暖かくなったら、「シチリアーノ」を弾く練習でも始めてみようかな。

プレイアデス舞曲集プレイアデス舞曲集
(1996/05/21)
田部京子

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吉松 隆 : プレイアデス舞曲集 2吉松 隆 : プレイアデス舞曲集 2
(2001/07/20)
田部京子

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