NationalホームベーカリーSD-BM101のレビュー 

2008, 04. 19 (Sat) 18:51

リーガルのブレッドメーカーをとうとう引退させた。
後釜として購入したのは、NationalのホームベーカリーSD-BM101。
概してNationalの家電製品は、競合機種よりも値段が高いが、それだけに良く作りこまれているものが多い。反面、多機能すぎる製品も少なくはないが。
この機種に関していえば、機能の充実度や使い勝手のよさ、コンパクトですっきりしたデザインと、コンセプト設計と製品設計がしっかりしている感じがする。
ハード面も堅牢に作っているので、耐久性は高い。他社より高い価格設定をしているだけのことはある。

リーガル機は10年以上前のモデル(通販生活で売っていた)なので、冬の寒さにひどく影響されて、ふくらみがすこぶる悪いという欠点がある。
アメリカ製なので、図体も大きくて置き場所に困るし、捏ねる時の音がかなり大きい。
ただしパンを焼く機能自体は良くて、コネる力も強く、しっかりと焼き色が付き、皮はパリパリ、中身はもっちり。
しかし、何分古い機種なので、天然酵母はNG、もちコースなどの付加機能がない。
当時2万円以上出して買ったわりにはもの足りない気がする。

NationalのホームベーカリーSD-BM101は、18800円で購入。
人気機種らしく、なかなか値段が下がらず、よく売れているお店は在庫が少ない。
天然酵母OK、全粒粉コースあり、パスタ・うどんにおもちもつくれるという多機能なので、リーガルと比べてかなりお買得だった。

この機種は2-3回使用しても、よく出来ている製品だとわかる。
短所はあることにはあるが、大したことではない。
後は、米粉コースさえ搭載してもらえれば、個人的には十分。
捏ね、発酵、焼成の独立コースが欲しい人がいるかもしれないが、Nationalは初心者でも全自動で失敗なく作れることをメインにしているようなので、そういう凝ったものを求める人はMKを使えば良い。
発酵時間が設定できないというのも難点だが、天然酵母の元種おこしコースを発酵器がわりに使うという裏技があるらしい。

<長所>
・捏ねるときの音が静か
  ⇒リーガルに比べれば、滝とせせらぎほどの違いはある。本当に静か。

・イーストが自動投入される
  ⇒冬、気温が低いときでも安定して膨らむ。これはイーストが後入れされる製法のメリットかもしれない。
  ⇒パネトーネマザーを使うときはストレート法でOK。レーズン投入口に入れておいても、ちゃんとできるそうだが、後入れはあまり好きではないので。
  ⇒イーストが投入口に残りがちで手入れも面倒なので、投入音を合図に自分で手で入れている。

・具材が自動投入される。
  ⇒タイマーを使う人は便利。私は昼か夜の起きている間に焼くので、自分の手で入れている。投入口を使うと、洗い物が増えて面倒。
  ⇒具材投入時にはじめはゆっくりと混ぜ込む動作をしてから、ぐんぐんコネ始めるので、具材がうまく生地に巻き込まれていく。なかなか細やかな工夫である。

・全粒粉50%を配合しても、ちゃんと膨らむ。(試したのは気温14℃の時)
  ⇒カナダ100という最強力粉と混ぜて、焼成後の高さは17cm。250gの粉なら、わりとよく膨らんだような気がする。

・冬でも安定した焼き上がり
  ⇒キッチン内温度10℃でも、暖かいときと同じように膨らむ。ただし、水分は30℃のぬるま湯(またはホエー)を使用。水温が低いと膨らみが悪いかもしれない。
  ⇒リーガルだと、本体に温度センサーも調節機能もない機種だったので、冬はぬるま湯を使ってもあまり膨らまなかった。BM101にリプレースした理由は、冬でも安定して焼ける機械が欲しかったから。さすがにPanasonicはよく出来ている。

・おもちが1時間でできる。
  ⇒昔はセイロで餅米を蒸して、餅つき機でついていたことを考えれば、感動もの。洗ったもち米を入れるだけで、後は機械がやってくれる。びよ~んとよく伸びて、もち米で作った市販のお餅と比べてひけをとらない。ただし、すぐ硬くなるので、時間を置いて食べるときは、電子レンジかオーブン/グリルで加熱しないといけない。

・ハンドルつきでコンパクト
  ⇒電気ポットより少し大きいが、ハンドル(持ち手)が付いているので、スイスイとどこへでも持ち運べる。手で抱えて運ばないといけない1.5斤タイプの機種よりもはるかに手軽。テーブルの上に置いてもジャマにならないので、テーブルの作業スペースが増える。


<短所>
・イースト投入、レーズン投入時の音が結構大きい
  ⇒昼間使う分には気にならないが、就寝中に使うときはおき場所に注意した方が良い。
  ⇒リーガルよりも、レーズン投入時の音が小さいので、不便。遠くの部屋に居ていると、ミックスコールを聞き逃してしまう恐れあり。

・完成時の音が小さい。
  ⇒別の部屋にいると聞き逃す恐れあり。ちゃんと時計を見ておくこと。

・経過時間表示がない。
  ⇒基本的に完成予定時刻が表示されている。残り1時間になると、残時間表示(カウントダウン)になる。
  ⇒リーガルだと、経過時間表示があるので、各工程の所要時間と完成までの残り時間が把握しやすい。これは単に慣れの問題かも。ミックスコールを待つ場合は、経過時間表示の方が便利なはず。

・洗い物が多い。
  ⇒パンケースはもちろん、内ブタと外ブタ、レーズン投入口を洗い、イースト投入口もぬれ布巾で拭くなど、お手入れすべき場所が多い。自動投入させたり、フタが2重になっているので、仕方がないが、愛着がわけばお手入れも楽しくなるはず。

・縦長のパンは切りにくい
  ⇒横長山形パンは、左右からカットしやすいが、この縦長パンは半分くらいカットした頃からきりにくくなる。上下を左右に入れ替えて左右からカットするか、上下に分割してから左右からカットした方がきりやすくはある。これも慣れたら縦長パンでも全然平気。

・水気のある具材はうまく自動投入できない。
  ⇒水でふやかした乾燥レーズンなど、水気のあるものは、うまく落ちないらしい(試したことがないのでよくわからない)

・内蓋が熱焼けして茶色く変色する。
  ⇒レーズン投入口周辺が茶色くなってくる。焼くのに支障はないのであまり気にはならないけど。



ホームベーカリーは、使用頻度が高い人ほど、満足度が高くなるという商品らしい。
といっても、ホームベーカリーを買っても、半数くらいの人はほとんど使わなくなるとも言われている。
こんなに便利なのに、なぜなんだろうか。味もかなり美味しいと個人的には感じるし、粉や配合に凝るのが面白い。
人によっては、やっぱり市販やベーカリーショップのパンが美味しいというが、自分が美味しいと思うパンを作るための粉と配合で作っていないせいかも。ベーカリーショップのパンの方が美味しいというのはわかるような気もするが、大量生産の袋入り食パンの方が美味しいというのは、味覚的に理解できない。
そういえば、お母さんの手作りプリンより、プッチンプリンの方が美味しいといっていた子供がいたから、大量生産だから不味いと感じるわけでもないんだろう。
天然酵母を使った国産小麦の食パン1均分を作るのにかかるコストは、130円~150円くらい。
出来上がりの違いはともかくとして、ベーカリーショップではこの値段では絶対に売っていない。
それだけも十分に元がとれると思うけど。

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