国際楽譜図書館プロジェクト(IMSLP) 

2008, 07. 03 (Thu) 18:46

インターネット電子図書館の「青空文庫」は著作権が消滅した作品が、テキストデータで自由に読める素晴らしいサイトである。
この楽譜版のwebサイトがあるのを知ったが、このサイトは、「International Music Score Library Project(国際楽譜図書館プロジェクト:IMSLP)」という。
この情報は、くまさんの<知られざる佳曲>というブログで見つけたもの。

IMSLPは著作権切れでパブリックドメインとなった楽譜を、フリーでダウンロードできるサイト。
楽譜自体は、いろんな人がスキャンしてアップロードするようになっているようだ。
楽譜の無料ダウンロードサイトだと、ダウンロードの際にユーザー登録が必要になることが多いが、IMSLPは登録の必要はない。まさに青空文庫の楽譜版である。

一般に演奏されるクラシックの作曲家がカバーされていて、1曲ずつPDFファイルでダウンロードできる。
試しに探していたベートーヴェンのピアノ・ソナタ7番の楽譜を検索すると、スキャン元の楽譜が違うため2種類が登録されている。
PDFファイルですぐにダウンロードできるので、あとはプリントアウトして自分で製本すればピアノピースの出来上がり。
この7番のソナタの楽譜を本の形式で手に入れようとすると、ベートーヴェンのソナタアルバムの分冊を1冊買わないといけない。
このアルバムは3000円前後するが、他の曲は別のソナタ集で持っているのもあって、追加でこのアルバムを買うかどうか迷っていたところだった。
ピアノピースだと500円以上はするが、標題のついていないソナタはピースとして分売されていない。
モーツァルトのピアノ協奏曲第23番の楽譜も探してみたが、登録はされているようだが、何かの事情でダウンロードサイトにアクセスできない。
モーツァルトのデジタル楽譜は、国際モーツァルテウム財団の学術オンラインからもPDFファイルでダウンロードできる。
財団が個人使用に限って公式に使用を認めたもので、モーツァルトに限ればここからダウンロードした方が確実。

青空文庫とこのIMSLPの違いは、本か楽譜かというところだが、その違いが書籍出版業界と楽譜出版業界との構造的な違いにつながってるのをわかりやすく説明したサイトはこちら。例示とか説明が面白くて、納得してしまう。
確かにに言われてみればその通りで、基本的に良く売れる楽譜はそもそも著作権が切れているものばかり。
それが無料でWeb上で流れていると、楽譜出版会社には痛いかもしれない。

2 Comments

くま  

ご紹介ありがとうございます

最近では2500名以上の作曲家の楽譜があり、
当然、楽譜屋さんが到底採り上げてくれないような
マイナーな作曲家の作品も多いので助かっています。

日本語ページも出来たようです。

2009/11/14 (Sat) 10:44 | EDIT | REPLY |   

yoshimi  

こちらこそ大変貴重な情報、ありがとうございました。

くま様、こんにちは。

ブログ名を書いていませんでしたね。今気がついたので修正しました。

くまさんのブログでこのIMSLPを知ってからは、楽譜を買うこともほとんどなくなりましたし、楽譜を見ながらCDを聴いたりできるので、とても重宝しています。
4手や2台ピアノ用の編曲版も多く掲載されているのはとても貴重ですね。
日本語版もついて、便利になりました。
意外と知られていないようなので、楽譜を探しているような記事を見かけたときは、IMSLPのことをコメントするようにしています。

2009/11/14 (Sat) 12:01 | EDIT | REPLY |   

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