*All archives*



ジュリーニ&ウィーンフィル ~ ブラームス/交響曲第4番
アラウのブラームスのピアノコンチェルトの古い録音を探しているときに見つけたのが、カルロ・マリア・ジュリーニのブラームス交響曲第4番。

ブラームスの4番で人気があるのは、カルロス・クライバーがウィーンフィルを指揮した盤。
来日公演の中継で聴いたチェリビダッケのブラームス(たぶんミュンヘンフィル)は、とにかく弦の響きが研ぎ澄まされていて美しく、ゆったりとしたテンポの重厚なブラームスだった。
クライバーのCDはバカ売れしたらしい。
チェリビダッケは生前はCDをほとんど出さなかったので、ライブ録音の海外の海賊版らしきCDしか手に入らなかった。大月楽器という老舗の輸入CD店やTOWER RECORDで探し回ったものだ。
彼の死後、CD全集が出されてブラームス、ベートーベンの交響曲集が正規盤でようやく聴けるようになった。(海賊版でも、録音状態は悪くても演奏としては十分素晴らしいものだったが)

ジュリーニのブラームスは、ウィーンフィルとロスフィルとの2種類の録音がある。
調べてみると、4番はウィーンフィル盤の方が評価は良い。
ちょうどグラモフォンが、ブラームス全集から分売盤が出ていた。カップンリングは「悲劇的序曲」というこれまた重い組み合わせ。
両方とも好きな曲だが、このCDが1000円余りで買えてしまった。
最近は音源の古い演奏を廉価版で出すことが多くなってきたせいか、名演といわれる演奏が手軽に聴けるようになっている。

ブラームス:交響曲第4番ブラームス:交響曲第4番
(2006/11/08)
ジュリーニ(カルロ・マリア)

商品詳細を見る

ジュリーニの演奏はかなり独特で万人受けはしない。が、一度はまってしまうとなかなか抜けられないくらいに素晴らしい。
テンポは極めて遅く(チェリビダッケよりもまだ遅い)、それでなくとも重厚なこの曲がさらに重々しく感じる。フレージングが明確なので、弦・管の各旋律がよく聴き取れる。
音色自体が美しく、その上よく歌っているので、最後まで飽きることなく聴き入ってしまう。
とても精緻で美的な演奏だと思う。
指揮者の意図が隅々まで浸透しているのがわかって、ジュリーニ以外の指揮者ではたぶんこういう演奏はしないし、できないだろうと思えてしまう。
ジュリーニのブラームスは、ロスフィルとの第1番と特に第2番が良いらしい。
2番は好きではないので、とにかく1番は必ず聴かないと。

tag : ジュリーニ ブラームス

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。
Secret
(非公開コメント受付中)

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログ内検索
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
タグリスト
マウスホイールでスクロールします

月別アーカイブ

MONTHLY

記事 Title List

全ての記事を表示する

リンク (☆:相互リンク)
FC2カウンター
プロフィール

yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

お知らせ
ブログ記事はリンクフリーです。ただし、無断コピー・転載はお断りいたします。/ブログ記事を引用される場合は、出典(ブログ名・記事URL)を記載していただきますようお願い致します。(事前・事後にご連絡いただく必要はありません)/スパム投稿や記事内容と関連性の薄い長文のコメント、挙動不審と思われるアクセス行為については、管理人の判断で削除・拒否いたします。/スパム対策のため一部ドメインからのコメント投稿ができません。あしからずご了承ください。