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ポリーニ&アバド指揮ウィーンフィル ~ ベートーヴェン/合唱幻想曲
あまり演奏される機会がないであろうベートーヴェンの合唱幻想曲。
CDでは、メインの曲にカップンリング曲として収録されることがほとんどなので、たまたま入っていた、なんてことが多い。

ポリーニのベートーヴェン・ピアノコンチェルト第1番のCDを探していたら、合唱幻想曲をカップリングしていた輸入盤があったので、早速取り寄せた。
協奏曲の方は、ベーム亡き後、ヨッフム指揮のウィーンフィルをバックに弾いたもの。
ベートーヴェンの初のコンチェルトなので、曲自体の雰囲気を生かして、愛らしく可愛らしく弾くピアニストをよく聴くが、ポリーニの演奏は全く違って、堂々たるもの。
彼の明るく輝く音色を生かし、第一楽章はぺダルを多用して響きを重層的にしてとても華やか。
第3楽章も、速めのテンポで、アクセントを効かしてリズム感よく、一気に弾きこんでいく。
この頃の彼の技術は非常に安定していて、打鍵は鋭くて粒立ちが良く、それでいて明るい輝きや透明感があって、まさに期待通りの演奏という感じ。
オーケストラの方も重い響きで、ポリーニのピアノによく合っているように感じる。

合唱幻想曲は若い頃のアバドの指揮。
この曲は、独奏ピアノと管弦楽付きの合唱曲であるが、合唱は最終楽章で入ってくるのみ。
合唱に入るまではピアノ独奏部分がかなり前面にでてきて、小さなピアノ協奏曲のように聴ける。
合唱が入ると、ピアノが合唱の伴奏部分を受けもったり、オケと一緒にその一部のように鳴らしたりするので、ピアノの弾き方がいろいろ変化していて、その変化を聴くのも楽しい。
特に最終楽章のメロディと合唱がとても美しくて、何度も聴きたくなる曲の一つ。
第9の第4楽章ほどの完成度はないだろうが、管弦楽+合唱という形式に加え、ピアノ独奏・伴奏まで入っているのだから、かなりユニークな曲だと思うのだけれど。

Beethoven: Piano Concerto No.1Beethoven: Piano Concerto No.1
(2001/01/15)
Vienna Philharmonic Orchestra

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tag : ポリーニ ベートーヴェン

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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
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