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小曽根真 ~ ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
ジャズピアニスト小曽根真が弾くガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」。
大植英次指揮大阪フィルハーモニー交響楽団の伴奏で、2008年にコンサートで演奏したライブ映像が、ニコニコ動画にUPされている。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3030160

このところ、マントヴァーニ&カッチェンのガーシュウィンばかり聴いていたので、やはりオーケストラ伴奏は物足りないところがあるが、それは仕方がないとして、指揮者の指揮ぶりが結構面白い。
タクトだけでなく、全身と表情を使って指揮しているので、まるで七変化をみているようだ。そのパフォーマンスでも結構見せ場を作ってくれている。
指揮者がこんなに目立ってもいいのだろうかという気がしないでもないけど、客席からは指揮者の表情が見えないからかまわないのだろう。こういうのは映像でしか見れない特典だと思う。

小曽根真は、珍しいことにタキシード(なんだろう。たぶん)を着て弾いている。
20年前に初めて聴いたときから大分経っているけど、多少太ったかもしれないが、彼は童顔なせいか昔のイメージと大きくは変わっていない気がしてくる。
彼は、ジャズピアニストだとしても、テクニックも表現力もしっかりしているので、安心して聴ける。
羽のように柔らかなタッチでトロ~ンとした響きを出すところはとても上手い。
ピアノの煌びやかな音色が華やかで、響きのコントロールも上手い。
ちょっとしたフレーズでも、ちゃんとジャズらしく弾いている。これはクラシックのピアニストにはちょっと真似できないところ。ガーシュウィンらしさが溢れているピアノ。
彼は、ジャズピアノといっても、情念のべたつきのないスマートなピアノを弾く。オーケストラをバックにして弾くと、彼のピアノがとても良く映える。

見所はピアノソロによるカデンツァ。即興で弾いているんだろうけど、ジャズクラブでライブを聴いているような気がしてくる。全く素晴らしいの一言。
高度なテクニックと表現力を持ったジャズピアニストが弾くと、クラシックのピアニストでは引き出せないものを鮮やかに音にして聴かせてくれる。
クラシックのピアニストが弾くガーシュウィンはきりっとした品の良さがあるけれど、ジャズピアニストが弾くガーシュウィンには洒落っ気があって、それぞれ違った魅力がある。両方とも聴くことができるなんて、とても贅沢なことだと思う。

ここ数年リリースされている彼のCDは好みに合わないのでほとんど聴いていないけれど、このライブ録音かスタジオ録音のガーシュウィンがリリースされたら必ず買おうと思うくらい、小曽根真の弾くガーシュウィンは素敵だった。

tag : 小曽根真 ガーシュウィン

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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
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