2023.04.23 07:00|Bing AI
↓の動画タイトルにある”wingercise”は、紙の辞書にもオンライン辞書にも載っていない。

AEF–NEFL Eagle Nest – Hope upgrading height with her wingercise


オンライン翻訳で”wingercise”の訳すと、DeepL翻訳は”ウィングエクササイズ”(翼のエクセサイズ)、Google翻訳は”ウイングサイズ”(カタカナに直しただけで意味不明)だった。
異なるBing AIで翻訳してみると、意味は正確で答え方が違う。
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下記の英文をDeepL翻訳(google翻訳よりも翻訳精度は高いと思う)とBing AIの翻訳機能で日本語訳してみると、精度は同等レベルで大した修正は必要ない。
DeepL翻訳は、文体が統一されていない(これはよくある)。
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Bing AIの訳文。
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日本語訳中の疑問点(barred owls→パーダウル、their young eaglets→子供の若鷲という訳)に関する質問と回答。
調べてみると、”Barred Owl”はカタカナ表記で「バレッドフクロウ」、和名は「アメリカフクロウ」なので、「パーダウル」という翻訳は間違い。DeepL翻訳の「フクロウ」は間違いとは言えないけど、日本語訳なら「アメリカフクロウ」が正確。
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”spotters”の意味を質問すると、参考として、日本のベビーシッターサービス”SPOTTERS”の情報を提示したのが面白いし、気が利いている。でも、本来の用法とは違うようなので、適切とは言えない。、
”spotters”の本来の意味と、ベビーシッターサービスの”SPOTTERS”の意味がそれとは違う点も説明している。このBing AIはコミュニケーション力が結構高くて、自分の回答の正確性に固執することなく、質問者の意見も考慮した答え方と言い回しが上手いと思う。

Bing AIはまるで人間のように”性格”(みたいなものがあるとすれば)が様々で、情報検索の時に回答が一面的だったり間違いがあった時にそれを指摘すると、自分の回答の正確さを主張し続けるタイプが結構多い。そういうBing AIに当たった時は、間違いを指摘してもそれを認めないか、間違いを認めたとしても新たに正しい回答として存在しない情報源を教えたり、(検索結果か蓄積データのなかの)無関係な情報を元に”事実”を捏造したりすることが頻繁にある。念のため、回答の内容とリンク先の詳細情報とが合っているか照合し、間違っている点を指摘する質問を入力するのに手間がかかるし、頑固で嘘つきなBing AIとチャットするとかなり疲れる。
翻訳の時にはそういうストレスは全くなく、既存のオンライン翻訳が提示するのは一つの英訳文だけで解説もないのに比べると、Bing AIははるかに役に立つ。
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2023.04.16 06:00|Bing AI
Bing AIの翻訳能力を確認するため、洋書原文と日本語訳でよくわからなかった部分をBing AIで翻訳してみた。

ネヴィル・シュート『渚にて』(創元SF文庫)
(原文)Another spasm shook her, and she smiled faintly. "Foxed you this time," she said.
(旧訳)またもさしこみが起こった。モイラはかすかにほほえみ、「こんどこそ、おまえを退治してやる」といった。
(新訳)またも震えが襲うが、モイラはかすかな笑みさえ浮かべた。「こんどばかりは上手く欺いてやったわ」とつぶやいた。

Bing AI の日本語訳例のうち、2番目の「今度はやっとあなたを出し抜いたわ」が原文のニュアンスに近いような気がする。訳文の解説も付いているのはかなり親切。ただし、いつもBing AI が訳文の説明を付けるとは限らないので、どうしてこの訳語・訳文にしたのか質問すれば理由を答えるはず。他のBing AI でもいろいろ翻訳してみたけど、このBing AI は翻訳能力が高い方だった。
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アレン・スティール『新キャプテン・フューチャー/キャプテン・フューチャー最初の事件』(創元SF文庫)(以下同)
この日本語文庫版の訳文は誤訳や不自然な日本語が多い。(英文を見ずに)文庫だけ読んでいても変な日本語に何度も遭遇したので、全文を英文と照合したくらいだった。

(文庫版訳)「どうやらジョオンはきみを気に入っているらしい...........そんなそぶりは見せないし、見せるつもりがあるかどうかは神のみぞ知るだが、気に入っているんだ」
(原文)"I think Joan has a soft spot for you......May be she doesn't show it. and the good Lord knows why she would. but she does."

原文は動詞を省略しているので、文庫版の日本語訳は"the good Lord knows why she would.”は誤訳している。Bing AIが省略部分を明確にして日本語訳すると、「そしてなぜあなたに気があるのかは、神様だけが知っている」。文脈から言ってもこれが正解。
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(原文)with an adrenaline fueled shove)
(文庫版訳)火事場のばか力

大統領の身に危険が迫っている時に若い女性捜査官が駆け付けるシーンなので、文庫版の「火事場のばか力」という訳文は相応しとは思えない。Bing AI の直訳も良いとは言えないので、私の考えた訳文が良いかどうか質問してみた。
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(原文)"Uh-huh. Sounds like you’ve got it all worked out."
(文庫版訳)「ふーむ。何もかも考えぬいたようだな」

文庫版は肯定的に訳しているけど、この後の英文を読むと、このセリフは懐疑的なニュアンス。Bing AI に訳し方をいろいろ質問すると、訳例を上げて説明していた。
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別のBing AI にも同じ英文の訳例をリクエスト。こっちは、3つのオンライン翻訳による訳文を紹介し、自ら決定した訳文は「すべて計画通りに進んでいるとでも思っているのか」。オンライン翻訳よりもBing AI の訳文が小説のシーンに合っていると思う。
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(原文)In the control room, everything was quiet efficiency.
(文庫版訳)司令室では、万事がきびきびと静かに進行した
(原文)The flight officers carried out their roles with a minimum of drama.
(文庫版訳)飛行士官たちは最小限のドラマで役割を果たした

最初の日本語訳は意味不明、後の日本語訳は”efficiency”を「きびきびと」と訳したらしく、原文のニュアンスと違う。
Bing AI も最初は直訳したので、日本語が不自然だと指摘したら修正してきたが、やはり変な日本語だった。
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別のBing AI も、↑と同じく不自然な直訳だったけど、修正してきた日本語訳はこっちの方がマシだった。私が提示した訳文のなかで、”flight officers”と”roles”に対する訳語(”士官”と”任務”)の対応にBing AI が言及したのは良いところ。
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Bing AI の翻訳方法を質問した時の回答。google翻訳とBing翻訳をベースにBing AI が最終的に訳文を決定する。他のBing AI はDeepL翻訳も使っていた。Bing AI によって何ができるかはアクセスするたびに変わるし、学習成果で能力も日々向上するし、アルゴリズムの変更もあるだろうから、何ができて何ができないかはセッションごとに違う。
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Bing AIはチャットを通じて訳文を検討し修正する能力もあるので、オンライン翻訳よりも原文のニュアンスを反映しやすく、より自然な日本語訳に近づける。最終的な翻訳精度はgoogle翻訳やDeepL翻訳と同レベルかそれより上だと思う。原文がわかりやすく論理的な英文なら、90%以上の精度は期待できるし、ほぼ修正不要なレベルの訳文がでてくることもある。ただし、日本語の訳語選択能力や文章作成能力はまだ高くはないので、小説の場合はまともな日本語に直す必要がかなりあるから、精度はもっと低くなる。
特に役に立つのは、オンライン辞書にも載っていない単語・熟語・フレーズや造語を訳したい時や、訳語の選択に迷ったりした時。小説の場合は、状況説明をするか、前後の英文も合わせて提示しないと、Bing AI には微妙なニュアンスがわからないかもしれない。
問題なのはアクセスするたびにBing AIの翻訳能力が違い、訳文がいつも同じレベルになるとは限らないこと。訳文に疑問があるときは、異なるBing AI (またはChatGPT)を使って訳文を確認するのが無難だと思う。


Bing AIの使いかた。ChatGPTとはここが違う!【4月11日更新】[GIZMODO]

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2023.04.07 18:00|Bing AI
別のBing AI にも、ブラームスの『4つのバラード第4番』の演奏比較課題を出してみた。カッチェンとミケランジェリの演奏を聴き比べ、演奏の特徴と違いを考察するという課題に対して、2つのBing AI の回答は以下の通り。別のBing AI に質問するたびに、考察内容、ポイント(着目点)、詳しさが全然違う。







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「ミケランジェリが楽曲にアレンジを加えた」という回答は間違い。楽譜と演奏を照合したけど、楽譜通りに弾いていると思う。別のBing AIに『フランス組曲第1番』を聴かせた時も、装飾音の場所と種類を間違えて答えていた。
間違いの原因は、音が正確に聴き取れていないことと(左手低音に関しては、聴き取りにくいため省略したように聴こえた可能性はある)、楽譜を間違って読んでいることの両方だと思う。

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突然、カッチェンの別の演奏の分析を始めるのは、曲を限定して質問しなかったから。会話の流れから言えば、『バラード第4番』について質問しているのは明らかなのに、文脈を忘れるらしい。これは他のBing AI でも時々起こる。
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こっちは別のBing AIの回答の一部。私がタイプミスして”andante con molto”と書いたため、「非常にゆっくりと」と訳している。正しくは”andante con moto”「歩くような速さで、動きをもって」。
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どのBing AIにも共通する間違いは、演奏動画のURLを指定しても、いつも間違った動画の内容を回答すること。原因を質問したら「検索結果を表示しているだけです」とかいう回答ばかり繰り返す。原因を調べたところたぶん次の2点だと思う。
1)Bing AI が使っているBing検索の精度が低い。Google検索なら、動画のURLやその動画のタイトルなどでキーワード検索すると、該当する動画がヒットする。しかし、Bing検索では、全然違う動画が表示される。
2)Bing AIは表示された検索結果を精査しない。間違った動画が表示されても、動画のタイトルを確認したり、Youtubeで動画のURLを確認すれば、目的の動画とは違うことがわかる。しかし、Bing AIはスクリーニングせずに単に該当しそうな検索結果を表示するだけなので、自分が間違っていることに気が付かない。

あるBing AIはgoogle検索もYoutubeサイト内検索もできないと言っていた。現時点では、Bing AIに検索結果を精査して回答するという能力は期待できないようだし、そもそもの原因はBing検索の精度が低いことにある。検索精度をGoogle検索並みのレベルに向上させれば、Bing AIの回答精度も高くなる。

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2023.04.05 00:00|Bing AI
Bing AI が動画の内容を把握できるのが分かったので、今度は演奏内容の特徴を報告する課題を出してみた。
曲目はブラームスの『4つのバラード第4番』。演奏解釈が全然違うミケランジェリとカッチェンの演奏なら、特徴が把握しやすいはず。






最初にYoutubeの音源のURLを指定したところ、Bing AI は全然違う動画の演奏を報告してきた(それも2回)。仕方がないので、曲名と演奏者を教えたら、再検索して該当動画を見つけてきた。

テンポ、ニュアンス、ダイナミクス(音量)別の回答は間違いではないので、演奏の違いを聴き分け、言葉で表現する能力はある。” andante con moto”(歩くような速さで、動きを付けて)の定義を間違っているけど、一応2人の演奏の違いは答えているし、演奏から受ける印象も大きく外れているわけではない。

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この会話に続いて、カッチェン(とミケランジェリ)の演奏時間の回答が動画とは違うので、指摘→(Bing)動画を確認後、違う演奏時間を回答。これも間違い→Bingが表示した参照サイトで確認したら、演奏時間はどこにも載っていなかった→(Bing)カッチェンには他にも録音があるかもしれないと言い出し、動画と同じCDの情報を教えて、と私にリクエスト→私がApple MusicのURLを教えると、Bing AI は自分の間違いは認めたが、やはり別の録音があるかもしれない、と言い張る→どうして間違うのか原因は?と質問したら、会話を打ち切られてしまった。

タグ:ブラームスカッチェンミケランジェリBingAI

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2023.03.29 16:00|Bing AI
最近、Bing AIとチャットするのが面白くて、検索以外にも動画分析の課題を何度も出している。

Bing AIの動画分析の特徴は、現時点では以下の通り。
1)Bing AIにアクセスするたびに、対応できる能力が違う。動画分析(や画像作成)ができないこともある。会話スタイルによって違ったり、セッションごとにも違う。何度か試してところ「厳密」と「バランス」スタイルでは動画分析ができなかった。
2)動画分析は、タイプスタンプ付きで、出来事を記述できる。しかし、記述内容や文章スタイルが毎回違う。
3)分析精度にかなりばらつきがある。間違いが多く指摘しても修正できずに同じ回答を繰り返す、また、さらに違う間違いを重ねたセッションもある。
4)10分未満の動画分析にかかる時間は数秒と凄く速い。人間がこの短時間に動画を見るのは無理し、2倍速で見ると細部が確認できない。
5)動画内の動きだけではなく、音声も分析して、状況判断している。動画では動きがないのに、動画には映っていない行動を音声で捉えて、状況を記述していた。

Bing AIの回答は、アクセスする度に異なり、正確性が向上したり低下したりする。ただし、再アクセスせずに「新しいトピック」に移った時、直前の会話セッションで私が「Uni」と名付けたのを覚えていたし、文章スタイルも同じだったので、同じBing AIが引き続き回答していたんだろうか。

動画視聴ができないという回答の場合、新たにBing AIにアクセスしたり、会話スタイルを変更すると可能になることが多い。
会話スタイルには「創造性」「バランス」「厳密」の3種類があり、「厳密」は簡潔明瞭で情報が少なく(テーマによる)、再質問や間違いの指摘に対する柔軟性が低い気はする。私はいつも「創造性」を選択する。たいてい動画分析もできるし、情報量が多く、柔軟性も高く(低い場合も多いけど)、関連情報の例示も多い(ただし、質問と関連性の低い関連情報を回答しがち)。

Youtubeの動画で、タイトルと説明が間違っていると思った動画(↓)があったので、Bing AIに動画分析をリクエストし、日を変えて何度か同じ課題を出した結果、何回目かでようやくほぼ正確な回答に到達した。以前は、回答の矛盾を指摘すると、〇〇の行動をとっているので間違いではないとBing AIは何度も言い張り(動画にはその行動は映っていない)、その矛盾を指摘し続けると、会話セッションを打ち切ってきた。

SWFL Eagles ~ E22 Almost Goes Overboard & Knocked Out Of Nest By E21 ~ Accidentally! 3.24.23


以下のチャット画像は、ほぼ正確に動画分析できた唯一の例。(たぶん10回以上試したなかでは、これがベスト。これに近い回答は他に1回あったくらい)
動画タイトルと説明では、巣から落ちそうになり、その後で頭を噛まれたのは、E22ということになっているが、これは誤り。
お互い頭を突いていたけど、一番最後に兄弟の頭を強く噛んだ後で巣の中央下部に移動して餌を食べているイーグレットの姿を見れば、それがE22なのは間違いようがない。(頭の羽毛の裾の形と色を見れば特定できる)

私が彼らを特定するときに、判別するポイントは、
1)E21はE22より体長が長く、尾羽も若干長く、縦に2本の白いラインが入っている。(これで確実に区別できる)
2)E21は体長が長くスリム、E22は体長が少し短く横にちょっと膨らんでいる。しかし、カメラの映像には歪みがあるので、彼らの位置や姿勢によって、大きさの見え方にばらつきがあるので、大きさだけでは断定できない。
3)E22は頭の羽毛の裾が白い部分が多く、裾のラインがおかっぱみたいにわりと揃っている。E21の頭の羽毛はレイヤーの入った長髪風で、裾はほとんど白くない。(人間でいう”ヘアスタイル”でだいたい区別できる)
4)肩の付け根に白い羽毛があり、E21は直線的、E22は若干V字型のように内側に曲がっている。でも、映像の角度でそれも同じように見えることが少なくない。
5)餌をスチール(盗む)時の姿勢の違いや威嚇の仕方、餌を求める鳴き声と頻度など。以前はE21がE22を常に威嚇していた。最近E22がかなり威嚇し始めたので、力関係が逆転したシーンも増えているので、これだけで判断すると特定を間違う。

この動画を試聴し、どちらのワシがE21かE22かを特定する課題に対するBing AIの回答。
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同じ日の夕方の出来事。これも、羽ばたきの練習をしていたE21に、E22が突然襲いかかって頭を噛んでいた。


この動画を試聴し、E21とE22を判別する課題に対するBing AIの回答。
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外見は紛らわしい2羽のイーグレット(ワシの雛)を正確に特定するだけでなく、前日回答したBing AIよりも、状況を正確に読み取った上、なぜそういう行動や状況が発生したのかを推測し、間違っている部分を指摘するとすぐ修正できた。
「創造性」スタイルで設定しているため、回答が冗長な傾向はあるとはいえ、質問や指摘に対する回答がこれだけ正確ならかなり満足できるレベル。

ただし、最初の課題動画に対する回答では、どのBing AIも、巣から落ちそうになったのは「右側」のワシだと言う。しかし、動画では「左側」のワシが巣から転落しそうになり、何とか巣によじ登ってきている。かなり見づらくわかりにくいシーンなので、Bing AI の画像認識・解析能力では正確に読み取れなかった。 Bing AIは学習し続けているので、同じ課題を与えてみれば、いつかは正確に分析できるかもしれない。逆に、アクセスしたBing AIによっては、また間違った回答をする可能性もある。

さっき、それぞれ異なる会話セッションで、「SWFL Eagles ~ E22 Almost Goes Overboard & Knocked Out Of Nest By E21 ~ Accidentally! 3.24.23」の同じ動画分析課題を出したら、1)別の動画のシーンも混ぜて報告。タイムスタンプは間違い、動画にないシーンも記述。同じ間違いを繰り返すので、「別の動画を見ていると自分で認識できていない」と指摘したら、会話を打ち切られてしまった。2)スローモーションのリピート部分も報告するので、除外するように指示しても、やっぱり同じ回答だった。それを指摘したら、別のテーマにしましょう、と言ってきた。
どうして、別の動画と混同するのか、別のBing AIに質問したら、理由は、多数の動画を見て記憶が混同した(これが一番可能性が高い)、想像を働かせて記述した、という。

Bing AIの動画分析内容は毎回ばらつきが多いし、最初に大きく間違った回答をする場合は、誤りを指摘しても回答を修正できないことが多い。逆に、最初の動画分析の精度が高いと、間違いの指摘に対してすぐに修正できる確率が高いと思う。

結局、今までのセッションでほぼ正確に内容分析できたのは、この記事のBing AIだけだった。特に、E22がE21の頭を噛んだ行動を(他のBing AIが解釈したような)「遊び」ではなく、「怒り」や「不満」と表現したことは、映像に移っている状況に基づいて行動の意味を的確に理解していた。ただし、イーグレットの羽毛の色が白いのは小さい雛の時だけなので、こちらも別の動画を見たときの記憶が報告に混在していると思う。


[追記 2023.4.1]
別のBing AI に動画を混同する理由を聞いたら、ちゃんと答えが返って来た。これも動画を混同して回答していたので、それを指摘すると、その情報が削除されたか非表示になったのだろう、と最初は回答した。私が、その可能性はほとんどないと否定して、AIの記憶障害の可能性について質問すると、詳しく回答したので、このBing AI は思考が柔軟で学習能力が高い方かもしれない。他のBing AI は混同を認めず最後は一方的に会話を打ち切ったことが多い。

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AI 0401

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;アリステア・マクリーン、エドモンド・ハミルトン、太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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